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聴いてみてのお楽しみ♪ キーワードで作るプレイリスト

最近ハマっているプレイリストの作り方を紹介させていただきたい。
その名も『キーワードで作るプレイリスト』である。(もっといいネーミングはなかったのか)

やり方はとっても簡単。Youtube、Apple Music、などの音楽配信サービス内で好きなキーワードを検索して、片っ端から聴いてみるだけ。
これがなかなか面白い。
例えば「桜」というキーワードで曲を探すとしよう。
同じ「桜」を題材にした曲でも、幼馴染を思い出す人もいれば、別れた恋人を思い出す人もいる。
大切な人との思い出を語る人もいる。
自分が「桜」というタイトルで歌を作るとしたら、どんな曲にするだろうか、なんて考えるのも楽しい。
もし桜で曲を作るなら、どんな風にしようか。
幼稚園のころ、桜の木の下で遊んでいたら大きな毛虫が手の上に落ちてきて、大泣きしながら暴れまわったエピソードなんてどうだろう。
間違いなくロマンのない歌が出来上がる。

『雨と桜』 サロメの唇

せっかくなので、桜のキーワード検索で見つけた素敵な曲を少し紹介したい。
サロメの唇の『雨と桜』である。
今年の春は、桜が満開の時期にちょうど雨が重なった。
桜が雨で流されてしまうのはもったいないけど、雨に打たれるてしずくを宿した桜も、趣があってよいと思う。

嗚呼 散らないで桜の花 私一人を 置いたままで
窓を打つ冷たい雨よ 弥生の空に昇っていけ

https://www.youtube.com/watch?v=qhbLI0gIRf0&list=RDEMIam81LZTGzGlerRodydVww&index=1

思い人との別れ告げるかのように、散っていく桜の花びらと
そこに追い打ちをかける冷たい雨。
別れを覚悟し、さよならを伝えたけれども
雨の中を散っていく桜を見るうちに思いがあふれてしまったかのような
そんな歌詞とメロディーがとても素敵だと思った。


『桜道』 倉橋ヨエコ

あなたのスーツケースには 私の未練を
詰める隙間はもうないですか

https://www.youtube.com/watch?v=_56lUnsuat4

好きな桜ソングをもう一つだけ。
倉橋ヨエコの『桜道』だ。上に引用したのは、私が特に好きな歌詞である。
結局、詰める隙間があったのかどうかはわからなかったが、
こんなに胸の詰まるような別れの言葉を私は他に知らない。
比喩であることは重々承知であるが、そんなこと言われたら意地でも隙間をあけてしまうではないか。何なら鞄をもう一つ持っていく。あなたを一人にはしない。と、気持ちが大暴走してしまう。

ひらひらひらと 空へ あなたの行く手に
積もれ 積もれ さようなら

https://www.youtube.com/watch?v=_56lUnsuat4

先ほどの『雨と桜』の対比となるが、こちらでは桜の花びらが散っていくことをむしろ望んでいるようだ。
あなたの行く手に積もれというのは、「いかないでくれ」の思いなのか
「大切な人を導いてくれ」のどちらなのか。どちらとも解釈出来てたのしい。
これは一番の歌詞だが、二番以降の歌詞もとても素敵なので、実際に聞いてみてほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=_56lUnsuat4

こんなふうに、キーワード検索プレイリストを作ると、新しい発見や出会いが生まれてとても楽しい。
もし興味を持っていただけたら、ぜひとも試していただきたい。
そして、あなたのおすすめの曲を教えてください。
少し季節外れになってしまいましたが、
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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