見出し画像

弱くても、酒の場がすきなひと

 「好きなタイプは?」
大人になればなるほど考えすぎて、結局答えがでない。
”このひとのこういうところ好きだな”って、良いところを見つけるためにも一度頭の中を整理したかった。

 そして理想なんて自分の勝手なのだから、高くったって問題ない。人様に迷惑もかけない。理想のために自分磨きも頑張れる。それで良い。毎年変わったってそれはそれで去年の自分と比較できて楽しい。

―目はぱっちりか、二重が良い―
 そんな目で見つめられたら一生逸らせない、気がする。キュートな八重歯があればもっと最高。左利きならより刺さる。

―程よい肉付き―
 わたしは決して細くないので、同じような健康体質の人が良い。大盛頼んでペロっと平らげてくれー。もっと欲を言えばおんぶとかしてもらえるくらいには鍛えていてほしい。

―音楽がすき―
 一緒にライブハウスでビール片手に音楽に揺られていたい。手を掲げる人だと更にキュン。ライブ終わりにそのまま居酒屋いって、音楽の良さについて討論したい。

―弱くても、酒の場がすき―
 ふたりで行ってわたしだけ飲むのは違うんだよー。楽しそうに飲んでいてほしい。

―お洒落な洋服屋さんには先に入ってほしい―
 居酒屋でも、洋服屋さんでも、先陣を切って「ふたりです」って言ってほしい。あの入店時の「予約してないですけど空いてますか」って聞くのなーんか苦手。お洒落な洋服屋さんだともっとキツい。

―何事もポジティブ―
 嫌味をもっていない人ってなんであんなに魅力的なのか。一度食事した男性がわたしの足元を見て「女の子はいいけど、男で厚底履いてるのムリ」って言った。「188センチっていう武器があるから言えることだね」って嫌味を言ってやった。次は飲みに行こうねと誘われたけれど、もう会うことはない。

―黄色信号で止まる人―
 人生にかなりの余裕を感じる。もっと理想を押し付けると、誰もがスルーしてしまうような小さな赤信号も守ってほしい。丁寧さを感じて、とても良い。

―こだわり―
 朝はコーヒーを淹れるとか、公園でする読書がいいとか、ひとりでしっぽり晩酌するとか、猫より犬派とか、なんでもいいけどこだわりがあるのって素敵だと思う。意外と少数派。譲れないこだわりはダメだけど。


 わたしはわたしの感受性がとてもお気に入りなので、フィーリングがあう人と仲良くなりたいに尽きる。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?