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頑張ることから引退しました

久々に本を読んだ。
というのもずっと無気力状態で本を読むのをここ数ヶ月やめていたのだ。
ところがかなり前に図書館で予約していた本の順番がやっと回ってきたということで、せっかくだし気力を振り絞り読んでみることにした。


前田裕二著『メモの魔力』という本。

結局、全て読みきることはできなかった。
私がメモ術、手帳術的な本だと思って借りたのがよくなかったのだ。
こちらの本の言いたいことはたぶん、メモをたくさん取ることで独創的なアイデアを出せるようになり、(仕事的な意味で)大きな夢を叶えることができる、みたいなことだと思う。

自分を追い込まないように、60点取れればいいと思って過ごして、と主治医に言われている私には合わないタイプの本だった。
合わないというか、今の私には危険と言うほうが正しいのかな。
著者ほど頑張っていないにしろ、真面目に色々やりすぎて精神がおかしくなったので……。

それに最近は、例えば本の中に出てきた例みたいな億万長者になるとか有名人になるとか、そういういかにも成功者が絶対幸せってわけでもないと気付き始めた。
努力したいならすればいいし、その分結果がついてくれば素晴らしいけれども。
別に努力しなくても生きてていい、ってことに気付いたのだ、私は。
楽に生きてもいいみたい。
誰かに悪口を言われることもあるかもしれないけど、自分と自分の周りが幸せなら気にしなくていい。
そういう考えがあるってことに今までは気付きもしなかったから、一歩前進したかなと思う。

だから未だに人生の目標とかやりたいこととか、全然わからない。
でもそんなに壮大な目標じゃなくてもいいのかもしれない。
楽に楽しく生きられたらもうそれが一番いいような気がする。

私は頑張ることから引退したので。

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