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ペンギン

私はどうもペンギンが好きらしい。

長いあいだ自覚するところではなかったのだが、この間(たしか昨年末)、ふと自宅のピアノの上に置いてあるペンギンの写真立てを見て、ちらりと脳裏を掠めた映像。というか感覚、というか。

以前書いたことがあるかもしれないが(ないかもしれない。本当に覚えていない…笑)、私はこどもの頃のことをあまり覚えていない。大体は抜け落ちたように思い出せないことばかり、ときどき断片的に”当時の自分の視点らしき映像”が偶発的に浮かび上がってくるだけで、自分自身の記憶というものがどうも他の人より乏しいようだ。比較対象は姉と母だから、二人が平均より記憶力がいい人種だったら、もしかしたら私が普通ってこともあるかもしれないけど。

人(主に姉と母)から聞いた子どもだった私のことや、映像に残っている私の様子は覚えているけれど、それって結局当時の記憶、自分視点の記憶じゃなくて、なんならそれが自分の話だという感覚も薄い。

別に記憶がなくたって、思い出せなくたって、日常生活で困ることはほとんどないから支障はないのだが、誰か(大体姉)の一言から芋づる式に引っ張り出さないと私の記憶は浮上してこない。たぶん、自発的には思い出せない記憶システムを採用してしまったんだと思う。(本当にかけらも残っていない可能性もあるけど。笑)

さて、話を戻そう。

その掠めた感覚を覗いてみて、どうやら私はそのペンギンの写真立てが好きだったことが分かった。そうしてそのまま、

「私ってペンギン好きやったんや・・・?」

と思わず母と姉に問いかけた。
ら、「当たり前やん」とぴしゃり。
なんでよ・・・もうちょっと優しく返事してよ・・・笑

思い返してみれば、いくつか蘇るペンギン好きっぽい自分のかけらたち。たとえば…
・ディズニー映画の『メリーポピンズ』に出てくるペンギンが好きで、一緒に踊りたいと思っていた。(パークで見かけてもテンションあがる)
・一時期(たしか)ピングーが好きだったこと
・アニメ『しろくまカフェ』のペンギンさんが可愛い(ちょっと残念で可愛い。笑フォルムももちろんかわいい。)
・水族館でペンギンを見るのが楽しい(思わず立ち止まる)
・それからさっきのペンギンの写真立て

思い当たるそれらに、″ああそうか、私ってペンギンが好きだったんだ・・・″と腑に落ちた。

そんなことを、なんで今こうしてつらつら書いているかというと。

このあいだ見た夢に「ペンギンのみみあて」が出てきたから。
(というか自分がつけていた。)

と書いたけど。この下書きを書いたのがたしか2月の頭。というわけでこのあいだでも何でもない夢の話を今からします。いやぁ月日の流れってはやいですねぇ。←

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こういうやつ。
夢の中で祖父母がやたらと褒めてくれていたけど、大人のわたしがつけているのだから…言わずもがな、現実だったら絶対褒めなかったと思う。笑

モノ自体は可愛かった。だけど、今の自分がつけても違和感しかないから、ペンギンが好きだったかつての私がつけたら、いいと思う。

ペンギン好きのお子さんを持つお父さんお母さん、ああいう耳当てを見つけたらぜひ買ってあげてください。きっと可愛いと思う。(謎のセールス)

しかし。

まったく変な夢を見たもんだ。

えりぴ

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