「月光」
年に一回、必ず訪れる「月光」ブーム。
狼男でも、孫悟空でもなく、鬼です。鬼束ちひろです。
彼女の歌声は魂からの叫びに聞こえます。
何かが憑依しているように見えます。
それほど虜にさせてくれる歌声に、悪魔的歌詞
「月光」 作詞・作曲 鬼束ちひろ
I'm GOD CHILD (私は神の子)
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field? (こんな場所でどうすごせばいいの?)
こんなもののために生まれたんじゃない。
「GOD CHILD」って、「神童」って言葉があるように、
他人を形容する時には出てくる言葉だと思います。
それを、一人称で冒頭に使ってくるのに衝撃でした。
作詞センスが半端ない。
ただ、この感覚って誰もが抱いていると私は思うんです。
「世の中うまくいかないことがいっぱい、 なんで私ばっかり
こんなについてないの?どうしたらいいんだ!」って感覚って、
「うまくいくのが当たり前≒神の子」と言っているのと表裏一体ではと。
上手くいってないなーってときは励ましに、
上手くいっているときは戒めのメッセージとして、
この歌を聞きたくなるんです。
あと「私とワルツを」も好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=LXft3v_cKHk
鬼束さんの歌はこの二曲しか知らないのは、
たぶん、TRICKの影響だと思います。
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