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ありすの最近気になるトピック〜ヴィーガンフード編②〜

出会っちゃったよ、こんなとこで

コロナ禍の中で大学生になり、いろんなことがありました。上京したはずが、上京していなかったり(?)まあまたこの件はいつか。

まあざっくりまとめると実家にいました。ちょっとだけ。で、実家にいるとオンライン授業以外やることが無くなってしまい、バイトをしようにもいつ東京に戻るか分からない上京で雇ってもらえるところはあまり無く。
特にコロナ禍ということもあってか、バイトを募集しているところは少なかったんですよね、毎日バイトルとタウンワークサーフィンしてたなあ(遠い目)

そんな中、母親からこれ良いんじゃない?とスマホの画面を見せられた。それはとある女性のSNSの投稿で、スタッフ募集と書いてあった。

その女性はヴィーガンスイーツを作っている会社の社長で(その会社自体で取り組んでいることはもっとあるけど)、母親がとあるイベントの時にご一緒したらしい。あとで話を聞くと、ほんとにご一緒しただけでほぼ面識なかったらしいが。

その画面に書いてあるヴィーガンという単語を見た瞬間、一気に何年か前の自分の記憶が戻ってきた。ああそうやん、私ヴィーガン知ってるやん。と。

カオスパラダイス

そのあとすぐ、母親に紹介してもらい面接という面接もなくシフトに入ることになった。

販売スタッフとして入ったため、ヴィーガンを知らないお客様にも商品だけでなく、ヴィーガンそのもののについても紹介しながら接客することがメイン。喋って包んでお会計という流れで、至ってシンプルな仕事内容である。

だが、とにかく何年か前の記憶を掘り起こすのはもちろん、ヴィーガンについての知識を改めて勉強していくことがとにかく大変だった。何年か前の中高生時代に軽く勉強していたとはいえ、もう覚えていないというのが正直なところ。自分でググりまくることはもちろん、たまに店舗に訪れる社長に質問したりと、商品知識とヴィーガンにまつわる知識を叩き込むことで精一杯だった。

そもそもバイトも二箇所目で、レジを打つのも初めてだった。自分のクレジットカードも持っていなかった私はレジ打ちから苦戦し、在庫管理はもちろん、一人で店頭に立つことが多かった(なんなら殆ど)ため、毎度緊張しながらシフトに入っていた。ポケットにヴィーガン関連の情報をまとめたメモを突っ込んで。ひゃー懐かしい。

まあそんなこんなで必死にやっておりましたが、そこにくるお客様を見ているとヴィーガンの認知率って本当に低いんだなあ、と。社長も言っていたが、東京の認知率は高い。ただ私が働いていたところ、私の故郷ではかなり低かった。その理由は単純で、情報が入ってこないことだと思う。
それは拒絶して情報を受け入れていないということではなくて、そもそも知るきっかけが無いんだと思う。

店頭に並ぶ商品を見て、かわいいい〜美味しそう〜と寄ってくるお客様はヴィーガンと知らずにショーウィンドウの前に立つ。そしてヴィーガンスイーツであることを紹介すると、なにそれ?もしくはあー聞いたことはあるわ、といった反応が帰ってくる。(もちろん知っている方も、ヴィーガンスイーツ目当てで来る方も、常連の方もいることは記しておきたいのだが。)

ついでにカロリーも低いんですよ、なんて紹介すれば購入に繋がることが多い。そのレベルだった。言い方が悪いけれど。
そんなお客様に簡単にかつわかりやすくヴィーガンについて説明するのは簡単じゃなかった。バイアスもかかりやすいジャンル(個人的感想)であるため、どうしたら抵抗なく受け入れてもらえるだろうか、が私にとって課題だった。決して肉や魚を否定している訳ではなく、こんなスタイルもアリだなと感じてほしいだけだったのだが。

んで、どうなった?

結局、東京に戻る直前まで働かせてもらった。働かせてくださっていた社長はもちろん、仕事内容を1から10まで全て教えてくださったお姉様方には心から感謝している。正直一人でシフトに入ることが多かった為、あまり交流はなかったがそれでもお会いした時にはいつも優しく声を掛けてくれた。好きだったなあ、あの環境。(レジ打ちは最後まで死ぬほど緊張していたが。)

時折、自分でもオンラインでそのスイーツを購入しているが、ほんっとうに美味しい。値段が少々張るのだが、ご褒美として定期的に食べたくなる。いつか紹介できたらなあ、なんて。でも高いよ普通に。(白目)

働く中で様々なお客様に出会い、いろんなヴィーガンに対する考え方に触れることができた。がっっつりヴィーガンスタイルの方もいらっしゃったし、スイーツを食べるにしてもついでにヴィーガンだったら良いよね〜という方もいたし、低カロリーだからという理由で購入される方も居た。
そんな方々と巡り会う中で思ったのは、「ヴィーガン」というモノに関わる理由なんてなんでも良いんだろうなということ。浅いよね、知ってる。
でもこれが当時の、そして今の私が「ヴィーガン」に対して考えること。環境問題、社会課題、SDGs、心身の健康。色々なことに結びつく選択肢だと思うけれど、結局「選択肢」なんだと思う。

選ぶか選ばないのか、取りやすい選択肢なのかそうでないのか。
まだまだ勉強中の私だけれど、もうちょっと掘り下げてみたいなと思う。実際に自分の生活に取り入れながら。

(イントロが結構長くなっちゃったし、過去を振り返る部分が大半だったから、どこかのタイミングで現在のヴィーガンに対する心情そして取り組みについて書いていこうと思う。)

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。

ありす

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