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法学の勉強のはじめかた

自己紹介

こんにちは、望月です。学生のとき法学の勉強をしていました。
法学の勉強って、仕事などで必要になることもあると思いますが、やり方がわからない人も多いのではないでしょうか?
そこで、私なりに勉強方法についてかみくだいて説明したいと思います。
よろしくお願いします。

必要なもの

「教科書、六法、法学用語辞典」の三つが必要です。

勉強の流れ

「教科書を読む」でOKです。教科書を読む中で、六法や法学用語辞典が必要になる場面があるので、そのつど使っていきましょう。

教科書について

教科書は、勉強したい法令の名称などを調べると出てきます(憲法、民法、会社法など)。
はじめて勉強する人は、分量が少なく、わかりやすい教科書がおすすめです。個人的には「日評ベーシックシリーズ」がおすすめです。
Ex.「憲法Ⅱ 人権 [第2版]」(日本評論社、2021年)。

六法について

学習用に使う六法は、いわゆるコンパクト六法というやつです。教科書には法令の条文が引用されていないことも多いため、六法で条文を確認する必要があります。「e-gov法令検索」でも条文を確認できますが、個人的には紙の六法がおすすめです。
Ex.「デイリー六法 [令和六年度]」(三省堂、2024年)。

法学用語辞典について

教科書を読んでいると、一般的な言葉と異なる「法学用語」がたくさん出てきます(一般的な言葉でも、全く異なる意味で法学用語として用いられるものもあります)。法学用語に出会ったら、法学用語辞典を引いて意味を確認するようにしましょう。
Ex.「デイリー法学用語辞典 [第2版]」(三省堂、2020年)。

+α必要なもの

余裕がある人は、「判例集」もあるといいです。
判例(裁判例、判決文)は教科書に多々引用されていますが、その事例がどのような事案であったか、結論はどうであったかという点はあまり教科書に記載されていません(結論に至る理由で示される法理論などが主に引用されています)。
そこで、その判例について知りたい人は、判例集を参照する必要があります。大学の先生の評釈が付記されており、勉強になります。
Ex.「憲法判例百選Ⅰ[第7版]」(有斐閣、2019年)。

注意点

法令は改正されることがあるので、教科書などは最新版のものを用いるようにしましょう。

おまけ

いわゆる「法学部」の学生はどのように勉強しているの?という話ですが、基本的にここで説明した勉強方法と同じです。違う点は、法学部生はテストがあるため、六法から必要な条文を検索する練習をしたり、問題集を用いて問題演習をしたりします。この点については、もし機会があればまた別の機会にお話ししようと思います。それでは(^^)/

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