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上京2年目OLが約半年間かけて某A社のマルチ勧誘を受けた話②

Kさん「もち丸ちゃん、昨日はありがとう!
さっそくだけど来週どこかで夜ご飯行かない?」


Kさんと知り合った次の日の朝、Kさんからラインが届いていました。

前回のお話はこちら!


ー第2章 Kさんとのディナー ー

前日のイベント終わり、私・Kさん・Nくん・もう1人の同期の計4人で、ごはんに行こうという話をしました。
私はすぐに空いている日を伝えました。社会人になって上京した私にとって、同期以外の友人ができるのはとても貴重で嬉しいことだったのです。



当日、待ち合わせとして決めていただいたのは渋谷にあるかわいいお店でした。お店に行くと、私にとって少し意外なことがありました。



その日、お店に来たのはKさんだけだったのです。
私はてっきり、同期を含めた4人でのお食事だと思っていたのです。


私は少し、後ろめたい気持ちになりました。

というのも、私には彼氏がいたからです。大学時代に知り合った彼氏です。私と彼氏の関係は、少し住んでいる地域が遠いこと除けば現在進行形でとても良好です。

男性から2人きりでディナーに誘われる、この状況はもしや……


「この人、もしかしたら私に好意があるのでは…!?」
はい、自意識過剰と思われるかもしれませんが(笑)  私はこう思いました。


ただ、もうお店に来てしまった以上、今更やっぱり帰ります、なんてことは言えません…。もし恋愛的な意味で好意を持たれていると確信したのなら、ちゃんと彼氏がいることを伝えれば問題ないのです。
私はとりあえず、友人としてKさんとのディナーを楽しむことにしました。





Kさんとは本当に他愛もない話をしました。趣味の話、仕事の話、純粋にKさんとの会話はとても楽しいものでした。

話をしているうちに、健康や美容の話題になりました。
私はお洋服やメイクが好きで、またマイナス10キロのダイエット経験もあり(それについてはまた別の機会にお話できればと思います)、人並みもしくはそれより少し強めに、美容に関しては興味を持っていました。
そしてKさんの知人で、美容に詳しい女性がいるとの話になりました。


Kさん「俺の知り合いでエステを経営している女性がいるんだけど、
モニターを募集しててさ。よかったら受けてみない?
値段がさ、めっちゃ良心的なんだ」


教えていただいたエステは決して怪しいものではなく、ホットペッパービューティーに掲載されているちゃんとしたお店でした。いわゆる“美肌エステ”といったところでしょうか。私自身何度かエステに行ったことがありますが、そこのお店の各メニューは確かにとてもリーズナブルなお値段でした。



私はこの時、ある理由でとても安心したのです。

「女友達を紹介されるってことは、恋愛目的じゃなかったのね!」
あはは。完全に自意識過剰でしたね(笑)


私はIT関連の企業に勤めていることもあって、男性の方が圧倒的に多い環境にいました。Kさんは、私の同性の交友関係を広げようとしてくれているんだと感じました。そして次回はその女性と3人でごはんに行こうという話をし、その日は終わりました。
ちなみに夕食代は、7割ほどをKさんが払ってくれました。


この日私は、Kさんは私に対して恋愛感情はなく、純粋に友人として見てくれていることが分かり、とても安心したのです。



それから徐々に、Kさんとコンタクトをとる回数が増えていきました。
(第3章へ続く。)


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