また逢う日まで
ヘッダー画像はradikonewsから拝借しました
年も押し迫ったある日、Twitterを見ているとある記事が目に入った
文化放送のラジオディレクターでもある黒川麻希さんと言えば、週刊文春のオフィシャルサイト内で開催されている「文春野球コラム」で、秋山翔吾と2年前に亡くなった元文化放送アナウンサー松島茂さんとの間に起きた奇跡をつづったコラムがベストコラム賞に輝くなど、秋山翔吾と文化放送の縁をずっと取り持っていた人でもある
ただこの記事を見た時、私は心にザワザワするものを感じていた
「今年もやるのか…」と
言うまでもなく、秋山翔吾は今シーズン、シンシナティ・レッズからDFAを食らい、サンディエゴ・パドレス傘下の3A、エルパソ・チワワズに加入するも、メジャー昇格の目が少なそうということで双方合意のもと、日本に帰国
ライオンズファンのみならず、他球団のファンも古巣へ戻るのだろうと思われていたところ、6月27日になった途端、カープへ加入すると発表され、私を含むライオンズファンは阿鼻叫喚の地獄絵図となったのは言うまでもない
あの忌まわしい記憶から約半年、まだ完全に傷が癒えてない時点でこの放送を聞く気持ちにはなれずスルーしていたが、Twitterを見ていたらスポニチからこんな"コタツ記事"が
私がフォローしているライオンズファンからは、賛がほぼ無く、否だらけのツイート及び引用リツイートが溢れかえった
私も分かる人には分かるように否定的なツイートをしたが、私を含め多くの人は「何をいまさら」と言う思いが強かったのではないか
ただ仕事も収まり、時間が出来たこともあり、切り抜き記事だけであれこれ言うのはフェアではないと思い直し、radikoのタイムフリーで番組をイチから聞くことにしてみた
冒頭、文化放送だけでなく、広島RCCラジオでも放送されると知り、私自身ビックリした事
実は三人目の赤ちゃん(女の子)が生まれた事
相変わらず秋山のおしゃべりはそつがなく、上手い事
中川家の礼二さんと仲良くなったきっかけが浅村栄斗の結婚式で中川家、サンドウィッチマンと同じ席に何故か秋山が配置されていて、お互い照れもあり話せなかったが、奥様が率先して話してくれたのをきっかけで仲良くなった事
などなどあり、肝心の何故ライオンズではなく、カープを選んだのかという部分に関しては想像の範囲内だったかなと
さすがに落合博満さんの様に「プロ野球選手に対する評価はお金です。だから一番高いところへ行きます」とそこまでハッキリは言えないだろうけど、ライオンズの評価が思った以上に低く少なからずショックを受けただろうし、さすがに同一リーグとなるホークスには行きづらい、そうなると未経験のセ・リーグで新たなキャリアを築いてみようと思っただろうし、鈴木清明球団本部長から熱い言葉を貰い、カープを選んだのではないか
ライオンズと言うチームはFA権を取得したら行使して、他球団に移籍する選手が多く、メジャーに行く選手も多い。しかしやるだけやって、一区切り終えて日本へ戻ってくる選手もいるが、志半ばで日本へ戻らざるを得なかった選手もおり、その度にライオンズファンは「戻ってきてくれるかな?」と期待をするわけだけど、直接戻ったことは一度もない
一番の理由はライオンズがお金を掛けないから。もしくは松坂大輔の様に端からオファーをしないから。この2点で間違いないだろう
これには現時点での力を冷静に見極め、それに見合った条件を提示しているとも言えるが、嫌味を言えば、お金が無い。お金を掛けたくないので、マネーゲームを仕掛けることもなく負け戦をし、一応ファイティングポーズだけは取って戦う姿勢は見せる
そしてチーム愛ではなく、お金を選んだとして批判の矛先を選手に向かわせる。という見方もできる
そう考えると秋山も犠牲者になったのかもしれないし、この流れだと、もし数年後に菊池雄星が日本に戻りたいと思ったときにも同じ愚行を繰り返す可能性が高い
兎にも角にも秋山はカープを選んだ。私にとってライオンズのユニフォームを着ている選手が最優先すべきものであり、着なくなった選手に関しては応援する優先順位が下がる。秋山も来年で35歳となり、まだ早いかもしれないが引退へのカウントダウンがわずかながらも聞こえ出す年齢になってきた
目標としている2000安打まで残り554本。土井正博さんとの約束は是非達成してほしいし、カープで引退すれば打撃コーチ、もしくは二軍監督などのオファーもあるだろう
選手としての経験と指導者としての経験が交われば、野球人として大きな財産となる。そこで様々な経験をし、任期満了となった時、仮に今から15年が経過した頃あたりか、渡辺久信GMからGM職を引き継いだ人がオファーし、ライオンズに指導者として戻ってくるようなことがあれば、私は歓迎したい
それは2005年のオフにFA権を行使してジャイアンツへ移籍して以来、15年ぶりにライオンズへ復帰した豊田清さんの様に
世の中には時間が解決する問題が多く、なにより弱体化していた投手陣を整備した豊田コーチに対し、「まだ許さない!」と怒っているライオンズファンはもういないはず
選手としてはライオンズ一筋でやって欲しいが、指導者としては様々な球団で経験して引き出しを増やしておくことに越したことはない
次なのか、次の次なのかは分からないが、栗山巧が監督に就任した際には炭谷銀仁朗に声が掛かるだろうし、そうなれば馳せ参じて、右腕となってくれるだろう。その時にはジャイアンツやイーグルスで経験したことが活きてくる
先ほど、ライオンズのユニフォームを着ている選手が最優先だと書いたが、それは指導者も同じ。何年後か分からないが、再びライオンズのユニフォームを着る日が来るのを待っていたい
では👋👋
ライオンズを中心にあれこれ思った事を書いてます。