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世の中が便利になるほど、人はバカになる

「自分の頭で考えられている人ってどのくらいいるんだろう?」と最近、疑問に思うようになりました。

自分自身、最近になってようやく、意識的に「考える」時間を設けるようになり、徐々に習慣化させています。


「考える」なんて誰でもできるし、すでにやっていると感じられる方もいるとは思いますが、その多くはなんとなくだったり、流された結論を導き出しているのではないでしょうか?

私自身、意識的に考えることで、気付きを得られる機会が増し、世界が広がったような感覚すらあります。

一方で、自分の感覚的に日頃から「考え続けられる人」って10%もいないのかなぁと。


テクノロジーの発達や物質的に満たされていくと、人は考えなくなる。どんどんアホになるスピードが加速すると思っています。必要な情報はGoogleで調べたらすぐに出てくるから、わざわざ自分で考えずにも事足ります。

つまり、世の中が便利になればなるほど、考える機会は減り、受け身になります。

そうして、自分で考える習慣がないと、意見を求められた時に、「誰かの受け売り」や「耳障りのいい言葉」を並べてしまうんだと思います。

また、これからの時代、より一層この二極化が進むと思っていて、

考え価値を生み出す人
考えずに消費するだけの人

に分かれていくと思います。


自分がどちらに属したいかと問われれば、優秀な消費者であることよりも、誰かを喜ばせるような価値を生み出す側の方が幸福度が高いのかなと思います。


なぜ考えることが難しいのか?

結論から言うと、
世の中便利になりすぎたんだと思います。

歴史を振り返ると、昔は外敵から生き抜くのさえ難しかった。いつ襲われるか分からない危機を感じながら、自分の知恵を振り絞り思考し続けた人がいたことで、今の我々がいるんだと思います。健康に生き続けるのですら、スーパーハードモード。考えない=死に直結していました。

しかしながら、現代は、「普通にそれなりに生きる」ことの難易度はとんでもなく低い。

生活保護など最低限のセーフティネットがきちんと整備されています。昔は普通に生きることなど何も保障されていませんでした。

そして、あらゆる面でコストが下がり、獲得する難しさは下がり続ける一方です。自分で特に考えずとも、生きていくのは困らないし、モノや情報で溢れています。


検索したら、すぐに答えを得れますし、
欲しいものがあったら、大抵は買える。
思考停止した状態ですら、多くは手に入る。


それはなぜか、一部の考え続ける人たちが世の利便性を向上させているから。これに尽きると思います。

そして、考える人と考えない人の差は、物事に対して、「疑問」を持った時のアプローチの差によるものが大きいのかなぁと。


疑問を持った時のアプローチ

×調べない
△すぐに答えを調べる 
○自分の頭で考えた後に調べる
◎自分の頭で仮説を立てた後に調べ、深める


ここでの「深める」ってのは、ちきりん流の思考の棚を持つことや詳しい人に会って、仮説をぶつけて学びを得ることだと思っています。

疑問を持って、調べたら終わりではなく、頭の中の棚にストックすることでいつでも取り出し可能な状態にしておく。

新しいピースとなる”情報”を得た際に、自分なりのアウトプットを出せるようにしておくことだと思います。


思考の棚についての詳しい説明はこちらから

↑こちらの本を読んで実践するだけでも、
物事の捉え方が大きく変わると思います。


自分のアタマで考えよう

AIが我々の仕事を代替すると言われている今日において、決められた答えを導き出す力ではなく、自ら疑問を持ち問いを立てる力がより一層重要になってくると思います。


決められた答えを出す作業はAIに任せ、

人間は、そもそも課題は何か、本当に注力すべき課題は何なのか、真剣に考える力を養うべきだと個人的には思います。


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