話題のあの問題について考える〜物語の偉大さについて〜

H出さんとK田さんについての報道から、いろいろ考えた話。

ヤフコメ見てると、ものすごい非難されてて、その非難コメントにすごい数の「いいね」がついてる。

でも、人がいくら非難したって、この類のニュースは次から次へと出てくるのだ。

だったら、その当事者を非難するんじゃなくて、不倫を現代社会の問題として考えた方がいいんじゃないかと思う。

不倫叩きの風潮と、それでも多い不倫。

そこでいろいろ考えた結果、あることを発見したのです。

幸せな結婚生活を送るストーリーの文学作品や漫画がない。

ストーリー(物語)があると、自分の人生のモデルになると思うんですが、思いつかないんですよね。『クレヨンしんちゃん』は楽しそうな家庭だと思うけど、時間が止まってるしね、ストーリーものではないですよね。

逆に、婚外恋愛が出てくる作品なら古今東西いっぱいあります。

文学作品なら、

トルストイの『アンナ=カレーニナ』、スタンダールの『赤と黒』。村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』などなど...

でも、不倫をしない、家庭を守ることがかっこいいんだ!って価値を提示してる話は思いつかない。そもそも、家庭を守るってことはストーリーになりにくいのね。

トルストイの『アンナ=カレーニナ』の冒頭はこうです。

「幸福な家庭はどれも似たようなものだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である」

うーん🧐似たようなもの、平和なもの、ってストーリーになりにくいんだなぁ。

少女マンガや少年マンガは、結婚がゴールになって、その先が描かれない。

これも問題だと思うんですわ。結婚したその先の生き方がわからない。

めぞん一刻、らんま1/2、るろうに剣心、彼氏彼女の事情、、、

結婚エンドのマンガって結構あります。でも、結婚してからも人生は続くし、結婚してからも沢山の人に出会うんですよ、お互いにね。

ちなみにこれ夫に話したら、「ドラゴンボールは終わらないよ」と言われました。たしかに。笑 

人は山を登りたがるもの。恋愛・結婚の山を登ったら次は何があるのか?それを提示する作品があれば良いな。

たとえば、子育てでこんな困難があったけど、2人でなんとか乗り越えた!とか、こんな誘惑があったけど振り切った!とか、結婚生活を守ることも挑戦的なことなんだぜ、っていう価値を提示する作品が、世の中にもっと増えればいい。

不倫を非難してる人は、少しでもいいから、家庭を築くことがこんなに素晴らしいんだよってことを教えてほしい。

そしていつか、幸せな結婚生活の物語(主人公が死ぬときまで描いてほしい!)の名作が出てきてほしい。そうすれば世の中少しは変わるかも。










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