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マイ・インターン

嫁がAmazonプライムで見てたのを
横で携帯いじりながら眺めてたのですが
途中から面白くなってしまい、
見入ってしまいました。

あらすじ

新進気鋭のアパレルサイトの女性CEOの元に、
シニアインターンとして70歳の男性が配属される。
女性CEOは「合わない」と勝手に判断し、
仕事も回さず、放置することになる。
シニアの男性はそれでもめげることなく、
出来る仕事をコツコツとこなし、
まずは周囲の信頼を徐々に得ていき、
それを見ていたCEOとの関係も変化していく。

所感

ありふれたストーリーだけど、とても心温まった。
シニアの男性(ロバート・デ・ニーロ)の、
健気で、可愛らしく、時に大胆な姿に心打たれた。

周りの若いもの達から、冷たくされても、
めげず、コツコツとできることを全うする。
そこに、シニアならではのアイデアを加えて。

また、佇まいもすこぶるカッコいい。

カジュアルな服装を勧められても、
私のカジュアルはスーツだと言い張る。

若い同僚が、住む部屋を追い出されたときは、
最後まで引越し先を探させて、
どうしようもなくなった時に
「家に居候させてやる」と手を差し出す。

その若い同居人が、クローゼットにある
多くのハンカチを見つけた際、
「何に使うんだ?」と聞かれると
「ハンカチは女性に差し出すもの」と返す。

いちいち、紳士なのだ。

紳士といえば、一つの小説を思い出す。
村上春樹さんのノルウェイの森だ。

主人公の先輩である長沢さんの言葉を

「自分のやりたいことをやるのではなく、
 やるべきことをするのが紳士だ。」
       (ノルウェイの森 村上春樹)

やるべき事をやる。

シニア世代へと差し掛かった私として、
やるべき事をやり、
「紳士」で有りたいと思わせてくれる
映画であった。

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