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盗めるものは盗む

バタバタとGWをはさみ、久しぶりになってしまいました。

タイトルは物騒ですが🫣

私には15年来の5歳上の友人がいます。
彼女に出会えたことで、私のその後の人生は大きく変わりました。

当時は同じ派遣会社のスタッフ同士。
後から入った私は何社か経験して鼻っ柱だけ高くなっていた痛いやつ。
チームは違ったものの、同じ部に所属し、ランチも同じ部屋で食べ、会話も増えていくように。
それでも彼女はOL特有の派閥的なものからは一線を引いていて群れずに、それでいて敵を作らずうまくやっていました。

ある日、彼女のサンプル発注の業務を引き継ぐこととなり、引継ぎを受けてビックリ!
とてもわかりやすく、なおかつ効率のよい作業方法だったです。
どこかの匠の技にでも出てきそうな、余計なものはなく、シンプルで大事なことがひと目でわかる。

話は少し逸れるけど、その後も彼女と仲良くなることが出来た理由が2つあって、1つは猫を飼っていたこと🐱  彼女は大の猫好きだったのである。
もう1つは食の好みが合っていたこと。その後、先に彼女が会社を辞めたのだけど、そのあとも嗜好が似ているのでここの店に行ってみたい〜がかぶり、関係は続いたのでした。

話は仕事に戻って。
あまりの無駄のない仕事ぶりに、私は彼女の観察を始めた。簡単に言えば、彼女のようになりたいと思ったので真似をしてみることにした。

まず、電話に誰よりも早く出る
彼女宛の電話ももちろんあるけど、部内のことをきちんと把握しているので取次がとても鮮やかなのである。
誰が何の担当をしているのか、
不在にしている人らは、外出なのか会議なのか休みなのか、
部内に留まらず、部外のことも把握しているのである。どこの部がなんの業務を行っているのか。

たかが電話、されど電話。
私も真似をして誰よりも早く電話を、、、取りたかったけれど、彼女には敵わない。ので、2番目には取れるようになった。

次に、ノートの使い方
ノートなんて表紙のあるメモ帳くらいとしてしか使っていなかったけれど、彼女のノートはマニュアルのようになっていた。
上司や営業からメールで受信した作業指示や社内連絡等の内容をノートに貼り付けていたのである。
そして変更等があった際には変更内容をそこに書き込んでいた。
私はそれまで受信フォルダに残っているんだから、その時探せばいいやと思っていたのだけれど、なるほどなるほど。必要なことを一冊のノートにまとめておけば探す時間の節約になるし、なによりそのノートはわかりやすかった。

ちなみに、その後、私の業務を引継ぐ時には彼女を真似して作った私版のノートが大活躍してくれた。
該当ページをコピーして後任に渡す。それだけで引継ぎの7割は完了。一緒に作業しながら後任の子がわかりずらいところを口頭で説明し、あとは後任の子が紙に書き込みをすれば、バトンタッチした後で慌てることはほぼほぼなかった。

最後に、自身の在り方。
本当にお恥ずかしい話。私は当時中身がスカスカなのに自信だけは人一倍だったのである。
もっと評価されてもいいのにと本気で思っていたし、自分はこんなにやってるアピールも強かった。

あー本当に恥ずかしい。

そんな私の横で、黙々と淡々と業務をこなしていた彼女は辞めた社員の転職先に引き抜かれて、職場からいなくなってしまった。
当時は私と彼女の何がそんなに違うのかと思ったけれど、一番大きな違いはスキル云々よりも自分自身の在り方であった。
私なりに分析してみた。

まず、言われたことを言われた通りにやる
こうした方がいいんじゃないかなー、などと自分の思いや意思をそこにいれない。
中には、その先まで要求してくる上司もいるけど、それはまた別問題で上司に問題があるパターンが多い。
当たり前のこと過ぎて意外と出来ていないのが言われた通りにやること。余計なことはやらない。

たまに「あの人って言われたことしか出来ないよねー」の類の陰口を言う女子がいるけど、それを言っている人ほど、言われたことすら出来ない人が多い(私調べ)

陰口隊に多いのが、あることないことペラペラ喋ること。
会社生活において、沈黙は金
知っていても知らないふり。余計なことに巻き込まれないことが会社生活を安心安全に送る上で一番大事なこと。
ちなみに、私は余計なことに巻き込まれて会社を追われた経験あり。恨みつらみも含めて別記事でそのうち書き残したいと思っている😑

そして、時間に余裕を持つ=ギリギリの出勤をしない。
彼女は始業30分前には出勤していたけど、そこまで早くなくてもいい。9時始業なら、8時55分には仕事が始められる状態になっていること。

彼女の例とは少し別の話になるけど。
今まで私が働いてきた環境の中で、仕事が早かったり、出来る人ほど、遅刻ギリギリだったり時間にルーズな人が多かった。
だけど、どんなに仕事が出来ても、時間にルーズというレッテルを貼られると良いことは一つもない。
仕事が出来なかったり、やることをまともにやっていなくても、早めに出勤しているってだけで評価がだいぶ上がっている人たちが何人もいた。
だけど、上司もその辺のことを加味していたのかは聞いた事ないからわからない。
仕事が出来る割に評価が低い人と、仕事が出来ないのに評価が高い人をこっそり比較した結果、出勤時間に余裕があるかどうかだった。(私調べ)

コロナ禍を経て、出勤の形態もだいぶ変わってきたので今はもうその辺は誰も気にしていないかもしれないけど、余裕はあるに超したことない!
実力主義だなんだといっても品行方正に見えて損することはないはず。


彼女から盗んだあれやこれやをツラツラ書いてみました。
いかんせん15年くらい前の話なので、電話もノートの件も古すぎて今は昔状態ですね。
でもこれはほんの一例。
もし近くに仕事出来るなーって思う人や、こういう人みたくなりたいなって人がいたら、真似してみるのはいかがでしょう。
それがその後の人生を激変させるかもしれませんよ。

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