妊娠中辛いことってこんな重なる?

皆様ごきげんよう、もちこです!
最近冒頭の書き出しが同じことすぎて、毎日感性が刺激されてないなーと思います。

同じこと言い出し始めたら、自分の祖父母と同じやん!と思ってるのに。こうなりつつあるのが怖い。

毎日大して頭を使ってない日々を脱したい!脱させて欲しい…と思っております。

今まで、妊娠中の私の心身の変化や出来事を綴ってきましたが…

その中でも、特にメンタルを削られた話。良くない話。ですが、していこうと思います。

妊娠してから訳もなく涙が溢れてくることがあるのに、なぜこんなことが…という話を、私の心の昇華のためにお付き合い頂けたら嬉しいです。


妊娠していた友人の死

4月のこと(らしい)
らしいというのも、実はこの死を知ったのはつい最近のことです。

大学の時の友人で、結婚相手も顔見知り。
2人が結婚したことはInstagramを見て知っていました。

しかし、まさか友人が亡くなっていたとは…
死因は、羊水塞栓症。
コウノドリを読んだり見たことがある方はご存知かもしれません。

羊水塞栓症は、羊水が母体血中へ流入することによって引き起こされる「肺毛細管の閉塞を原因とする肺高血圧症と、それによる呼吸循環障害」を病態とする疾患である。本邦で平成元年から16年までの間に193例が妊産婦死亡で剖検されたが、その中で羊水塞栓症が24.3%と第1位であった1)。羊水塞栓症は妊婦が死亡するもっとも頻度の高い疾患といえる。

日本産婦人科・新生児血液学会 HPより

という疾患です。
私もコウノドリを読んでいたので、聞いたことはありました。

しかし稀だということもあり、身近には感じておらず、出産は無事が当たり前ではないということくらいの感覚でした。

それが、私の友人の身に降りかかかるとは、思いもしませんでした。

享年28歳。
一目見て、1度抱っこして、容態が急変し亡くなったそうです。
その姿を思い浮かべるだけで胸が苦しく、涙が止まりません。

妊娠も出産も当たり前のように終わることなんてないんだって。
簡単なお産はひとつもないって改めて思いました。

余談ですが、なぜつい最近知ったか、というと。
その友人のInstagramのストーリーが更新されておらず、どうしたかな?と思い、DMしたんですよね。
そしたら、友人のご主人様(前述した顔見知りの相手)からフォローリクエストが来て、メッセージをもらいました。

そんな訳で、9月末まで育休ワンオペ育児をしています、とのこと。

目で捉えられる言葉、メッセージってね
思ったより衝撃を受けました。

妊娠してることももちろん知らなかったし、まさか無くなってるなんて思わない。

衝撃で、何も言葉が出なかったよね。
あの時の感情未だに鮮明に思い出せる。

頭をフライパンで殴られたって表現あるけど、それが正しい。本当に正しい。

そのくらい、私には何も考えられませんでした。
妊娠してるから、自分に重ね合わせていた部分もあると思いますが。

友人の死が、辛いわたしの妊娠生活を支えるひとつの出来事でもあります。

支えるってさ、適切な言葉じゃないかもしれない。
繋ぎ止めるというのかな。

私も大抵辛いと思うこと多かったけど、辛くても生きてる。赤ちゃんがいる。

そう思うと、頑張らなければと思うわけです。

祖母の死

私には、今年の11月で95歳になる祖母がいました。
今月3日、施設で息を引き取りました。

祖母は温厚で、柔和で、怒られた記憶はありませんでした。
39歳で保育士の資格を取得、49歳で運転免許を取得。
70歳まで働き、その後は習字の師範代をとり、趣味の俳句にも親しみ、
素敵な人生を送っていました。

80歳の時、祖父は亡くなりましたが、91歳半年までは1人暮らしをし、
祖母にできることは何でもやっていました。

2回大腿骨を骨折したことで、入院・施設に入所することになりましたが、
亡くなる前日まで口からご飯を食べ、確かに自分の意志で生きていました。

死因は老衰です。
長生きする社会だからこそ、これから先は老衰は珍しくないかもしれない。
でも、病気じゃないからこそ、本当にいつお別れになるかなんてわからないんだと思いました。

近い身内を亡くすのは、非常に苦しく辛いです。
ただでさえしんどい妊娠生活。
体も心も引き裂かれたような気持ちになりました。

実はお腹の子の出産予定日は、祖母の誕生日の2日後。
なんとかお腹の子を見せてあげたかったです。
もしかして、出産が誕生日になるかもわからないですが…

祖母のことを思うと、今でも涙が出ます。
心の整理ができたような、そうでないような。

現実世界で起きたここと思いたくないのかもしれません。
逃避しているだけなのかな。

でも、受け入れないといけない、居ないという事実を受け止めないといけないんですよね。
もうそれだけで毎日、ズーンと沈みます。

祖母に会いたいです。
曾孫を見てもらいたかったです。
どうか、向こうから出産したら見て欲しいです。

妹の手術

妹は薬剤師として勤務して3年目。
元々、先天性の心臓に関する持病があり、体力はない方でした。
定期検査に通い、手術を近いうちにする必要があると決まったのが7月のことでした。
あれよあれよという間に検査や日取りが決まり、手術日が今月4日でした。
奇しくも、祖母が亡くなった翌日でした。

妹は産まれてすぐに手術はしていますが、その頃は記憶にないから恐怖心とかそういうものが感じられないわけですよ。

でも今回は、医学の知識も少しはあるし、痛みも術後のことも全部わかるわけです。
本当に怖かったと思います。

私も妹から手術の説明をされた時、後遺症の可能性や死亡率の可能性など、予後も危ぶまれることを知って怖くなりました。
しかも、心臓の手術なので、心臓を止めなければなりません。
手術時間は3−4時間とのことでしたが、不安でたまりませんでした。

私は妹の手術には付き添わず、ただ無事でいることを願うしかできませんでしたが、
付き添った母もどれだけ不安だったか。
本当は父も一緒にいる予定でしたが、前日の祖母の死もあり、急遽戻らなくてはならず、全てを母に託した形になりました。

妹の手術は、成功しましたが、予定時間よりも大幅にかかり、
何かあったんじゃないか?と母と連絡を取り合っていました。どうやら大量出血を起こし、輸血をしたことが伸びた原因だったようです。

今は、実家療養している妹ですが、傷跡を見ても、普段の何気ない動作に痛みを感じるようで、本当に見ていて辛いです。

両親は、自分たちが健康に産んであげられなかったことを申し訳ないと言います。
それは両親のせいじゃない、といっても、
親になるからこそ、親の気持ちもわかります。

元気に何事もなく出産することの大変さとその奇跡が。
妹の手術に際して、改めて気付かされました。

もちこの家族にとって、今月は大変なことばかりでした。
まだ終わっていませんが、心が落ち着かない日々を送っています。

大事な妹が苦しんでいるのを見ると、私も苦しいです。
代わってあげられるのなら、代わってあげたいです。
こんなに苦しいのに、毎日リハビリがてら歩いたり、心臓の負担にならないように
考えてカロリー摂取している妹を見ると本当に頭が上がりません。

弱音を吐かず、術後数日経って祖母の訃報を聞いた妹は、どんな思いだったんだろう。と考えると、本当に強い妹だと思います。

あとは良くなってくれるのを祈るばかりです。

メンタルコントロールをするために

こんなわけで約半年の間に、命に関することに3度も向き合わなければいけなかったのです。

正直、全ての事に心が折れそうになりました。
今でも、思い出すとしんどいです。

それでも、出産までは私はとにかくお腹の子を守らなければいけません。
お腹にいるうちは、守れるのは私だけなので。

少しでも、落ち込む時間や気持ちのブレを減らすためにやっていることがあります。

悼む時間を設ける

友人・祖母のことを毎日5分必ず考えるようにします。
その時間は泣いても、何してもいいという決まりにしています。
ただし、その時間だけ。
それ以外の時間は、全く思い出さないわけじゃないけど、泣いたり落ちたりしないようにしています。

主人と話す時間を作る

これはいつどこでと決まっているわけではないです。
でも、毎日どこかの時間で必ず作っています。というか自然とできています。
出産後も一緒に子育てするのは主人です。
いいことも悪いことも共有します。
少しのイライラも悲しみも辛さも、隠さず話します。
そうすることで、主人もどうサポートするかを考えてくれます。
もちろん、私もサポートするために同じように話を聞き、支えます。

何かに打ち込む時間を作る

疲れていなければですが、毎日何かしら夢中になれることをします。
こうしてnoteを書いたり、動画を編集したり、SNS活動をしたり、ツムツムをしたり。何でもいいんです。
自分が自分に対して、これはできたなーという評価ができることをしています。
疲れている日は、ぼーっとしたり、ずっと寝ていたり、動画視聴だけしてたりもありますよ。

こんな形で、実は毎日メンタルコントロールをしたり、気持ちの維持を行うためにやっていることがありました。

意識してやり始めたというより、気づいたらこうなっていたというのが正しいかもしれません。
でもこういうことを行うことで、起こった事柄に対応したり、自分が生きていく上で必要な力を身につけていると思っています。

妊娠していると本当にいつもより心が不安定になりがちです。
だけど、残りの妊娠生活も50日。
このお腹にいてくれる時間を大切にしようと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。

よければ動画のご視聴・チャンネル登録もよろしくお願いいたします。


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