ライターに応募する時、応募文ちゃんとかけてますか?【クラウドソーシング】
私自身、ライターとしてクラウドソーシングサービスを利用し、お仕事をいただくことは少なくありません。
システム手数料がもったいない…と思うこともありますが、なんだかんだ新しい出会いが多いのはクラウドソーシングだったりするんですよね。
そこから長いおつきあいになったクライアントさんもいるので、侮れないわけです。
そんなクラウドソーシングですが、メディア側としてライターさん探しに利用することもあります。
ありがたいことにいつも多くの方から応募をいただくのですが、一つ物申したい。
応募文章が適当すぎる!!!!!!!!!!
もちろんすごく丁寧に書いてくださるライターさんもいます。
そういう方は即選考対象へ。
逆に応募文章に少しでも疑問を感じれば、その方に採用連絡をすることはありません。
と、いうことはですよ。
しっかりとした応募文が書ければ、ある程度採用の確率を上げられるわけです。
どんなに良い仕事をしていても、それが伝わらなければ意味がありません。
そこで、クラウドソーシングで案件に応募する際に気をつけたい、応募文のポイントをまとめてみました。
大前提:応募文章はテストライティングのようなものである
ポイントをお話しする前に、まず大前提をお話ししたい。
クラウドソーシングにおいて、応募文章はテストライティングだと思っていただきたい。
なぜなら、クライアントが初めて目にするあなたの文章だからです。
応募文章だけで、印象を良くも悪くもできる。
とてもとても重要な審査ポイントです。
このことを頭に入れて、以下ポイントをチェックしてみてください。
応募文のポイント①日本語を正しく使う
ものすごく当たり前のことを言っているように感じることでしょう。
しかし、これが本当にできてない。
半数近くの方が、応募文の日本語でミスをしています。
例えば「〜たり」の使い方。
「〜たり」という表現は文章中に1度のみで使うことはできない、というのはライター界では有名なルールでしょう。
記事を書くときには気をつけています、というライターさんもいることでしょうが、応募文はテストライティング。
日本語のミスは不採用につながる直接的要因です。
実際に私はライターさんを選定する際、応募文に日本語のミスがあると高確率で不採用通知を送っています。
応募文のポイント②文章のリズムを整える
文章は字面。目で見るもの。
しかし、「リズム」というものが存在します。
たとえば、以下2つの文章を見比べてみてください。
2つの文章の違いは、読点の位置のみ。
それだけなのに、最初の文章はなんだか読みづらく感じませんか?
人は文章を読む際、無意識のうちに頭の中で音読をしています。
そのときに息継ぎの頼りになるのが「読点」。
読点の位置がおかしいと、変なところで息継ぎをすることになり、文章をうまく理解できないのです。
読点の他にも、語呂が悪い文章、ひらがなと漢字のバランスが悪い文章などはリズムを崩しがち。
自分で書いた応募文に関しては、一度音読をしてみましょう。
なんだか読みづらい部分があるならば、文章のリズムを整えてからの提出を強くおすすめします。
応募文のポイント③求められているものをすべて提示する
募集を見た際、以下のような文章を見かけたことはありませんでしょうか。
私も募集をかけるときは定型文のようにこの2文を加えています。
しかし、応募文を見るとこれらが回答されていないことが多いんです。
もったいない〜〜〜!
ここに提示されているのはクライアントが求めている最低条件。
最低条件を満たしていないのに、欲していない情報をだらだら書いていても仕方がありません。
募集文の読み込みは基礎の基礎。
何が求められているのかを把握して、求められたものを確実に提示できるようにするだけで土俵に上がれます。
ここはぜひ気をつけてみてください。
応募文のポイント④採用のメリットを提示する
応募文章の中に、企業がそのライターを採用するメリットが全く提示されていないことってすごく多いんです。
特に応募文を定型化しているライターさんに多いのかなという印象。
たとえば、「顔出しできるフードライター」の募集があったとしましょう。
この募集に対して、何が求められていると思われますか?
・フード系記事の経験
・顔出しOKかどうか
・フードの撮影技術
・グルメ系の知識
など、パッと思いつくのはこの辺りでしょうか。
もしフード系記事を担当した経験があるのであれば強みになる可能性が高いですし、美味しそうな写真を撮れるならそれも大きなメリットになるでしょう。
しかし、実際はこうしたことが提示されていることって少なくて。
「美容系の記事ならお任せください」「月に1000記事書きます」という的外れなアピールが並んでいるわけです。
それがいくらすごい経歴だったとしても、今求めているライター枠にハマらなければ、そのアピールが刺さることはありません。
以前美容ライターを募集した際、「私はマッチングアプリで100人斬りを達成しました」という旨の長文を受け取ったことがあります。
知らんがなオブザイヤーやん。
それが弊社媒体に活かせるという根拠が書かれているならまだ許そう。
最後まで読んだけれど、アピールポイントは100人斬りのみでした。およよ。
まあまんまと最後まで読んじゃったわけだけどね。
採用には直結しないので、みなさまお気をつけを。
まずは基本をクリアする
当たり前って思ってることって、意外とできていないことが多いんです。
当たり前を、当たり前に。
まずは基本をしっかりとなぞって、それから自分なりのアプローチ方法や型を探していくのがいいんじゃないかなと思います。
みなさんがいいお仕事に恵まれますように。
そのためにはいろんな仕事に挑戦することが大切なので、ぜひ挑戦の機会を基本の応募文で勝ち取ってください。
少しでも参考になったら嬉しいです。
比嘉桃子でした〜。バイ!
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