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『日曜日が待ち遠しい!』
監督:フランソワ・トリュフォー
トリュフォーの映画って、そうだと言われないと分からないのがいい。プロットと映像のバランスがちょうどよい。省略→のちに回想の語り方が多い。
『アデュー・フィリピーヌ』
監督:ジャック・ロジエ
2年ぶりに観た。サントラが好き。内容はとりとめがなさすぎてちょっと飽きるけど、ラスト付近がいい。「愛してるとしか言えないのか?」徴兵の暗い影が見えながらも無邪気に笑う女子二人の姿、ラストはその無邪気さともまた違った、空虚にも感じる手の振り方に感動する。蓮實大先生もそんなことを書いていた気がする。
『トルテュ島の遭難者たち』
監督:ジャック・ロジエ
なんかすっごい面白かったし元気もらった。ドキュメンタリーみたい、とは安易に言いたくないけど、偶然起こった出来事に偶然カメラを回してるみたいな即興感がロジエらしくて楽しかった。空港のシーンで飛行機の音がうるさくて声が聞こえない、船の上から叫んでみても陸の人間には届かない、みたいにコミュニケーションがうまくいかないモチーフが繰り返される。泳げば辿り着けると思っていたトルテュ島
『エドワールとキャロリーヌ』
監督:ジャック・ベッケル
スクリューボールコメディに近い会話の応酬、反目の中にこそ愛があり、最後のベッドでそれが結実する構成は『或る夜の出来事』に近いものがある。俳優の動きに合わせたパンで目まぐるしく展開が入れ替わるのが見ていて楽しい。ホックを止めること、ラジオを止めること、ベットの下に物を隠すこと、反復と差異が二人のズレと一致を語る。夫がピアノを弾いている途中で妻がドアを蹴破ってきてビンタでも
『健康でさえあれば』
監督:ピエール・エテックス
1話目
本を逆さにすると映像も逆さになるのが面白かった。ラストも怖い。
2話目
映画館あるある。CMへの皮肉?
3話目
音がやかましく、それがコメディに繋がる。膝叩かれると足が上がるおじいちゃんが一番面白かった。
4話目
黒沢清『カリスマ』みたいな根源的な怖さがある。銃がいつ作用するのか、感電は即死でしょう。
『カウチ・イン・ニューヨーク』
監督:シャンタル・アケルマン
「一目惚れ」って多分一目惚れじゃなくて、絶対にその人にすでに出会っているからこそ惹かれるのだと勝手に思っている。この映画でも、二人は互いに顔を合わせる前からお互いの生活に触れ、クロスカッティングによって身振りは共有されている。だから初めてのセラピーでは、目を合わせずとも「フーム」と「イエス」で心を通わせることができる。他人の出来事を聞くだけだった精神科医が自分の話を