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アトピー周辺知識15: 抗生物質への早期暴露とアトピー性皮膚炎リスクとの関連性(スウェーデン)・医療保険制度


1999年の各国でのアトピー患者の割合

 スウェーデンはイギリスや日本と並びアトピー患者の多い国だと言える(一方で単純に先進国に多い疾患というにはばらつきが多く見られるが、上記3カ国には公的医療が税方式や税方式と国民皆保険にて賄われるという、何故か患者や治療法ではなく医療制度上の共通点がある)。そのスウェーデンでのアトピー性皮膚炎についての研究が紹介されている。

 抗生物質への早期暴露とアトピー性皮膚炎リスクとの関連性

 近年スウェーデンでは抗菌薬適正使用のための組織的取り組みが、主として薬剤耐性菌への対処を目的としてその使用量を削減すべく進められている。またその中で本来有り得ない「抗菌薬の予防的処方」を控える事が重要視されている(当然ながら抗菌薬は細菌感染症に使用し、ウィルス疾患には使用しないものである、が…)。


 下表も参考に(平成22年度のものなので幾つか変更もあり)。

諸外国の医療保険制度の比較


 「アトピー性皮膚炎=税方式皮膚炎」、とも言えるかも知れない…? アトピーだけに何とも奇妙な事実ではある。

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