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【育児】親の知らない娘の一面

スーパーで『桃 350円』とでかでかと書かれたポップを見、それからそのすぐ下に陳列した二つ売りのパックに入った桃を二度見後、
「え、これで350円?安っ!!」
と思い勢いでカゴに入れたのち、実は1個350円だったということをレジで知る。そんな夏の日。

判断力が鈍っているときにそんなトラップやめてくれ。



先日、子供と初めて打ち上げ花火を見た。

子の就寝は基本的に大体19時半〜20時なので、夜の外出はまだまだ厳しく、打ち上げ花火をみるのはまだ先かな、なんて思っていたのだけど、近所に住む、同じ保育園に通うAくんのパパから夫に「いま、花火見れますよ」と連絡がきたので、家族全員ラフな格好のまま、すでに少し眠そうな娘を抱っこ紐に入れて、家から徒歩1分ほどの公園に向かった。

小さめの公園で遊具もブランコと滑り台のみ、昼間であってもたまに子連れが1組いるかいないかの静かなところだったが、いつもと違い沢山の親子連れが集まっていた。

先程連絡をくれたAくん家族と合流すると、娘は予期せずAくんに会えたことにびっくりしつつも嬉しそうだった。お友達も娘もそれぞれ抱っこされ、遠くに上がる花火を一緒に見た。娘は花火の大きい音が鳴るたびに怖がって眉を顰めていたが、キラキラと遠くで光る花火に指をさしたり、ニコニコしたり楽しんでいる様子も見えた。

家の近所からこんなにきれいに花火が見えるなんて知らなかった。
引っ越してきてからずっとコロナ禍で、花火大会も中止になることが多かったし、娘が産まれてからはそんな余裕もなかった。
娘は保育園に入り、お友達もできて、そのお友達と一緒に今花火を見ている。
なんだか感慨深い。

花火を見ながらお友達のパパさんと近況を話した。
「〇〇(娘)ちゃん、朝保育園送ったときにいつもデッカイ声で〝バイバーイ!”って言ってくれるんです」
とパパさんが教えてくれて、少しびっくりする。
まだ入園する前の娘は警戒心が強く、大人に自分からバイバイなんてしなかった。
さらにパパさんは、
「いつも行くと絶対最初に気づいて〝あ、Aくんきた!!”って言ってくれるんですよ。それでみんなを引き連れて迎えに来てくれるんですけど、それがリーダー感あってなんかいいんですよ笑」

な、なんと!!
超絶人見知りで慣らし保育初日も家から保育園までの道をほぼギャン泣きで大暴れだったあの娘が、リーダー・・・。

二歳くらいだとまだまだ月齢によっての成長差があり、娘はクラスでおねえさん的役割を担っている、いうのは先生から聞いていた。
それでも、リーダーだなんて。
親が知らない娘の一面だ。

そういえば、育休中に通っていた支援センターにたまにくる保育士さんに、「人見知りが激しくて、保育園が心配」と相談したことがあった。

かなりベテラン感のある保育士さんは、警戒して私にべったりとくっついている娘を見て、
「ああ、大丈夫ですよ。こういうタイプの子って保育園入ると意外と仕切り屋になったりするんですよ」
と笑ってお話ししてくれたのだけれど、私は正直、本当か?と思っていた。

その通りじゃないか・・・。(先生、あの時はお世話になりました)

親の心配をよそに娘はたくましく成長しているらしい。

お掃除ロボットのルンバが怖くて、収納場所を偶然見つけてしまい四つん這いでギャン泣きしていたあの娘が、最近は毎晩寝るときにすべてのぬいぐるみを召喚し、寝室に連れて行かないと寝てくれないあの寂しがり屋の娘が。

いろんな人から聞く娘の一面もとても尊い。



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