四十肩とぎっくり首

先日のとある夜、突然首が痛くなった。
じわじわと首周りに攣るような感覚が走り、やがて上下左右どうにも動かせなくなってしまった。

少し落ち着くと、特に痛いのが右側の頸部分だとわかった。
そばに居た妹に「ここが痛い」と手で押さえ訴えていたのだが、そのうち右腕も痛いことに気がついた。
右腕というか、特に右肩、だろうか。
その肩からの痛みがひびいて、手先もあまり動かせない。

時刻はちょうど夕食どき。
食事は下を向かないととりづらい。
しかも利き手である右手が痛い。
その時のメニューはチャーハンとスープと、幸い簡単に食べられるものであった。
左手で器を視界に入る位置まで持ち上げてくればいい。
が、しかし。
もうひとつ問題があったのだ。

四十肩である。

そう。
私の左肩は四十肩を患っているのだ。
まだ一年と経っていない、言うなればなりたてほやほやである。

何もしていなくても、腕がちぎれるんじゃなかろうかという激痛が走るのだ。
それゆえに、これは本当に四十肩なのか?もっと違う病気なのではなかろうか?と疑いの日々を過ごしている。

そんな四十肩という激痛を抱えている左腕を、長時間同じ高さで固定するのは正直きつい。
チャーハンという炒めただけのライスが盛られているだけの皿とはいえ、重い。
なにせ妹の作るチャーハンの量は半端なく多いのだ。
翌日の朝の分も、ということらしいが、なら最初から取り分けて欲しい。
重い。目でお腹いっぱいになってしまう。
本人に直接は言わないが。

食事をとり終わった妹が、色々と痛い部分を叩いたり揉んだり、タオルで温めたりとしてくれたのだが、ぎっくり首の可能性としてやってはいけないことということをスマホで調べてみたらそれらは全て逆効果でやってはいけないこととしてノミネートされていた。

笑って、なかったことにされた。

結局その日は首の激痛、突如として起きた原因不明のショック、左右の腕の痛み、チャーハンの量の多さによる目でのお腹いっぱい加減により、食事もそこそこに、湿布を貼ってもらい寝てしまおうとした。

そんなおり、LINEでやりとりしていた友人が心配してくれたのか我が家に突撃してきた。
経口飲料水、スポドリやお菓子などを持って来てくれたのだ。
彼女には本当にお世話になりっぱなしだ。
仕事が終わったのが21時。
そこからわざわざ通り道とはいえ寄ってくれたのだ。
なにをお返ししたらいいのだろうか。


さて。翌日。
就労支援へ行く予定だったのだが、首は動かない、両手も自由に動かない。
こんななか施設へ行っても何もできない。

とりあえず施設には、午前中整形外科に行くことを伝え、様子を見ることにした。

そして診断結果。
ぎっくり首とのこと。
普段からの姿勢の悪さが主な原因なんだそうだ。
ストレートネック、ではないらしい。
激しい猫背が原因なのだとか。これを治すには普段から姿勢を意識してください、とのことだった。

最初の診断では多分先生も脳梗塞とかを心配したんだろう。
そんな検査が少しあった。
よかった、大事に至らなくて。

そんなわけで、次回のリハビリからは
・四十肩
・首に電気を流す
の2つになった。

首の方はわずかながら、結構改善されてきたと思う。

四十肩はいつになったら楽になるのだろう?
とうぶんはお付き合いしなければならない関係なのだろうか…

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