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空から落ちてきた

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ラジオのつまみをいじっていたら、心惹かれる曲が流れてきたり、手紙入りの瓶が流れてきて、直接語りかけてきたり、そんな瞬間がほしくて。 散文、ときに韻文。胸いっぱいのさびしさをあな…
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#冬

存在を薄めることで

存在を薄めることで

存在を薄めることで、誰の邪魔にもならないように好きに生きたいと考えたりしても、結局どこにもいけない自分を選択していることは変わりなくて。

息が苦しい。

お決まりのさみしさがある。魂がおひとりだからやむを得ないね。そんなことを考え、アンドロギュノスを夢想しながら歩いている。

世界に何も刻みつけられないまま終わるのは、嫌だ。

ガスの膜のような睡魔に触れられて、何か新しい扉を開くわけでなく、ひた

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絡め取ることが

絡め取ることが

絡め取ることができるの? 指先を動かす魔法覚えているの? 白い背景の中、細い首筋を風に晒して、あなたはいつまで立ち続けることができるのだろうか。あの日見た光の形が、目の奥に蘇っては消えていく。

幻ならば痛みすら感じなくてもよかったのに。

記憶の輪郭を辿る森の中。雨が穿つ柔らかい地面をあなたはゆっくりと踏みしめて、選ばれた者だけが加わることが許される魔術の夜に誘われていく。

誰も、いなかったの

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