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世界は思っていたよりも優しかった
「信用は築いていくものだ」という言葉を聞いたことがある。
「信用」について考える。そこで自分がどういった判断で人を信用しているか頭をひねらせ考えてみたら、わたしは直感で人を信用することが多いなと感じた。
というのはここ1年くらいの話だけど「この人は信用できる」と直感で判断することが結構多い。
今まで人に相談したり、自分のことを話すと傷つくことが多々あった。端的な言葉でまとめられたり、勝手に断罪されたり。そういうとき「人になんでも話してはいけないな」と思うようになった。人は簡単に信用できない。
しかし、自分が思ってた以上に優しい世界が存在することを最近になって知った。たくさん言葉を発さなくてもこちらの言いたいことをナチュラルに汲み取ってくれる人、親身になって話を聞いてくれる人、気持ちに寄り添ってくれる人。わかってくれている人がわかってる扱いをしてくれる幸せがあった。
そういう人は今までの付き合いが深かったか、長かったかはあまり関係なく信用できる。信用できるって言うとちょっと上から目線みたいだけど、信用したいと思える。この直感にハズレはない。
否定されたり自尊心を傷つけられることが嫌で、本当の気持ちを人に話せなくなっていたが、思っていたよりも人は優しかった。これまで自分が作る狭い世界の中だけで生きていたのが、どれだけくだらなかったか。
「信用は築いていくものだ」という言葉も決して間違いではない。しかし、関係性が長いほど相手のことを信用できるわけでもない。時には直感が大切なこともあるのだ。
わたしは昔より人のことを好きになることができてよかったなと思えた。
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