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私が私を元気にしてあげるために、挑戦のワクワクが必要だ!

今までずっと、私は「ワクワク」に救われて生きてきた。新しい学び、知らないことを知る快感、自分はここで終わりじゃないと思えること。そのどれもが未来への希望をくれた。

これは気づかないうちにワクワクを見失って心のバランスを崩した私が、一歩踏み出すまでのお話。

常日頃から疑問に思っていることがある。
子どもが大人になるとき、家庭や学校ではこれから生きていくために大切なことを教わる。時間を守ること、きちんとあいさつをすること、コツコツと努力をすること。そんな大切なことのひとつになぜ「ワクワク」が含まれていないんだろう?

確かに、マイナスな言い換えをすれば「ワクワク」は、「邪念」「気が散る」になるかもしれない。「やるべきこと」をするためには、ワクワクを一旦横に置いて取り組むことも大事だ。
でも我慢の先に安泰や収入が約束されていない現代では、多くの人が「やるべきこと」だけをしていく生き方を「変えたい」「つまらない」「もっと好きなことがしたい」と思っている。

そんな大人の実態と、子どもに伝えることが合ってないよねというのが私の義憤。

かくいう私も、「好き」と「自分の欠点を直視しなくていい」を両立できた仕事に就いたにも関わらず、ワクワクすることを仕事にしたいと思いはじめた一人だ。
今の仕事は、得意分野だと思う。だけど、ワクワクしなくなってしまった。

そんな仕事を毎日こなしていた頃。私は転がり落ちるように心のバランスを崩した。仕事中でも涙が止まらなくてほぼ毎日会議室に逃げ込む。休日は死んだように寝てあっという間に終わった。

転機になったのは、ある言葉とSHElikesとの出会い。
ある言葉とは、オードリー若林さんの「ネガティブを潰すのはポジティブじゃない、没頭だ」
著書「社会人大学人見知り学部卒業見込み」の中に書かれている言葉だ。

自分が壊れそうになってやっと、私は今までさんざん傷つけてきた自分を守りたいと思った。
壊したくない。私は私を元気にしてあげたい。心の調子が悪くて休んでいるのに一向にしんどさが減らない。どうしてあげたらいいの???そういらだっているとき目にとまった言葉。

「なるほど、没頭か」。

そこから一気に記憶のふたが開いて、次々と今までの没頭エピソードを思い出した。
料理や書類整理なんかの自分が苦も無くできる方法で誰かのサポートをするのが好きなこと。図書館の本を読みつくすほど本が好きだったこと。大学生になってPCを使いはじめたら堰を切ったように一気にあふれ出した文章。既定の倍以上の文字数を書いて必死で削った卒業論文。書くことが好きすぎて、先輩の論文まで手伝っていたこと。
「書くこと」と「人をサポートすること」。形を変えてもこのふたつが軸になっていたことに気がついた。

そんなとき、偶然Instagramで女性のためのキャリアスクールSHElikesの投稿を見た。検索からたまたま目に留まったお仕事Tips。働く女性ならみんな気になるような内容だった。プロフィールから投稿をさかのぼっていたら、いつの間にかSHElikesの広告がたくさん出るようになった。

最初は自分とは違うキラキラした人がいるものだと思って、気乗りしなかった。ただ、今持っている資格だけではこれからのキャリアが描けないと感じていたり、noteを書き始めてライティングを学びたいと思いはじめたりして、HPに行ってみた。

ふと、「今楽しいな」と気がついた。新しい学びについて情報収集をしているときは不思議とネガティブな考えが浮かばない。
楽しかったはずのことが楽しく無い。そんな感情の薄まりは、心が危険なサインと言われている。まさに「楽しかったはずのことが楽しくない」が続いていた私にとって、久しぶりの「楽しい」「ワクワク」だった。
思い返してみれば、今までだってそうだった。色々あった中で私が元気に生きてこられたのは、ワクワクがあったから。
ワクワクに救われて生きてきたことに、やっと気がついた。
その瞬間決めた。「今すぐ新しいことをはじめよう」。

そうして踏み出した新しい学びへの一歩。SHElikesは入会金が少し勇気のいる金額だったので、まずは以前から取りたかったFP資格で腕試しをした。試験当日は、「この部屋から出られない」と思うと冷や汗が出て、本当に疲れたけど、なんとか満点をとって合格。勉強も試験も大変だったけど、自分が元気になっている確信があった。その確信をもって、2020年2月、SHElikesに入会。

入会してから、毎日の時間の流れが一気に加速した。自分が知らない世界がまだこんなにあって、これから学べる幸せ。ライティングを学ぶつもりで入会したにも関わらず、気がついたらブランディングの課題を出し、デザインの勉強をはじめている。毎日のように「今日はこれをしよう」と手帳に書き込む毎日には、ネガティブな影は見当たらない。

心はコピー用紙のようで、一度くしゃっと折れ曲がったところは、目立たなくなっても元通りにはならない。時々ネガティブが襲ってくる日もある。でもそんな日は、数あるワクワクする日に比べればほんの一部。折れ曲がった部分は、私の紙のほんの一部だと思えるようになった。

このままで死んでいくと絶望して匙を投げていた私のキャリアも、目の前に広がる道をいくつも見渡せるようになった。ちゃんと歩けるかはやってみないと分からない。でも私は見渡せて、選べるところまで来た。もしその道が歩きづらくても、次の新しい挑戦を続けていればどうにかなる、そんな気もする。

あのとき、一歩踏み出したから気がついた「一生続けたいこと」。それは、新しいことに絶えず挑戦してワクワクすること。大きな事を成し遂げなくてもいい。自分が幸せだと思えるペースで挑戦できたらそれが一番幸せなのだ。

一歩踏み出した先には、新しい挑戦のワクワクであふれた世界が広がっていた。

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