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知っておきたいマーケティング思考法

こんばんは!

皆さん「マーケットイン」という言葉はご存じでしょうか?「マーケットイン」とは、マーケティングにおける一つの思考法で、反対の思考法としては「プロダクトアウト」というものがあります。
この二つの思考法は商品・サービス開発、営業職に関わる方であればご存知かと思われますが、改めて考えることでより顧客の課題を解決できるような事業開発であったり、提案ができるかと思われます。ですので、今回の目標としてはそのきっかけを作ることができたらなと思います。

まずは大前提の知識となる企業の事業戦略と戦術、マーケティング、その次に本題の二つの思考法はどういったものなのかをご説明させていただきます。
■企業の事業戦略と戦術、マーケティング
企業は事業を行ってく上で、戦略と戦術を考えます。
これを考える上で参考にする資料としてはUSJの元CMOである森岡さんの著書「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」が最適かと思われますので、参考にさせて頂こうかと思います。
・戦略とは
目的を達成するために、自分の持っている様々な資源(ヒト、カネなど)を、何に集中すべきかをえらぶこと
・戦術とは
戦略を達成するためのより具体的なプラン
・マーケティング
戦略、戦術の本質的な概念であり、つまりは売れる仕組みを作ることです。
例)4P:prodact(製品)、place(場所)、price(価格)、promotion(プロモーション)

⇒つまり、開発や営業をする上で、戦略、戦術、そしてマーケティングの思考法の理解は欠かせないものなのです。

そして今から本題の思考法の話をさせていただきます。
■プロダクトアウトとは?
企業の強みに立った思考法で、会社の強み、つまり資金や開発力を活かしてマーケティングを行うことです。
参考文献:http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0502/04/news117.html

■マーケットインとは?
消費者の視点に立った思考法で、顧客のニーズ・課題をくみ取ってマーケティングを行うことです。
参考文献:http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0502/04/news119.html

■重要ポイント
昔は、良い商品を作れば売れて、いわゆる「プロダクトアウト」思考ファーストでした。しかし、物があふれきっている現在、商品を差別化することは難しくなってきており、そのような考え方では対応できなくなってきました。かといって、ユーザーは自分の課題の全てを把握しているとは限らず、「マーケットイン」思考ファーストをとれば売れるとは限りません。
つまり、この二つの思考法が交互に行き来している状態が理想なのです。

具体的に僕が働くサイバーエージェントのAbemaTVにあてはめてみましょう。(AbemaTVはテレビと同じく、広告枠があります。)
ユーザー理解が不十分なサービスを所有するクライアントAがいるとします。それに対して僕たちは、AbemaTVの素晴らしい広告機能を使えば、ユーザー理解が促進されると営業しても、クライアントには提案が刺さりませんし、提案が通ったとしても良い結果はおそらく訪れないでしょう。
⇒「プロダクトアウト」思考ファーストになってしまっている。



そうではなく、
・ユーザーのインサイト
・クライアントのサービスの戦略(どういう人に、どういう強みを届けたいのか)
の二つを理解して、AbemaTVを提案すると、クライアントにも刺さりやすい提案となるかと思われます。
⇒つまり、クライアントA社のサービスが、ユーザーのインサイト課題を解決するためのサービスであるということを、ユーザーに理解させるための強力な武器がAbemaTV。

          
■まとめ
僕たちは仕事において常により良い成果を求められることだと思います。その上で、再現性をもって成果を出すには思考法、フレームワークを理解することが大切だと思います。ですので、今回のように思考法を改めて理解し、日々の仕事に応用できればと考えております。

今回は以上になります!読んでいただき、ありがとうございました!