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カジノと統合リゾート

Twitter、YouTubeでお馴染みの

木曽さんの本です。

GWのパチンコ業界叩きに真っ向と

議論していただいた方です。

理路整然とした話し方で

非常に説得力がありましたので、

著書を読んでみたいと思いました。

本の概要

・日本の観光業界は人口減少ともない減少傾向のため 
 海外からの観光客に期待しないとならない。

・海外からの観光客として、
   もっとも収益を期待できるのは
   ビジネスで来られるお客様。

・会議室、展示場、宿泊施設、
 商業施設(カジノ含む)が
   一体となった複合施設(統合型リゾート=IR)の
   経済効果が大きい。

・日本では展示場などの施設は
    基本的に自治体が建設するが、
   採算性に問題があり、思うように建てられない

・IRを誘致することで、
   企業が、全部一体の施設を作ってくれる。
   なぜならカジノを併設することで、
   他の収益性が悪くても
   カバーしやすい体制となっている。

・また、その地域の雇用を生むという
    波及効果も見込まれる。

・不安要素としては、
    依存症、治安、教育への影響。
   特に教育は麻薬と同じように学校での
   教育を推奨。

・経済性の優位と不安要素の両方を
    双方の立場の方もしっかりと理解し、
    その上の議論が重要。

仕事で何回か海外カンファレンスに

行ったのですが、全てホテル内で完結することが

多かったです。

カンファレンスが終わればホテル内で、飲みに行く。

非常に効率的に売り上げを伸ばしている感じがしました。


また、IRをすでに誘致しているマカオで泊まったカジノは

映画祭が行えるようなホテルもあった。

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中にはショッピングモール内に

運河を作ったホテルもある。

ゲームとしてのカジノも好きですが、

ソウルよりマカオが楽しいと思ったのは、

こういった華やかがあったからだと思う。

「非日常感」を味わえる。

統合リゾートならではだと感じる。

最後に

私のカジノ好きは横に置いておいても、

日本、特に地方の活性化のためには、

統合リゾートの誘致は

非常に大きなビジネスチャンスが訪れると思う。


感情的にならずに、

メリットとデメリット双方をしっかり理解して

しっかりと議論して欲しいと感じる。


また、先週あたりに、

アメリカのIR大手サンズ社が

日本進出の撤退を決めてしまった。

政府が発行するライセンス期間が5年と

非常に短いため採算性が取れないこと。

政府も誘致するのであれば、

他国に負けない、招致する体制を整えて

いただきたいと思いました。

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