令和に買ったシールで、平成風シール帳を作る
子どもがシール帳を使っている姿をきっかけに、「用途を決めない手帳」を導入している。そのとき、シールを自由に貼ったり剥がしたりできる剥離紙を買ったので、シール帳を作りたいなと思っていた。
私は、平成に小学生時代を過ごしている。最近の「平成レトロ」ブームでリバイバルされたアイテムたちは、自分にとって懐かしいものばかり。ふと、令和に売っているシールで、平成シール帳を再現できるのでは?と考える。
平成のシール帳文化とは、買ってきたシールをシール帳と呼ばれる剥離紙に貼り直すこと。そして、友だち同士でシール帳を持ち寄って交換したり、コレクションしたりするのだ。
「童心に帰ってシール帳を作ったら楽しいかもしれない」早速シールを集めてみた。
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令和に買った平成シール6シート
今回購入したシールは、令和に入ってから購入したもの。今でも購入できるシールもあるので、チェックしてみてほしい。
①立体感がリッチ感「タイルシール」
平成のシール帳といえば「タイルシール」を思い浮かべる方も多いのでは?その名の通り、タイル状のシートにかわいい印刷が施された「タイルシール」。サンスター文具にて、令和の人気キャラクター「ちいかわ」バージョンが売っているのだ。
「タイルシール」は板チョコのようにくっついているので、ハサミで切り離さなくてはいけない。きれいに並んだシールを切り離すのはもったいなく感じ、最初にハサミを入れるのに勇気がいる。
全部切り離してもいいし、いくつか繋げた状態で使ってもかわいい。ちなみに平成当時は、カラフルな色使いにラメの入ったタイル、ハムスターのプリントが人気だったと記憶している。
▼今回紹介したタイルシールはこちら。人気商品のため、価格が高騰している場合がある。注意してみてほしい。
②触り心地に癒される「フェルトシール」
やわらかな見た目と触り心地に癒される「フェルトシール」。実はG.C.PRESSにて現役で取り扱いのあるアイテムだ。今回は、「ふわふわ 動物園」を購入した。
やさしい色使いと、絵本の世界から出てきたようなかわいい動物たちのシールである。
現役で売っているのに、なぜかネット通販では見つかりづらい「フェルトシール」。個人的な見解だが、商品名が素材感によって「起毛」「フロッキー」「ふわふわ」と分かれており、「フェルトシール」では検索に引っかかりづらいのである。
商品名を知りたい方は、公式オンラインショップの「シール」から順番に見ていくのがおすすめ。公式オンラインショップ他、実店舗、各種オンラインストアでも取り扱いがある。
▼今回紹介したフェルトシールはこちら。こちらは公式Amazon店。
③ぷくっとかわいい「マシュマロシール」
現在でも人気が高い「マシュマロシール」。他の名称は、「ぷくぷくシール」や「ぷっくりシール」などがある。
今回はマインドウェイブの「マシュマロシール 70140 Animal Land」を選んでみた。こちらはキャラクター性の高いデザインがキュートな動物のシール。
発砲PVCを使った、ふにふにとした触り心地が楽しい。学童向けのデザイン以外にもおしゃれなモチーフを使ったシールがあるので、気になる方は調べてみてほしい。
▼公式オンラインストアはこちら。
④派手カワ「ポログラムシール」
キラキラの「ポログラムシール」は貼るだけで、光を受けて華やかな印象に。今回は、Mrs.Grossman's(ミセス・グロスマン)の「ステッカー スター」を選んでみた。
Mrs.Grossman's(ミセス・グロスマン)は、1979年アメリカ生まれのステッカーブランド。シンプルなデザインとポップな色使いがおしゃれなシールだ。
今でこそネットでも気軽に買えるが、平成当時こちらのシールを手に入れるには、現地かソニープラザ(現:プラザ)や輸入販売店で購入するしかなかった。
一般家庭で育った小学生の私は、ハワイ旅行のマカダミアナッツチョコと共にお土産で購入できる同級生が羨ましかった。地方在住のため、取り扱い店舗も近所にない。大人になって自由に買えるようになった今、憧れを込めてチョイスしてみた。
▼プラザオンラインはこちら。
⑤復活がうれしい!「SWIMMER(スイマー)のシール」
平成の人気キャラクターを使ったシールはたくさんあるが、私が憧れていたのは「SWIMMER(スイマー)のシール」。近所の文具店では取り扱いがなく、家族でビブレに行ったときにしか買えないのも特別感がある。
こちらはセリアで販売していた。平成当時はレトロポップなデザインだったが、こちらのデザインはレトロな中にも時代に合わせたトレンド感が見られる。
実は、SWIMMER(スイマー)は2018年にブランドが終了していたが、2020年にパティズへブランドを業譲し復活。学生のときに親しんだブランドが続いてくれることに感謝したい。
⑥「ふろくシール」みたいなフレークシール
あなたはりぼん派?なかよし派?それともちゃお派?月刊マンガ雑誌は小学生女子のバイブル。私はりぼん派だったので、りぼんで連載していた、矢沢あい著「ご近所物語」のフレークシールを紹介したい。
「ご近所物語」のフレークシールは、2022年〜2023年まで開催された、「ALL TIME BEST 矢沢あい展」のオリジナルグッズ。残念だが、現在は購入できない。
現在は豪華なふろくも多いが、平成当時は、レターセットや厚紙を組み立てた箱など、紙物中心だった。こちらはコミックの絵柄をそのままにフレークシールに仕立て、まるで「ふろくシール」のよう。
「ご近所物語」は、服飾の世界を舞台にしたおしゃれな世界観と、魅力的なキャラクターが当時の女児の憧れの的だった。
てきたシール帳がこちら
先ほど紹介したシールをシール帳に貼ってみた。左ページが当時の等身大のシール、右がページが当時憧れていた世界のシールだ。
ちなみに「タイルシール」や「マシュマロシール」は、シール帳に貼ると普通にかさばる。でも当時の女児たちは、何の疑問も持たず1シートまるまる貼っていたりする。
ときめきをシール帳に集めて
久しぶりにシール帳を作ったら、思いのほか楽しい。普段は、配置を気にして手帳デコやコラージュをしていた。だが、何も考えずに無心で「かわいい」を集める作業は、とても癒されるのだ。
「最近つまらない……」という方は、心のなかの女児を呼び起こして、シール帳を作ってみて欲しい。できた頃には、ときめきがつまったページができるはずだ。
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文具マガジンやっています。道具として実用的に使っている文具も、完全に趣味趣向の文具も好きで紹介しています。
▼手帳の使い方について詳しく知りたい方はこちら。私の場合、スケジュールやタスク管理のための「書く」手帳、手帳デコやシール集めなどの「楽しむ」手帳を、用途別に分けて使っています。
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