スマホ断ちを試みる

スマホ依存になっている人は多いと思う。
かくいう私もその一人。
特に私は鬱を患っていることもあって、スマホにかなり依存している自覚がある。

というのも、私の鬱の症状の一つに“過去の嫌だったことを頻繁に思い出す”というのがある。
いわゆるフラッシュバックというやつだ。
これが暇さえあれば襲ってくるため、暇を作らないようにする必要がある。
しかし鬱で無気力状態が続いており、建設的なことは何もできない。
具合が悪くてもできるのはスマホをいじることくらい。
こんな感じで私は、暇な時間を楽して潰せるスマホにズブズブにハマっていたのだった。

しかしスマホで何か意義のあることをやるわけではない。
大体ツイッターかインスタを見ている。
つまり、スマホをいじると言っても何も目的がなく、ダラダラと情報を受け身の姿勢で得ているような状態だ。
何かそこで偶然有益な情報を得られればいいのだが、そんなことはほとんどない。

フラッシュバックを避けるためとは言え、こんなに役に立たないことをしていていいのだろうか。
スマホを見ないことでフラッシュバックは起こるかもしれないが、そのリスクを冒してでも得られる有意義なことがあるのではないか?
最近はそんな風に考え始めた。


そこでとりあえず、“ベッドにスマホを持ち込まない”というのをやってみることにした。
結果を先に言うと、2,3日で挫折してしまった。
とは言え、よかったのは睡眠の質が少し上がったことだ。
悪夢を見る日が多かったのだが、ベッドにスマホを持ち込まなかった日は悪夢を見ることはなかった。
寝起きも比較的すっきりしていたように思う。
しかし、やはりフラッシュバックは起こった。
フラッシュバックした事柄から連想して色々なことが不安になり、息苦しくなった。

やってみてわかったのは、スマホ依存をやめる前にフラッシュバックのほうをなんとかしたほうがいいかもしれないということだ。
フラッシュバックが起こらなくなればスマホを見る頻度も自然と減る気がする。
そうなれば無理やりスマホを遠ざける必要もなくなる。

そう簡単にフラッシュバックが治療できるとは思わないが、フラッシュバックが治まるまではスマホ依存も仕方ないと割り切ったほうがいいかもしれない。
そうしないと、自分を追い詰めすぎて鬱が悪化するような気がする。

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