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カナダの職場で日本人に遭遇した話

私はバンクーバーに来てしばらくの間、医療関係の職場で働いていました。そのうち、総合病院の受付をしていた頃がありました。

受付の最初の1週間はほぼトレーニングで、色々なトレーニングをオンライン上で受けたり、教室に行ったりしていました。

オンライン上のトレーニングはたくさんあり、ビデオを見る、教材を読む→まとめテストを受けて8割以上なら合格で次のトレーニングに進む
というような流れでした。
なのでトレーニングを受けるだけでも1日の予定がいっぱいでした。

トレーニングが始まって2日目?くらいに、受付エリアにおしゃべりな人が来ました。その人はフレンドリーそうで私の周りの受付のスタッフや看護師の人とよく話していました。
受付エリアに受付スタッフは常にいますが、業務連絡のために介護士、看護師、医者などが頻繁に出入りします。
私はおしゃべりが楽しそうなのでトレーニングから気が散っていて、このおしゃべりな人、やっぱり中国人だから元気がいいなぁ!なんて思っていました。

そして何度かその人を見た後で、ある日、私とよく話していたフィリピン人の介護士が、おしゃべりな中国人を連れて私のところに来ました。そして、じゃあどうぞ という感じでその人を残して去っていきました。
その次の言葉は「え、日本人!?」とかだったと思います。
私はその人が英語のアクセントだけでなく、ふるまいなども見て現地で育った中国人だと思っていたのですが、その人も私のことを中国人だと思っていたと知って爆笑しました。
フィリピン人の方は、私とその人が日本人であることを知って、私たちが知り合えるように連れてきてくれたそうです!
この人が私が病院で会った唯一の日本人スタッフでした。そして日本人という共通点以外に、地元もとても近い!ということを知って仲良くなり、今ではたまに出かけたりするお友達になりました。

出会いっておもしろいなーと感じる出来事でした。


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