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2020/5/9雑記

来週5/11から、子どもたちそれぞれの学校でオンライン授業が始まる。
大学生の息子のほうは、講義配信型の授業が主だろうが、ゼミや語学はどういう形になるのかまだ未知数。通信環境やデバイスの準備も完全自己責任で細かいところはよくわからない。

中学生の娘の学校は中高一貫の中堅校。オンライン授業に本気をだしてきた。
(方向性、え!?そっち??っていう驚く内容だったが)
学校が授業開始前にとった施策はなかなか素晴らしく、まずメールで家庭の通信環境と子供が自由に使えるデバイスの調査→学校でPC,iPad(無料)ポケットWi-Fi(有料)の貸し出しがあった。数に限りがあるため家にデバイスがない人が優先、必ず保護者が学校に取りに行くという条件付き。
環境を整えたうえで、Google classroomでテキストのコミュニケーションがスタート。
学年全体ルーム、教科ごとのルーム、クラスルームが立ち上がり、Google formで先生から出される質問に答える→課題を写真に撮って提出する→先生の動画をみながら課題をこなす。など段階ごとに子どもたちを慣れさせていく方法は、小学校レベルに面倒をみるよっていう姿勢が感じられてありがたかった。

中高一貫の難関校は自学自習の放任型、進学校は放任型と管理型のミックス、中堅校はほぼ管理型というのが、ものすごくざっくりした校風のカテゴリーになるが、放っておいても自分で勝手にどんどん勉強する子も世の中にはたくさんいると思い知った反面、やはり自由にさせたら全く勉強しない子も山のようにいるのが世の常。
全く勉強しない子はある程度「型」を決めてもらった方が楽なのではないだろうか。勉強自体が嫌いなわけではなく「勉強のやり方」がわかっていない子が多いから。

Google classroomに先生も子どもたちも慣れたころ、いよいよクラスごとのzoomがスタート。初回はログインしたら先生にご挨拶してマイク・カメラの状態チェックも兼ねた簡単な会話→先生がお話されているときは全員ミュート、質問に答えるときはチャット→その後ブレイクアウトルームにわかれて自己紹介と友達同士で会話。という感じだったらしい。
その後、このクラスごとのzoomが毎日続いた。学校からはプリントや問題集が宅急便で送られてきて、課題の進捗はGoogle classroomで報告、zoomで先生や友人と交流するというパターンが確立した。


GW明けの学校再開は難しいだろうという空気が充満し始めた頃、学校からオンライン授業開始のお知らせメールが届く。
正直、びっくりして何度見もしてしまった。
オンライン授業の時間割が、ほぼ今までのタイムスケジュールと同じように組まれていたから。
日程表
8:20~HR(zoom)
9:30~10:30    1時限
10:45~11:45   2時限
11:50~12:20   HR
昼休み
13:00~14:00   3時限
14:15~15:15   4時限
終礼
15:30~16:30   5時限(放課後)
当然、何曜日の何時限目は何教科という時間割も作成されている。

うちの子どもたちが通った中学受験塾には映像授業というチョイスもあって何回も利用したことがある。オンライン授業に対してそのイメージをもっていたので、オンラインで授業だけではなく何とか「学校」を再現しようとする取り組みに本当に驚かされた。
そして、規則正しい生活に対する先生方の並々ならぬ意欲を感じる。
8:20~HRって  娘は起きられるのか!?という心配しかない。
すっかりダレきった子どもたちにこのスケジュールはがっちりすぎでは、という気持ちもあった。

けれど、子どもたちの吸収力は乾いたスポンジのようで、あっという間にクラスzoomの最中に先生の顔をスクショして加工、他クラスの子に送り付けたり、iPadでクラスzoomしつつLINEで友達同士やり取りしたり、すでにやりたい放題楽しんでいる。
そして先生方の手探りで試し試しでも、こんな時だからこそ何とかオンラインで、という意気込みを感じるし子どもたちにも伝わってきた気がする。

今日、オンライン授業開始前の最後のトライアルで180人学年全員zoomが開催された。先生方もだいぶ慣れて画像の切り替えもうまくなり、180人全員が一斉にチャットで書き込みするとなかなか壮観だったらしい。

娘には、来週からは必ず朝起こしてほしい、お弁当を絶対に作って欲しいといわれている。このタイトスケジュール、もう少しのんびりでもいい気もするが親も完全に腑抜けになっているのかな。
授業がどんな感じか気になるけれど、来週の土曜日まで我慢して、月〜金は娘からの報告を楽しもう。

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