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大河ドラマ「光る君へ」第31話~『源氏物語』の誕生について語る

こんばんは、もちまるです。

夏の暑さとプライベートで疲労していたら、すっかり更新が滞り…

今回も「光る君へ」の感想回です。

今回はついに…まひろが『源氏物語』を書き始めましたね!

見ていて胸が熱くなり、ワクワクしました。

さて、今回は『源氏物語』が描かれた背景について考えてみたいと思います。

ドラマでやっていたじゃん!と思う方もいらっしゃると思うのですが、何だか気になってしまい…
私なりの考察をしようと思います。

一般的に『源氏物語』が描かれた背景としては、紫式部が夫に先立たれた悲しみを癒すためだと言われています。

『源氏物語』はどちらかというと考えさせられる事の多い物語のように思えます。
ハッピーな恋愛物語とは遠くかけ離れています。

なぜ、そのような物語にしたのでしょうか。
面白い記事を見つけました。

ちょっと長いのですが、引用させてくださいね。

紫式部は『源氏物語』に、自分が見聞きした一条天皇と定子の事件を取り入れた。私はそう考えています。なぜそうしたのでしょうか。それは紫式部が、人の「こころ」を見つめようとしたからにほかなりません。一条天皇は定子を強く愛していたからこそ、定子を喪って深く傷つきました。そのことは紫式部も同じです。愛とは喜びではなく、人を苦しめるものでもあるのです。

しかし人は懲りもせず、人を愛することをやめません。人とはなんと愚かなものなのでしょうか。紫式部は、時代が体験した愛の悲劇に自分が体験した愛の思いを重ねて、愚かなまでに儚く哀しい人の「こころ」を描こうとしたのです。

https://www.kuas.ac.jp/admissions/about/faculty/hum/history/topics/contents2  より

「人の「こころ」を見つめようとした」
何とも腑に落ちる言葉です。

私が『源氏物語』に惹かれる理由、それは人の光と陰が描かれていてなおかつ人の「こころ」―人間の本質のようなもの、が描かれているからであると考えています。

今回のドラマ内で和泉式部が『枕草子』について「人肌のぬくもりがない」と評している場面がありました。
面白い観点だと思います。

学生時代『枕草子』に抱いた印象はサラッとしているという事でした。
それに対して『源氏物語』はドロドロしている(笑)
人間の嫌な部分も、見たくない部分も全てがさらけ出されている感じ。
なぜかそこに惹かれてしまった大学生の私。

「人肌のぬくもり」ではありませんが、『源氏物語』には深い人間的なテーマのようなものがあってそれが魅力の一つなのかもしれないとも考えた時間でした。


『源氏物語』に定子と一条天皇の事を入れ込んだという観点も非常に面白い点ですね。
確かに、ドラマで勉強した今となっては一理あるような気もしてきます。

ドラマで『源氏物語』を読み進めていく一条天皇の反応が気になるところですが…(ヒヤヒヤ…)


…という事で、簡単ではありましたが『源氏物語』誕生回について色々と好き勝手語ってしまいました。

引用した記事はこちらからご覧くださいね。

何だかこういったとりとめのない事を考える時間がとても好きです。

日常生活にも仕事にも役に立たないであろう事なのですが、
そういう役に立たない事を考えている時間の方がむしろ好きだったりします。

人間とは何か、心とは何か、
そういったテーマを文学が問いかけている気がして。

そういう文学の側面が小さい頃から好きだったので、大学では文学部を選びました。

今の日常生活には何も役に立たないのですけれど😂
好きな事を学んで人生が充実したとは思っています。

もっともっと大学で勉強したかったなぁ~

そんなことを考えた今回でした。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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