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幼児食が面倒くさい ホットクック機種選び編

ホットクック機種選び問題

我が家では、幼児食を作るのが面倒くさいので、ホットクックを検討していた。ホットクックとは、SHARPが販売している調理家電で、私が説明するまでもないが、

水なし自動調理食材と調味料をいれるだけ、かきまぜも火加減も自動
予約調理朝セットすれば、帰宅時にはアツアツご飯ができている
無線LAN接続作り方がわかる、メニューが増える。スマホアプリとの連携でさらに便利に
(公式サイトより引用)

と忙しいワーママにぴったりな調理家電である。調理時間そのものは短縮できない。だが、火を使わない、かき混ぜの必要性がないので、その時間は別のことに使えるのである。

夫との協議の結果、めでたく購入決定となった。が、ホットクックはたくさん種類あるので、比較検討することになった。

前提として、我が家は

  • 夫、私、息子の3人家族である

  • 夫婦ともに料理はできる

  • しかし、夫婦ともに料理が好きというわけではない

  • 私は美味しいものが好きである

  • 夫は食べ物にこだわりはない

  • 今のところ息子はよく食べるタイプだ

  • 基本的に夕飯はみんな家で食べる

そこで、検討しなきゃいけない項目は①容量、②機能の2点だ。

①容量

ホットクックは、以下のの3タイプがある。(2020年2月執筆時)

  • 2.4Lタイプ2~6人分

  • 1.6Lタイプ2~4人分

  • 1.0Lタイプ1~2人分

家族の人数は「夫、私、息子の3人家族」なので、「1.0Lタイプ1~2人分」は候補から外れる。

・今のところ息子はよく食べるタイプだ

ということを考えると将来的に容量は大きい方が良さそう。ホットクックが何年使えるかは謎だが、初代を使っている人がまだいるみたいなので少なくとも5年は使えそうである。

6歳で大食漢になるかは分からないが、大きい鍋で大量に作るのに慣れるために作り置きしようと思う。

・夫婦ともに料理が好きというわけではない
・夫は食べ物にこだわりはない

ので同じメニューが2日続いても大丈夫である。そう。ただ料理が面倒くさいだけである。

容量は
2.4Lタイプ2~6人分
で決まりである。

②機能

そうなると最新モデルは
KN-HW24F
一択になるのだが、

高い。

価格ドットコムで見ると(2020年2月現在)約6万円するのである。
追記:2021年4月現在で約5万円まで下がった。

なのでAmazonで型落ち品を確認する。KN-HW24C (2017年モデル)タイムセールで約4万円。

この値段の差はおそらく機能差なので比較すると

煮詰め機能搭載
フタを開けて加熱できるので、中の食材の様子を確認しながら調理ができます。しっかりと煮詰めて照りを出したい料理などに便利です。

火力やまぜ方が選べる、好みの設定加熱機能
コンロで鍋を使う感覚で、火力、まぜ方、加熱時間をお好みで設定できます。
(公式サイトより引用)

白色がある

の3点である。

私が求めるホットクックの機能は「忙しい平日の料理は全自動で簡単に楽して作りたい」なので2万の差額を出してまで必要な機能ではないのである。新機能は料理が好きな人には良い機能だろう。

なぜSHARPさんは商品ラインナップから「忙しい平日の料理は全自動で簡単に楽して作りたい」というニーズに合う製品を消してしまったのだろう?と疑問が湧いた。

あなた、目の付け所がSHARPじゃなかったの。と思っていたらソースがあった。

現在、ヒットの波に乗って目指すのは利用者層の拡大だ。これまでのメーン層である20~40代から高齢層への普及を図っている。
高齢者には「家電は白」という意識が強い。そこで、これまでは赤の機種だけだったが、最新版では白も用意した。同様に、ふたを閉じたまま全てが仕上がることに不安を覚えるという高齢者のために、最新版では仕上がり直前にふたを開けてかき混ぜられるような機能も搭載した。

シャープの自動調理鍋「ホットクック」開発秘話、カギは“かき混ぜ棒” | ものつくるひと | ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/183684

そもそも最新型の購買層に私は入ってなかったのか!

どのような家族構成の利用者が、いつ、どのようなものを食べるのかというデータが、今後も集まってくれば、ホットクックの次世代機の開発や、他のビジネスの発案にもつながりそうだ。

この家電は高所得層or知識層向けなのか…?

(私自身は年収が低く高卒だが、お高いながら時間を捻出する素晴らしい家電だと思うので、頑張って購入を検討している)

本当にホットクックを必要としているのは、低中所得層で働かざるを得ない共働き家庭、ひとり親家庭なのではないか……

所得が低くなると貧乏暇なし宜しく、食事が疎かになる→不健康になるの負のループになるのは周知の事実だ。ホットクックは初期投資さえすれば、具だくさん味噌汁で低コスト低労力の健康的な食事が作れるのではなかろうか。

少なくとも中所得層に炊飯器なみにホットクックが普及しないといけないのでは?私の周りにはホットクックを使っている人はいない。そして中所得層に必要なのはKN-HW24Cのスペックおよび値段なのでは。もしくは技術の進歩と高所得層の課金でKN-HW24Eがもっと値下がりしますように。いやSHARPさんとて慈善事業じゃないのは分かっているのだけど。

ホットクックが必要な層はここなんじゃないか問題

(この話は私の生活環境から見た世界の妄想によるフィクションです。問題提起として書いてみましたが、興味のない方は飛ばして読んでください。)

私、はるか。20歳。中学の時の同級生と結婚して2歳の娘がいます。旦那は工場で働いているのだけど、最近機械に手を巻き込んでしまったの。もちろん労災は下りたんだけど、同じ職場での復帰は難しそう。工業高校で取った資格を生かせる仕事に誇りを持っていたので辛そう。転職も大変そう。

とりあえずイヤイヤ期の娘を連れて役所に行き、私が何とかパートの仕事と保育園を見付けてきた。仕事をしながらの家事は大変だし、娘はしょっちゅう保育園から病気をもらってくる。旦那は転職が上手くいかずイライラしてるし……
実家は去年の冬からおばあちゃんの介護で忙しそうだ。義実家は長男夫婦が家にいて頼りづらいなぁ。

「ママ、ヤ!」買ってきたご飯が弧を描く。ごめんね、ほのか、ママ今日も限界だから許してね。ほのかは私の味付けなら何でも食べる子なのに……

「最近元気?」お姉ちゃんからLINEが届く。
私と違って、誰にでも優しくて頭が良く、学費免除の奨学金で大学に進学したのち、東京の会社に就職した自慢のお姉ちゃんだ。そうだ、お姉ちゃんに相談すればよかったんだ。そんなことも考えられないぐらい私追い詰められていたんだ。

「お姉ちゃん、私限界だ……」
「まって、LINE電話できる?」
お姉ちゃんは社会制度で使えるものはないか、一緒に検討するために今度地元に帰ってきてくれると約束してくれた。
「はるか、ホットクックって知ってる?」
お姉ちゃんは私の知らない家電の話を始めた。

という事で機種決定

ということで妄想が膨らみ余計なことを考えてしまったが、今週KN-HW24Cが届く。超楽しみ。


幼児食が面倒くさいマガジンやってます

手抜きホットクックレシピを載せているので、ご興味があったらどうぞ。


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