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2023年9月22日(金)にmoctech 1期 Demoday / mocteco 6期 Kick Offイベントを開催しました!

はじめに

今年もmoctecoの季節がやってきました。2018年にスタートした若者創業支援プログラムmoctecoは6期目となり、2023年9月22日(土)にKick Offを開催しました!

今年は2023年6月から新たにスタートしたテクノロジー特化の創業支援moctech【モクテック】のDemoDayと同時開催を行いました。

今回はその開催レポートをお届けします!

【開催概要】
日時: 2023年9月22日(金) 18:30~21:00
場所: space360(札幌市中央区南1条西6丁目20-1ジョブキタビル8階)
参加費: 学生無料、社会人3,000円
ゲスト:西元岳氏、湯村翼氏、稲石卓也氏(moctecoコーディネーター)、
and more
主催:NPO法人北海道エンブリッジ


そもそもmoctecoとは何なのか?

2018年から始まった北海道の高校生・大学生を対象にした創業支援プログラムmocteco

学生と面談した際、「起業に興味はあるが、将来の選択肢には入っていない」という話をよく聞いていました。

学生の起業に対する想いを、「やってみたい」「興味がある」から、「できるかも」に切り換え、起業も選択肢の一つとなる事を目的としたプログラムです。

日々感じているモヤモヤ(問題意識)、解決したい社会問題、実現したい夢をまずは言葉にして、行動に移し、実行できるようにサポートします。

Kick Offはmocteco生が自分の想いやプランを発表する場。この日から3ヶ月のmocteco生ライフが始まります。そして3ヶ月後のDemoDayには、Kick Offから3ヶ月間の取り組みと、その先に見据えるビジョンを発表します。

*moctecoについて、詳しくはWEBサイトをぜひご覧ください

1.開会挨拶
(NPO法人北海道エンブリッジ 代表理事 浜中 裕之)

はじめにmoctecoを企画運営するNPO法人北海道エンブリッジ代表理事 浜中より開会の挨拶を行いました。moctecoをスタートした経緯、今回新しく始まったmoctechの概要や、今後のビジョンについてお話ししました。
一部を抜粋してご紹介します。

主催 NPO法人北海道エンブリッジ代表 浜中裕之よりご挨拶

「僕自身もかつて学生起業家でした。僕らのビジョンとして、誰もが志と誇りを持って楽しみながら何かにチャレンジ できる、そういう北海道にしたいなと思っています。北海道では起業という選択肢が身近にありません。そこで、北海道で“友達の友達に起業家がいる“、そんな状態を作りたいと思います。」

「起業するには3つのステップがあります。①100円でも稼ぐ、②バイトしなくても良いかも、③起業が選択肢に入る、以上の3つです。多くの人は①の手前で起業するか否かを悩んでいますが、③まで“やってみて”はじめて起業するか迷えばよいと思います。“やってみたい”という気持ちを“できるかも“に変えていけるようにサポートするのがmoctecoです。」

「6月から新しくテクノロジー特化型の創業支援moctechをスタートしました。テクノロジー専門の学生たちから起業のヒアリングを受ける中で、moctecoから切り分けたほうが参加しやすいという意見をいただいたことがきっかけです。今後、数年間かけて、moctecoのデザイン部門など、たくさんの専門分野が増えていくと面白いことができるんじゃないかなと思っています」

2.moctech第1期コーディネーター/セッション

次に、今期6月からスタートしたテクノロジー特化の創業支援moctechのコーディネーターとして参画した、スタートアップ専門のフリーランスエンジニア西元 岳氏と、北海道情報大学の湯村翼 氏に登壇頂き、『moctecoを支えるコーディネーターのシゴト』というテーマでセッションを行いました。

コーディネーターの楽しさや、コーディネーターとして気をつけていること、moctecoとmoctechの違いなどに触れ、これから発表する学生への成長・期待・可能性についてエールを送りました。

 moctech コーディネーターセッションの様子 写真左:西元岳氏 写真右:湯村翼氏

西元氏「moctecoやmoctechのスタート当時から運営・コーディネーターメンバーとして参画しています。コーディネーターの楽しいところは、終わった後にあります。何年か経った後、学生が自分らしい生き方をしているとき、特に嬉しいと感じます。moctechでは、学生が「個人的にやってみたいけど、技術についてどこから始めたらいいか分からない」というような状況だったり、「プログラミング言語を学んだけど、その後どうしたらいいか分からない」ということに関して、コーディネーターとしてアドバイスできることがあるなと感じました」

湯村氏「大学でたくさんの価値観を学びつつ、自分とモチベーションと近いところで仲間やライバルを見つけることは、自分のモチベーションを保つ上で重要なことだと考えています。テクノロジー技術の場合、うまくいかないアンチパターンが見えやすいところがあります。自分で失敗を経験することは大事ですが、効率が悪いことに関しては軌道修正できるよう、moctechコーディネーターとして気をつけました」

3.moctech Demoday 成果発表プレゼン

mocteco生が実現したいこと、解決したい社会問題について3分間で発表しました。発表内容は十人十色!ぜひ自分の推しメンを見つけてみてくださいね!

・塙結起乃(苫小牧工業高等専門学校  1年)
「コミュニケーションの先生“から 「コミュ先」の開発」

塙結起乃さんプレゼンテーションの様子

「コミュニケーションの先生「コミュ先」 というサービスを作りました。このサービスは、 SNS でのやり取りをする際、コミュニケーションの手伝いをしてくれるサービスです。

私には部活のグループ LINE で少し嫌な思いをしたことがありました。私が何かを発信する際も、「敬語が間違っていないか」「相手が傷ついてしまわないか」と考えてしまうことがあります。

私の作ったサービス「コミュ先」では、自分が作った文章を修正し、言葉の言い換えを提案してもらえるものになります。

小さい頃からものづくりが好きで将来はロボットエンジニアになるために苫小牧高専に入学しました。私の父も起業していたため、私自身も起業に興味を持つようになりました。moctechへは、将来ロボットを作るなら、外側の部分だけではなく中身のプログラムの方も大切であるため、その経験を積むために参加しました。

moctechの最初の1ヶ月は、自分の作りたいものをどう実現したらいいか分からず、プログラミングの勉強から始まりました。期間の途中でアプリ開発から、LINE機能にchatGPTを組み込む方針へ変更しました。学校の部活動や課題との両立が大変でしたが、学校の先生の協力もあり、LINEへの統合に成功することができました。

今後の展望としては、LINE版を完成させ、アプリ版も作りたいと考えています。このサービスで、不快な思いにさせてしまうメッセージを減らせるきっかけになればいいなと思っています。」

・佐々木千愉(苫小牧工業高等専門学校  1年)
「匿名イラストサイト『しゃけちゃー』」

佐々木千愉さん プレゼンテーションの様子

「匿名イラストサイト『しゃけちゃー』は、自分で書いて楽しむ人たちの視点に立って考えたサービスになります。しゃけちゃーの由来は、鮭の放流をイラストの投稿、鮭を釣ることをイラストとの出会いとし、耳馴染みがいいようにpictureと掛け合わせて『しゃけちゃー』としています。

このサービスは、多くの人に全員のイラストをたくさん見て欲しいという思いから、平等な表示回数を組み込んだプログラムになっています。匿名投稿の一番のメリットは安全性だと思っています。 「誰が投稿しているかわからない=イラストそのものを見てくれる」という、イラスト自体との出会いを大切にしてほしいという思いを満たしているところが魅力です。

私の趣味はお絵描きで、中学校では美術部に所属していました。部活内で自分の絵を見せあったり、個人の中で楽しんでいる中で、いろんな人に見てもらいたいという思いが芽生え、SNSへの投稿を試みました。しかし、既に出来上がっている環境の中に自分が飛び込むことはハードルが高く、楽しんで活動をすることができませんでした。

近年、小・中学生女子のなりたい職業ランキング2位に漫画家・イラストレーターが挙げられており、学生へのイラストへの関心が高まっている事実があります。
母数が増えれば、同じような思いで困っている学生が増えると予想されます。「たくさんの学生にもっと創作活動を楽しんでほしい」そんな思いからプロダクトを作っています。

私はもともと起業に興味があったため、今回moctechに参加することが起業に繋がると思いました。プロダクトサービスを作る過程で、計画を立てる力や決断力の重要性を再認識し、プログラミング学習の楽しさを経験することができました。プログラムの他、サービスの構想や細分化などを行い、初めての体験をたくさんすることが出来ました。

今後は、誹謗中傷対策や著作権の問題など課題点をどう解決していくか、考えることはたくさんあります。期間内でサービスを完成させることはできませんでしたが、友達の中から「使いたい」というニーズがあることも分かったため、必要とされているということを糧にこれからも進んでいきたいです。

しゃけちゃー実用化に向け、プログラミングのアドバイスを聞かせてもらえると嬉しいです。」

・秋野尚輝(千歳科学技術大学)
「Webデザイン クライアントのPOPな魅力を引き出し、ユーザーの心に感動を!」

秋野尚輝さん プレゼンテーションの様子

「将来、フリーランスでwebデザインをやってみたいと考えていました。ユーザーが自分のデザインを見て使うことで、ユーザーの心を動かし、クライアントの助力になれるようなwebデザイナーを目指しています。moctechへは、その前哨戦のような感覚で参加しました。

期間中、はじめにweb開発の勉強として自分のホームページを作るところから取り組みました。反省点も多く、自分の技術力を客観視するいい成果となりました。その後、引き続きweb開発の勉強を続けながら、クライアントを見つけることができました。クライアントさんとコミュニケーションを図り、客層やメインカラーなど、クライアントに寄り添ったデザインを作成することができ、クライアントさんの2店舗目のwebデザインについてもお話を頂いています。

moctechで出会った起業家の方のお話や、他のmoctechメンバーの活動を見て、スタートラインに立つという、初歩的なことがいかに重要だったんだなということを学びました。事業を起こすような経験がある人が身近にいないため、普段あまりこういう話を聞くことはありませんでした。

今後の展望としては、同じmoctech生の布川さんから話をもらっており、市立大の学生との活動を考えています。web開発に必要な技術の勉強は引き続き取り組み、長期インターンやココナラでのサービスで経験や実力をつけたいと思っています。また、大学で勉強しているVR技術やUnityなどの経験も活かし、最終的にフリーランスになれるように活動していきたいと思っています。」

・布川舞桜(北海道教育大学札幌校)
「Tasuki-外見に悩む学生と美容学生のマッチングサービス-」

布川舞桜さん プレゼンテーションの様子

「私のサービスは、外見に悩む学生と、経験を積みたい美容専門学生のマッチングサービス「Tasuki」です。具体的には、チャットやビデオ通話やイベントを行っています。8月には資生堂さんと東京大学と共同で東京でイベントを開催しました。

moctechへは、このサービスをオンライン化するために参加しました。moctech期間中、実際にメイクしてみたいというニーズを叶えるため、ARのメイクアップアプリの作成を行いました。

オンライン化を考えた背景としては、北海道猿払村においてオンラインで学習ボランティアをしている時、「Tasukiを使ってみたいけど、猿払にはコスメ売り場もないし美容学生もいない。」と言われたことがきっかけです。「このサービスをこの子たちに届けなければ意味がない」と強く感じました。
また、困っているのは地方の学生だけではなく、東京の大学生の中でも、キラキラしているメイク売り場が苦手で心理的にいけない人たちがいることが分かったからです。

日本では今、差別を受けた経験の第1位が見た目についてであり、中高生の4人に1人が外見に悩んでいます。そんな中高生が日本には悲しいことですが150万人いる計算になります。見た目への差別に悩み、実際に不登校になったりしている子がいるというのが日本の現状です。

今後、mocteco6期生として参加させていただき、起業を選択肢に入れられるように取り組んでいきます。また、moctechを通して紹介していただいた、北海道ITクリエータ発掘・育成事業の新雪プログラム(※)に採択していただいたので、そちらで AR フィルターの制作を続けていき、 自分のtasukiというアプリ上で全て完結できるようにしたいと思っています」

※北海道ITクリエータ発掘・育成事業(新雪プログラム)https://shinsetsu.hokkaido.jp/koubo/2023

・中山美和(北海道大学)
「SpoMint スポーツを観んと!資産をmint!ライブスポーツベッティングで応援と挑戦を資産に。」

中山美和さん プレゼンテーションの様子

「私は大学に入学してまもなく倒れてしまい、3年間闘病生活を送りました。奇跡的に柔道に復帰することができたとき、スポーツの土俵に立つことができる尊さって素晴らしいと感じました。私はスポーツに関わる全ての人の努力が最大化され 適切に還元される世界を作りたいと考えています。

昨年はmocteco5期生として参加し、今は株式会社SpoMintという会社を経営しています。グッズ・チケットの企画販売、東京新宿区と沖縄県那覇市でコンディショニング特化型のジムを2店舗経営、スポーツ選手のスポンサー支援の営業代行、一般社団法人のウェブマーケティング を支援しています。

これらの事業は一定の効果を得ることができましたが、スポーツを応援する側やマイナースポーツに関わる人まで努力が還元される仕組みが作れていません。
スポーツ業界はプロやメジャー、アマチュアなど、どこにおいても資金が潤沢ではなく、選手やサポーター、トレーナーにインセンティブが発生していない状況です。

私が考えていることはマイナースポーツ特化型の国内合法ライブスポーツベッティングです。例えば、スポーツの試合を実際にライブで見ながら、次の瞬間にキックを外すかどうか、その瞬間瞬間を楽しみにするものです。
今、スポーツベッティングはG7の中で日本以外の全ての国で解禁されています。日本でも2030年には合法化し、スポーツベッティングでの税収化を目指しています。実際、日本の150万人が年間6兆円も海外のスポーツベッティングサイトを利用している状況です。

現在の進捗としては海外法人CEOへのオファー、スタートアップのCMO、メガベンチャー2社からのオファーや複数のプロリーグとの権利のお話、VCエンジェル投資6社ほどの話を進めています。」

4.moctech推しメン交流会

成果発表会の後は、moctecoでも恒例の推しメン交流会を行いました。参加者とmoctechメンバーが各テーブルに分かれ、個別に質問をする時間になります。「こんな可能性がありそうだね!」とディスカッションを行いました。

moctech推しメン交流会の様子。参加者たちも熱が入ります。
参加者へ直接自分のプロダクトを説明できる貴重な機会。

5.mocteco第6期コーディネーター/セッション

休憩を挟み、イベント第二部であるmocteco 第6期のKickOffがスタート。

今期からmoctecoコーディネーターとして参画いただいた、株式会社植松電機 稲石卓也氏をお迎えし、セッションを行いました。

moctecoコーディネーター 株式会社植松電気 稲石卓也氏によるセッションの様子

稲石氏「未来を語り、人が前向きにチャレンジしている姿が大好きです。
コーディネーターとして学生をサポートし、2週間が経ちました。学生が取り組むジャンルについてまだ知らないことがたくさんありますが、コーディネーターとして、それを学生と一緒に知っていくことに楽しさを感じています。

植松電気を知っている方はご存じの方もいるかと思いますが、「思うは招く」はあるんだと思っています。言葉にすると、「これできるよ!」という人たちが一気に集まってくると思います。前向きにチャレンジする学生と一緒になって取り組めることが楽しみです。」

6.mocteco 第6期 Kick Off決意発表プレゼン

次に、メインイベントの一つでもあるmocteco 第6期生のKick Off、決意発表を行いました。今期はこの5名のメンバーで、3ヶ月間自分の事業ややりたいことに向けてプロジェクトを進めていきます。

・髙橋宏友(北海道文教大付属高校)
「規格外野菜の廃棄問題-フードロスの解決-」

髙橋宏友さん プレゼンテーションの様子

「私がmoctecoで取り組みたいことは 規格外野菜の廃棄問題の解決です 。
私は高校で、主に食品学・栄養学・衛生学などについて学んでいます。もともと調理や製菓などに興味があったため、高校から調理や食品学を学べる学校がある恵庭市へ一人でやってきましたが、「他の人とは違った進路を歩みたい」という思いもありました。

高校で食品について学んでいる時、規格外野菜という問題を知りました。私はそれまで規格外野菜という存在は少し知っていましたが、日本の規格外野菜の廃棄状況など、深くまでは知っていませんでした。

規格外野菜とは、見た目が悪かったり傷によって市場では販売できない野菜のことを言います。 味や栄養価 に差がないものがほとんどだとされています。現在、日本では農作物生産量の約30〜40%ほどに当たる年間約500万トンもの野菜が規格外とされ廃棄されています。 その中でも一部カット野菜やジュースとして流通することもありますが、その多くは 廃棄処分されてしまうのが現状です。

そんな規格外野菜の廃棄量を少しでも減らす取り組みとして、私は規格外野菜を農家さんから直接仕入れ加工し商品化を目指します。元々値段のつかない野菜を野菜に付加価値をつけ、消費者に届けられるのではないかと考えています。

最終的には農家さんにも消費者にも、そして環境にも良い事業を作れたらいいなと思っています。
これから3カ月間、がんばっていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!」

・柳沢将(小樽商科大学)
「子育てフレンドリーな社会からニッポンを元気にしたい」

柳沢将さん プレゼンテーションの様子

「就活に苦戦する中、札幌で活動的な学生に出会い、「自分も何かしたい。自分に何ができるだろう」と考えました。今は起業に関心をもち、札幌を拠点に、自分のバックグラウンドと重なる分野であるママさん支援を行なっています。

今考えている事業は、お子さんの撮影代行サービスです。忙しいママさんたちの代わりに、自分の足を使って写真をとってくるサービスとなっています。相場価格ではカメラマンにお願いすると1万円ぐらいするため、価格を控えめに設定し、利便性を考えたいと思っています。

このサービスでは、子育て世帯の時間的な貧困と経済的な貧困を解決したいと考えています。
自分の背景として、母親が帰ってくるのが遅く、いつも寂しいと考えていました。子供の自己肯定感を下げることにもつながるので、このサービスで時間的な貧困を解決したいと思っています。特にママさんは家庭内で自分1人が犠牲になり、抱え込み、キャパの範囲内で解決しようとしてしまい、外に頼れないという問題は一番深刻だと考えています。

子ども・大人、そして札幌市内の学生が接点を持って、関係性が続くコミュニティを作り、「地域で育てる文化」「子育てフレンドリーな社会」を実現したいと考えています。」

・安藤あかり(北海道大学)
「森とともにある、をつくる」

安藤あかりさん プレゼンテーションの様子

「休学期間中、日本のたくさんの地域の森を巡ったり、猟師に弟子入りしたり、フィリピンで山岳民族の人たちと暮らしていました。猟師さんや農家さんの森の見方に引き込まれ、また会いたい人がたくさんできました。それぐらい森が大好きです。

私がやりたい「森とともにある、つくる」とは、好きな森があって、そこにまた会いたくなる人がいて、そんな人が親友みたいにいる。それが私の幸せなので、それを日常にしたいと思っています。

実際に、先日長野で2泊3日のイベントを開きました。参加者の人に、「住み慣れた」「地域に愛着がわいた」「五感を使って感動した」と感想をもらうことができましたが、今回のような1回限りのイベントは非日常であるので、 私はそれを日常にしたいと思っています。どこに住んでいても、いつでも好きな森や人が身近にいるかもしれない、というところをぜひ知ってもらいたいし、それがいつでも感じられるような状態を作りたいと思い、このmoctecoに参加しました。

具体的に何をするかは悩んでいるところですが、森といつでも繋がれる入り口を作りたいと思っています。遠くに住んでる親友とは中々会えないですが、たまに電話したり、物が送られてきたり、今はオンラインでも繋がることができます。そんな心の拠り所として、森もそんな選択肢の中に入るようになったらいいなと考えています。」

・布川舞桜(北海道教育大学札幌校)
「外見に悩む学生と美容学生のマッチングサービス-Tasuki-」※moctechから継続

布川舞桜さん プレゼンテーションの様子

「mocteoの3ヶ月では、まず、ビデオ通話のマッチング相談に絞ってチームで分析をしていきたいと思ってます 。現在のサービス満足度平均4.7を保持しつつ、サービスを受けた人のその後の行動がどう変わったかというところまで目を向けたいと思っています。

また、龍谷高校での探究学習の時間に入れて頂き、実証実験をやることが決まっています。世界の様々なメイクや、「ドラァグクイーン」に代表されるような奇抜なメイクや多様な文化に触れ、視野を広げることを教育の文脈で入れていき、学生の外見への捉え直しに繋げたいと思っています。

最後に、moctechで取り組んだARアプリを作りあげたいと思っています。moctech同期2人がしていたようなペーパーモックを作りこみ、プログラムの勉強をしながら、アプリを使って改善してを繰り返すを続けたいと思っています。 

この「外見に悩む学生と美容学生のマッチングサービス-Tasuki-」では、小さな町で暮らす子供たちから、東大や早稲田に通う、一見すると華やかな学生たちなど、たくさんの学生に試してもらい、仮説検証を行ってきました。

それぞれ全く違う検証になると思っていましたが、実際にみんなが言うのは「誰にも相談できなかったから嬉しい」ということでした。だから私は、このサービスは全世界に必要だと確信しています。

最初のスモールステップは私が起業が選択肢に入ることを思いますが、最終的にはとりこぼさずに外見に悩んでいる子全員にこのサービスを届けきり、「明日ちょっと学校行くの楽しみだわ」と思ってもらえる、そのときめきを一瞬でも多く作るためにやっていきたいと思っています。」

・村井誠剛(北海道大学農学院)
「農家さんが仕事を誇りに持ち、消費者が農業をより身近に感じる世界を創る」

村井誠剛さん プレゼンテーションの様子

「岐阜県の農家の祖父の元で生まれ、農学を志し、弘前大学の農学生命科学部に入学しました。コロナ前、祖父が離農したことがきっかけで自分の生活が困窮する時期がありましたが、弘前のりんご農家さんに食住を提供してもらい助けてもらうことで、一人前に生活できるようになりました。
しかし、その弘前の農家さんも離農してしまい、お世話になった人たちを救えなかったことが心残りでした。「今、自分にできることはないか」と考えて、ボランティアという形でチェンブルの活動を開始しました。今は他に合同会社NTMの役員もしています。

北海道大学に入学後、Last Wendnesdayに参加し、「とにかく何か始めてみろ」というフィードバックを受け、リンゴジュースを売り始めました。5000本くらい販売して、今年は1000本くらいシンガポールなど東南アジアへの販売も行っています。

主に農家・酪農家向けのトータルソリューションを提供する事業を行なっています。ECサイトの開発運用や、商品の国内外への展開支援、商社と提携して飼料・肥料の原価削減支援を行なっています。

moctecoの3ヶ月間を通して、3年間の経営ロードマップの設計と、将来的な事業軸と具体的なビジョンを明確化させたいと考えています。」

7.mocteco推しメン交流会

決意発表プレゼンの後は、推しメン交流会です。moctechメンバーも一緒に参加者とディスカッションを行いました。

参加者へ直接プレゼンテーションを行うことができる
自分のやりたいことを応援してもらえる貴重な機会
どのブースも話が盛り上がっていました!

―最後にー

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

最後までご覧いただき、ありがとうございます!読者の皆様はmoctecoになんらかのカタチでかかわりがある方だと思うのですが、今年のmocteco生はいかがだったでしょうか?

今年も面白いプレゼンテーションばかりだったと思います。これからの3ヶ月間でどこまで進化を遂げるのか楽しみです!

10月13日(金)~14日(土)にかけて、mocteco 6期 Day 1st合宿を行いました。合宿のゲスト紹介、様子なども配信しますので定期的に覗きに来てみてくださいね!

【 moctecoを応援してくださるコミュニティメンバーを募集しています 】
応援団型ファンクラブ(コミュニティ)を立ち上げました。現在「CAMPFIREコミュニティ」にてメンバーを募集しています。
コミュニティメンバーになると、moctecoのイベントにお得に参加できる、メンバー限定Facebookでの情報発信、mocteco生・OBOGの商品(こちらは3か月以上継続、¥3000/月コース以上の方)などの特典をご用意しています。起業経験者や若者のチャレンジを応援したい!という方の存在は、mocteco生にとって大いに励みになるはずです。皆様のご参加を心よりお待ちしております!
▼ 詳しくはCAMPFIREコミュニティのページをご覧ください。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/430411


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