今日はケンタッキー・フライド・チキン

久しぶりにケンタッキー・フライド・チキンにしようと

車を走らせた。

毎日車に乗っているわけではないので

最悪の事態とならないように

運転に気を付けて行った。

最悪を考え出すと恐ろしいが

運転し始めると

落ち着いてはくる。

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バイパスは日頃から高速道路ではないかと思えるほど

スピードを出している車が多い。

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二つ目のトンネルを抜けたところで

猫が道路の端に横たわっていた。

車にひかれたのだ。

可哀そうに思う。

せめて亡骸をきちんとしてやりたいと思いつつ

止まらずに通り過ぎてしまった。

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以前

子猫が交差点でぐったりとして血を流して死んでいたのを見つけて

車を止めてビニール袋に入れたことがある。

ペットの火葬に電話すると

お値段が高くて手が出せなかった。

なので申し訳なかったが

収集車に引き取りに来てもらったことがある。

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生きているものが

不用意に死ぬということは

できるだけ避けたいと

いつも思っている。

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今日の猫の魂のために

次の信号で止まった時に

両手を合わせた。

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そして

ケンタッキー・フライド・チキン。

家族で食べるので

バケツのサイズを買った。

ナゲットのソースが付くのか付かないのか

多くの質問をしてやっと理解した。

鈍いな私。

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その後

トイレに行くとき

店に警備員がトイレの安全のために

指先確認をしながら業務を遂行しているのを見かけた。

その警備員は真面目で素晴らしいと思った。

尊敬のまなざしをそっと送った。

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迷わないように

駐車場の階を今回はきちんと見ておいたので

すぐに自分の車に乗り込むことができた。

ぼーっとしていると

よく迷うのだ。

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無事家につき

家はいいなと改めて感じた。

ホッとする。

出かけないとこの良さは分かりにくいと思う。

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比較対象があって

理解できることも多くある。

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とりあえず

ケンタッキー・フライド・チキン

いただいた。

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しかし

かりに

鶏を飼っているとなると

食べることは難しくなると思った。

・・・

これからは

資源の問題

命をいただくという問題

から

合成肉となっていくのだろうか。

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あらためて

自分が

生きるために

いただく命を考えた。

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車にひかれて死んだ猫

ケンタッキー・フライド・チキンとなった鶏

どう違うのだろう。

生き物には違いはない。

私とどう違うのだろう。

たまたま

私は人間として、ここ時代に生まれてきただけだ。

そして

おいしいと言って

ケンタッキー・フライド・チキンを食べる。

感謝していただくしかない。