■求人広告の応募数を増やすには?-PART・5-■「管理職にならなくていい。」それは、悩める中間層の心をつかむメッセージ。
全然noteを更新できてなかった、私。でも責めない。情報収集と、新しいチャレンジをしていたの。だから、いいんです。(言い訳を、「否定しない生き方」と言い換えてみる。)
さて、求人広告の応募を集める方法について、ちょこちょこ更新している私ですが、今回はこれ。
【管理職にならなくていい。】
今でこそ多様な働き方が尊重されている時代で、ジョブ型雇用も大手企業で導入され始めているし、ゼネラリスト、スペシャリストという言葉が表れて久しい。けれど、色々な企業の取材を今もしまくっている私の体感値だと、社員の個性を生かすキャリアプランを整えていない会社はまだまだ多い。年齢が上になれば管理職になって、マネジメントをしてくださいね。という王道のキャリアを歩む会社は、今だ多く存在する。
特にエンジニアなんて結構酷なキャリアなのだ。
ゲームが好き、機械いじりが好き、プログラミングおもしれー!という理由でIT企業に入社をし、何なら営業などど異なり、人と話さなくてよい仕事という点に魅力を感じて働いているのに、年齢を重ねたら一気に違う領域に足を踏み入れないといけない。部下にコミットし、組織運営に目線を配る管理職としての活躍を強いられるのだ。そんなの嫌に決まっている。(もくもくと書いたりデザインを考えたりしたい私も、そちら側である。だから気持ちは痛いほど分かる。)
なので、もし「年齢は問わないので、とりあえず必須言語と開発経験があれば雇用したい」なんて企業の要望があったら、私は年齢層の高いスペシャリスト志向の方を提案する。特にSES企業の場合。(自社サービス展開企業などは平均年齢が若い会社が多く、アンマッチなケースが多いからだ。)
実際に、「管理職にならなくていい。現場でものづくりを楽しんでほしい」
…そんな打ち出しをした求人広告では多くの応募数を担保し、採用が決まったことがある。エンジニア達の童心と、個性と強みを絶やさない。そんな思いを込めた広告だった。
私がフォローしている、元リクナビNEXT編集長の黒田真行さんの言葉を思い出す。
一日中誰とも話さなくてもいい仕事。悩める人の心を救うようなコピーだ。企業のミッションやカルチャーに共感してほしい。だから、企業の魅力をとことん詰め込む。その気持ちはもちろん分かる。ただ、レッドオーシャンの採用市況においては、求職者の気持ちに寄り添うこと、求職者の居場所になることが、何より大事なのだ。
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