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#03 脳内で離婚をした日⑶

先月5才になったばかりの長男の乳歯 下の真ん中2本が
生え変わりのためグラグラしてきました🤓
まだまだ坊っちゃんだと思っていたのに
どんどん少年になってきてるようです。。。
成長が嬉しくもあり、寂しさも感じます。


それでは本題の脳内離婚⑶です。

前回、脳内離婚が成立しました。
今回はその続きと、和解に至るきまでです。

日曜日

朝には長男次男とも熱はなく、もだまだけ熱がありました。
相変わらず夫は元気なのに、いつまでも寝ていて
朝食の準備を手伝ってくれえる気配もなし。
早朝に解熱剤を飲んで、解熱したタイミングで
朝食を準備しました。もちろん自分と子供の分だけ。
夫は元気なんだから自分の食事くらい自分で準備すればいいんです。

もだまと子供達が食事を済ませたくらいに
やっと起きてきた夫。
夫「俺のご飯は?」なんて抜かしてきました。
本当に大概にせぇよ。なんで病人が元気な大人の食事まで
準備しなあかんねん。しばき倒すぞ。
と喉元まで出かけていましたが、
子供の前で暴言はよくないので必死に飲みこみ
もだま「は?そのくらい自分で準備しいよ」
とだけ返しておきました。

朝食後、夫「買い物に行くけど何か欲しいものある?」
と聞いてきましたが、今更遅い。
昨日行ってくれたら、脳内離婚成立を回避できたのに。
もだま「もう昨日買いに行ったから何もいらん」と言いました。
長男が買い物に一緒に行きたいとごねたので
一緒に行ってもらいました。

買い物から帰宅後、リビングで堂々と寝転がり始めた夫。
夫、図体も態度もでかいので転がってると邪魔だし
看病も何もしないからただただ目障り。
もだま「何もしないなら邪魔だから2階に行って。目障りやから。」
と夫に言い放ちました。
夫、いそいそと2階に行きました。
なぜか風邪が移っていない免疫最強長女も
形だけ一緒に2階に連れて行ってました。

ですが30分もしないうちに長女がリビングに降りてきました。
「パパ1人で寝てる〜」と告げ口する長女。笑
2階に行けと言ったのはもだまですが、
自ら連れて行った長女を放置してまた寝るとかまじで
人間性を疑いました。
この週末、家族の誰よりも寝てるのは夫なのに、
この後に及んで…。

結局、長女もリビングで一緒に過ごしました。

お昼頃、また熱が上がり始めたもだまと次男。
次男は毎度のことながら40℃オーバー。
発熱で昼食は流石に準備ができず(夫は起きてこないし)
次男ともだまはゼリー飲料で済ませました。
長男と長女はカップ麺を食べさせました。

昼食後、長男がお買い物行った時に買ってもらった
ジュースを飲みたいと言うので
飲んで良いよと言うと
冷蔵庫から出してきたのはポカリスエット。
「お熱がある次男くんとママからどうぞ〜」
と長男が飲む前に最初にコップに注いでくれる長男。
優男すぎる。。。

「体調悪い時に飲むジュースって
前にママが教えてくれたから、このジュースにしたん!
パパはそんな高いジュースいらんって言うてたけど
絶対これがいい!って言って買ってもらたん!」
と笑顔で話す長男。

我が家ではお熱で食事や水分が十分に取れない時や
胃腸炎で脱水が心配な時にしかポカリスエットは
登場しません(だって高いから…)。
一緒にお買い物に行った時も
「これは体調が悪い時に飲むジュース」
と教えていました。

それを覚えていたなんて。
そして、長男自身のことだけではなく
次男やもだまのことも考えて
パパに否定されても考えを突き通して買ってもらい
最初に次男ともだまに分け与えるなんて…
長男の優しさに泣きました。

その後もだまと子供達でリビングでお昼寝をし
16時ごろ起きました。
すると長男が「足が痒い」と言い始めました。
アトピーで痒いんかなと思い、足を見てみると蕁麻疹が。

慌てて服を全部脱がせて確認すると
体全体に蕁麻疹が広がってました。
つい数分前は綺麗だった顔も
服を脱ぐ間に蕁麻疹でぶつぶつに。。。

血の気が引きました。
すぐの蕁麻疹が出た時用のザイザルシロップを飲ませ
(元気な時もたまに軽い蕁麻疹が出るので皮膚科から頓服で処方されていました)
長男に呼吸は苦しくないか確認しながら
サチレーションモニターをつけてバイタルに異常はないか観察しました。
土曜日の朝には解熱していましたが
また発熱しているのが分かりました。

昼食がカップ麺で、その後ポカリスエットを飲んだのを最後に
何も口にせず2時間以上経過している、食べ物が原因とは考えにくい、
ならば、この一連の風邪が原因か?
と一瞬のうちに考えました。

これは夫にキレ散らかしてる場合じゃない、子供の命が第一優先。
と気持ちを切り替えて、
寝室でいまだに寝ている夫を起こしました。
小児救急電話相談に電話して
状況を説明して、呼吸が安定しているのであれば
自家用車で小児対応の救急外来にかかるように
指示されました。

すぐに車に乗り、義実家に連絡して
免疫最強元気な長女だけ預かってもらい
夜間休日救急外来へ向かいました。
金曜日にCOVID-19の検査は陰性だったのと、
蕁麻疹がひどいので抗原検査等はすっ飛ばして
すぐに診察してもらえました。

診察の結果は蕁麻疹はひどいけど
口腔内が腫れたりはしてないので
今の所窒息の心配はない。
もし夜間に呼吸がおかしいとかなったら
迷わず救急車を呼ぶように。
とのことでした。
引き続きザイザルを内服するのと
痒み止めの軟膏を処方してもらいました。

ついでに次男も診察してもらいましたが
40℃オーバーの高熱が6日間も続いているから
月曜日に改めて小児科を受診した方がいい。
とのことで解熱剤のみ処方してもらいました。

ちなみに、長男の蕁麻疹が出る直前まで
もだまも38℃程熱があったのですが、
蕁麻疹に気付いてから交感神経が一気に優位になり
頭も身体がいわば戦闘状態になっていて
着ているヒートテックとパーカーが汗で
びしょ濡れになるほどでした。
そのおかげか救急外来に到着する頃には
37℃まで解熱していました。
その後、熱がぶり返すこともなく…
自律神経ってすごい。。。

診察が終わり帰路につきました。
子供の命を守るために、夫へのブチ切れを
一時休戦していましたが、
それをいいことに夫が話しかけてくるわくるわ。
気安く話しかける前に、土日の自分の行動を見直し
反省して謝罪しろ?

でもまぁ、嫌な顔ひとつせずに車を出してくれたし
(子供のためなら当たり前だけども)
謝罪はなかったですが、
しゃあなしで許すことにしました。

でも次はないからな?
もし次回、子供も自分も体調不良になった時に
同じようなことをしたら、
脳内ではなく現実世界での離婚になりますよ?
覚えておけよ?

あと、今後、夫が体調崩しても
看病しないからね。それで文句言わんでね。

もちろん今後もだまが体調崩した時の対応によって
夫体調不良時の対応も変わるよ。
体調悪い時に優しくしてほしいなら、
相手が体調悪い時にも優しくしよな?
施してもらうことばかり望むな?
長男の優しさと思いやりを見習え?

健やかなる時も、病める時も
共に支え合うって誓ったやん?
あの誓い思い出して、協力して育児して生きていこうよ。

協力しなかったら、子育てがひと段落して待ってるのは
熟年離婚やからね?

協力した先に待っているのは2人で旅行したり
孫を可愛がってまったりほのぼのした老後だよ。

後者の方がいいでしょう。
でも苦楽の「楽」の部分しか見ないような人には
後者の幸せは待ってないよ。

これにて脳内離婚⑶おしまいです。
次回、あとがきを投稿します。

読んでくれてありがとうございます🫡



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