15kgの重り

気付けば、大学を卒業した時と今とでは15kg体重が違う。
15kgの重りを每日背負って生活してるんだね、と夫に言われ、そう考えると怖〜となった。
だから少し動くだけでも疲れるんだ。

15kgの重りの中には、もちろん脂肪がかなりあると思う。
そして、この8年間のうつ状態で心も重たくなったような気がする。
何度も何度も泣いて、水分は排出されているけれど。
でもそのたびに心は重くなっていった。

心が軽くなれば体重も減るような気がしている。
今は、心が少しでも軽くなるように薬を飲んだり日光を浴びたりしている。
でも8年の重たい歴史を変えるのは容易ではない。

逆に体重が減れば心が軽くなるのではと思い、一応ダイエットをしている。
もう、万年ダイエッターになってしまった。
そして最近、每日のカロリー計算に疲れ果ててしまい、計算をやめた。
好きなものを好きなだけ好きなときに食べている。
これでは体重は減らないだろう。
心は一時的に軽くなったりするけど、きっとまたさらに体が重くなって心も重くなってしまうのだろう。

泣いた分だけ痩せればいいのにね。
苦しんだ分だけ軽くなればいいのにね。
每日15kgの重りをつけて歩いたり座ったりするのはとても大変で、すぐ疲れてしまう。
すぐ疲れてしまうから、何も楽しめなくなってきた。
ちょっとあれやってみようかなって思っても、でも疲れるから嫌だな……って疲れることを恐れ始めてしまった。
だからもうほとんど何もできなくなっちゃった。
少し気になるやってみたいことたちは、全て見なかったことにしている。

疲れたくない。
痩せたいよ。
そうしたらきっと心が軽くなって、色んなことに挑戦できる。