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志の会① どぶ汁編

3ヶ月に一度程、友人達と旅行に行ったり会食をしたりするグループがある。
その名も「志の会」。
皆で集まったり、出かける時にはいつもテーマがある。
“国事に関わる勉強”、“気の良い場所や神社に参拝させて頂く”
大まかにいうと、こういうグループ。

メンバーは、PR会社、去年設立4年で上場させた組織コンサル、一番若手は、日本一ブラジャーを売る会社。の社長4人。とにかく気が良い仲間たち。

去年は、知覧特攻平和会館を訪れたり、三合会局(伊勢神宮・白山比咩神社・箱根神社の三社を間を開けずに参拝する事)などを行った。

今回の目的は、茨城県にある「鹿島神宮」参拝。
羊SUNRISE(ヒツジサンライズ)の社長、波留人から紹介してもらった、月の井酒造店の直彦が、「地元の茨城県大洗町にすごいものがある!」と言って紹介してくれたので、前日入りする事に。

ただ前日入りするのもなんなので、ミズノオープンが開催される「ザ・ロイヤルゴルフクラブ」でゴルフを楽しんでから、一旦水戸にチェックインして大洗町に向かうコース。

ガヤガヤゴルフ(僕以外(笑))からの水戸でサウナin。
しっかり整った上で、さぁ大洗町へ。

初めての大洗町。
月の井の直彦が絶賛していた料理屋さんは、
まさかの・・・

民家。

これは〜。どっちかのやつだなぁと。

そう。今日のメインディッシュ。
大洗町のプリンス直彦オススメは、この時期ならではの「どぶ汁」。

九州生まれの僕にとっては、冬の魚はなんと言ってもフグ。
東京に来ても、フグのお店は大好きだし、何軒か行きつけもある。
とはいえ、関東の冬の味覚はアンコウ。

今までアンコウ鍋は食べた事あったけど、
どぶ汁とは?

サウナで出した水分を早々にサッポロ黒ラベルで補給すると、
そこからは月の井の出番。
純米吟醸 無濾過生原酒から始まると、そこにあん肝が。

実はあん肝はあんまり好きじゃない。
というか、食べ飽きた。

ところが・・・

このあん肝、
フレッシュ!深い!余韻が長い!そして上品!
月の井に合う合う。

鍋の具材が次々に運ばれてくると、
どこからか、大将登場。
まさに昭和の料理人、味のある大将が鍋に火をつけて、おもむろに一言。

「お水は使いませんよ。」
「ちゃんと、どぶ汁になりますからね。」

そう言いながら、鍋に肝を大量に投入。優しく優しく混ぜ始める。全体に肝が広がったところに「アンコウの七つ道具」と呼ばれる、エラ・ヒレ・卵巣・胃袋・肝・身・皮を入れ、また時間をおく。そこから白菜・春菊・ネギ・定番野菜を入れ、また蓋を閉める。

待つ事10分。
お酒も進むので足りない。

次のお酒は和の月(なのつき)。
こちらは完全オーガニックな酒米で作られたお酒。実はこのお酒が完成するまでのストーリー、直彦のお父さん役を舘ひろしさん、お母さん役を安田成美さんでドラマ化されたそう。

舌触りが良いのにコクがある。

鍋の前で蓋を手に乗せ、アンコウを語る大将。
早くどぶ汁食べさせて〜。

納得のタイミングで蓋をとった大将。
湯気をかき分けると、まさに濁酒のような色合い。部屋中に匂いが広がる。

熱々のまま盛られたどぶ汁。
一口目は汁だけで。口の中に宇宙が広がる。

出た、背中で味わうやつ。

次はアンコウの身!美味い!これは初めての味。
水なし、酒なし、すごいぞアンコウ。

みるみる間にどぶ汁の入った大きめの鍋は空になった。
だけど、まだお腹には余裕がある。
後はメインディッシュを待つのみ。

メインディッシュは、このどぶ汁をたっぷり吸い込んだおじや。

初めてかもしれない・・・こんなに喉ごしの良いおじや。
おじやが喉から食道を通って、胃に落ちていくのを感じる事が出来る。
何という体験だろうか!

冬の定番が一つ増えた!
大洗町で極寒サーフィンからの、熱々のどぶ汁とおじや。
たまらない。ありがとう!!!

大洗町に別れを告げ、一行は水戸の歓楽街大工町へ。
さて、今夜はどんなスナックに出会えるのか?

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