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イギリスの学校ー恐怖の調理実習ー
13歳の息子、ルイージ(日本の名前の音から友達にはそう呼ばれてる)。
イギリスで公立校に通う。Year9。
日本では中学1年生。
イギリスというのは、うわさ通り、あんまり料理の得意な国ではない。
それでも、10年前に比べるとだいぶ良くなったような。
期待が下がってるのか、
それとも前よりロンドン寄りに住んでるからかも。
ルイージの学校では調理実習がある。
正直、日本人からすると、イギリス人に料理を習うなんて、必要ないよ!
と思っちゃう。
さらに、日本の学校と違うのが、
班で作るのではなく、個人個人で作る
それでも、レシピは「一人分」というわけではないので、大量にできる
それを、学校では試食一切せず持ち帰る
こと。
しかも、日本のようにベーシックな食べ物がないのか、
作るものが、
ピザ、ロールケーキ、スコッチエッグ、フィッシュケイク
などなど、なんだかヘビー。
さらに、実習予定を一気に出してくれないから、
授業日の2−3日前に買い出しに行かないといけない。
基本的に今は買い物はデリバリーだし、
わざわざ、そのために行かないとならないのがとても面倒。
しかも、作るものがたいそうなものだから、
近所の小さいスーパーでは手に入らないものもあったり。
さらにさらに、
日本人よりも大雑把なイギリス人。
実習後は自分たちで片付けをするのだけれど、
きれいに洗えているのか信頼できない。
ルイージさえも、まあまあ嫌がってる。
先週の実習。
SAVOURY PLAITSという大きなパイを焼いてきて、
試食にルイージと少し食べたけど、
アッパンもとっとも食べないし、
大半を捨てることに。
もう、ストレスが半端ない。
しかも、やらせるだけやらせて、持ち帰らせるけれど、
焼き上がってから待つ時間なんて考慮されてないから、
熱々のままフタして持って帰ってくる。
当然、だいぶしんなりしちゃって、
「ていうか、そういう所!」
って思っちゃう。
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そして、今週は、恐怖の「フレンチフルーツタルト」。
怖い、怖すぎる。
休ませようかと思ったくらい。
カスタードクリームも作る気らしい。
だけど、家族会議の結果、
レシピの量を勝手に半分にしてみようということになった。
全然食育になってない調理実習。
ストレスがハンパない。早く終わってほしーい。
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