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仕事の「報酬」は積極的に聞いてOK!全く失礼なんかじゃございません!

こんにちは、フリーライターの比嘉桃子です。

フリーランスになった当初、最も苦労したのが「値付け」です。
いったい自分はいくらの価値を提供できるのか。
自分の仕事に値をつけるのはすごく大変な作業でした。

やっとのことで自分の中でなんとなく設けられた基準。
さてこの基準で仕事増やしてくぞ〜〜〜!なんて思っていたら、次の壁にぶち当たるわけです。

それが、「向こうから報酬の話をしてくれない問題」。

ありがたいことに継続の依頼を受けることが多いのですが、その継続が厄介な時がありまして。
だんだんいろんな仕事を任せていただけるようになると、「これもよろしく!」と軽いパスを受けることもあるのですが、その際に報酬を提示されないことが多いんです。

報酬だけで仕事を受けるか決めているわけではありません。
これからのキャリアに必要か、自分がどの程度役立てるかなど、総合的な判断をしてはいるのですが、「報酬」も判断基準の大切な一部。
だって、せっかく自分の仕事に対しての値付けをしたのだから。
1万文字の記事を書くのに、「500円です」なんて言われたらさすがにやる気を無くしてしまいます。

とはいえ、こちらから報酬の話するのってすごく勇気が入りますよね。
「お金で決めるガメつい奴だと思われるかも」「報酬で断ったら次の仕事が来ないかも」なんて思ってしまう人は少なくないはず。
私も同じことを考えて、なかなか報酬の話をできずにいた時期がありました。

でも、ある日ふと思ったんです。
報酬の話もできないようなライター、クライアントも嫌だろうなって。

考えてみたら、報酬も聞かずに仕事を受けるなんて「私は何円の仕事でも受けますよ」ってことですよね。
都合のいいライターが欲しいクライアントからしたら万々歳でしょう。
でも、きちんとプロ意識のあるライターと仕事をしたいクライアントなら?
自分のスキルを安請け合いするようなライターのことを信頼できないと思うんです。

都合のいいライターになりたいのであればそれでもいい。
でもそうでないのであれば、報酬は積極的に聞いていくべきだと思います。
それが、プロの当たり前だから。
自分で仕事の良し悪しを判断できるライターでありたいから。

なんだかイケてる風な書き方をしてしまったけれど、要は報酬のこと話すのは恥ずかしいことじゃないよってことを言いたいわけで。
自分のスキルで食べていくプロなら、当たり前のこと。
クライアントにとっても当たり前のことであって、何も遠慮する必要はないんです。

現に私から報酬の話を出して、クライアントに嫌がられたことは一度もありません。
提示してもらった報酬に対して、「〇〇円なら受けられるのですがどうでしょう…」と交渉することもありますが、お金の話をしたからと言って険悪になるなんてことはありませんでした。

それが仕事であり、当たり前のこと。
そう思えると、すごく楽になると思います。

報酬の話になんとなく遠慮してしまっている人は、ぜひその殻を一度思い切り破ってみてください。
プロの世界に一歩踏み出せるはずです。

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