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あぁ、つよがりだったんだね。

握りしめていた手を

ふと開けた時、

体がふわっと軽くなった。




自分が決めたこと。決意したこと。

これから頑張ろうとしていること。

誰かのためを想って行動したこと。




「こうするんだ!!そう決めたんだ!!!」

熱く、強く、抱えた想いは、

いつしか、

「こうしなきゃいけないんだ!!!!」

に変わっていたんだね。



いつのまにか想いは、

鉛のようにどんどんと、重くなっていった。



そして、おもしろいことに、

想いが重くなるにつれて、呼応するように体への負担も増えていった。


頭の奥がズキっとするような頭痛がしたり、

食べすぎたわけでもないのに胸焼けのような苦しさを感じたり、

全体的に体のだるさも続いていた。



それでも、

「本当は、こうしたかった…」

「本当は、これは怖かった。寂しかった。つらかった。」

その気持ちに気付いて、


「その握りしめてるもの、離していいよ?」

って自分に言ってあげられた時、

驚くほどに体が軽くなったんだ。



まだ実際の涙は出てこないけど、

心の中では、涙が溢れていた。



「頼りたい」「甘えたい」「助けて欲しい」「寂しかった」

そんな言葉を、言えなかったのはなんでなんだろう。


つよがっちゃうのは、なんでなんだろう。


つよがらない自分になったら、どうなると思ってるんだろう。


「つよがり」って、なんなんだろう。





ふと軽くなった心で、

今度、大学時代に親友だった人に連絡をした。

彼が結婚した時から、あまり連絡取らないようにしていたことに気が付いた。


別に後ろめたいことも何も無いのに、どこか遠慮してたんだよね。


「結婚したからとか、全然気にしないよ~(笑)話そー!」

って返信が来て、

ちょっと拍子抜けしてしまった。



数ヶ月ぶりに連絡した友人も、

「久しぶりに連絡くれて嬉しいよ!!会おう!」


と、変わらない明るさで返信をくれた。


私の方から連絡をとめてしまったから、

申し訳なさもあって、なかなか連絡出来ずにいたのもあった。


私は気にしすぎなのかな。


ひとりで、抱えるのが癖になっているのかな。


だけど、すでに、温かく受け入れてくれる人達は存在していたんだよね。


こうして、私の本音をそっと読んでくれるあなたも、


私にとってはあたたかい存在です。



もうちょっと、つよがらない自分になっていきたい。


慣れないことだから、戸惑うけど。


ちょっと、照れくさいけど。


こんなことを書いてる今、めちゃくちゃ恥ずかしくなってるけど。笑



受け止めてくれる人達、

見守ってくれる人達に感謝して、


今日は昨日よりも、体をゆるめて、過ごしてみよう。


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