月モカ_180820_0087

月曜モカ子の私的モチーフ vol.178「ミッション」

「本当は世界は8/11に終わるんだったのよ」
                           
これはごく最近、イスラエル師匠がわたしに言った言葉だった。
                           
あまりにも唐突で、実感のない言葉で、わざわざ会いに行ったわたしですら言葉が体に入ってくるのに時間がかかる。

                          
「...ていうか誰なん、そのイスラエル師匠って!」

                           
妹たちはいつもわたしの突然かつ深度ある登場人物に対してのツッコミを欠かさない。おそらく妹たちにとっては姉のそれは「ボケ」の一つであり、
「笑いとれるところ」としてスルーしてはいけない関西人の使命を感じているのだと思う。
“スピリチャルN”や “潜在意識波動カード” はじめわたしの周りには不思議なものが人がたくさんいて、妹たちも「それどの人やっけ」とか「波動カード!!! その名前が衝撃的すぎて、続き入ってこんかった!そのハドウカードがなんやっけ?」と忙しい。
                           
最近ではそこにエッティラ師匠(封印されたタロットの研究をしている占い師)も加わって、彼女たちは“モカコの愉快な仲間たち”にメンバーの充実を感じている。

                           
先週は実は腸が弱っていたせいか、また何かに思い切り当たってしまって、4日間ダウン、そのうち2日間病院に点滴をしに通っていた。お腹がずっと痛いし、頭を使ってアウトプットする作業は難しいので、
ただ観ていればいいということで映画を観よう、となっており、いまさらながらミッションインポッシブルシリーズを観た。4、5、3という風に。

                           
なぜこんな変な観方をしたかというと、ミッションインポッシブルには、特に3には、わたしの映画への飽くなき信仰を踏みにじられた嫌な思い出があって、
(そのエピソードを今だらだら書いてみたのだが、そのエピソード自体の次元がすごく低いところにあるので書いてから、くだらんわ、と思い、全部割愛しました)
ミッションインポッシブル、と聞くたびに鳥肌が立つくらいのトラウマがあったのだが、実はわたしはシリーズは1を観ているし、それとは別にトム・クルーズという俳優を本当に尊敬しているので、3年前の飛行機にトムがスタントなしで飛び乗ったあたりから(だってトムさん、ダチョウ倶楽部と同世代らしいよ! 彼らも今も熱湯風呂とか入って偉いけど…)
「ミッション・・・観たいな・・・」と思っており、
先日お見舞いに来てくれた妹めっくすが、
「ミッションインポッシブルこれまでで最高の出来! もっかい観たいくらいやから、一緒に行かへん?」と誘ってくれたので「行きたかったのよぉ!」となり、
めっくすが「少なくともレアセドゥが出てる回からは予習しといた方がいいかもな、繋がってるから」とのことで、4から見始めたのである。

                           
で、ミッションインポッシブルとは、わたし以外のほとんどの人たちが前からよくよく存じ上げておられるように、不可能なミッションを引き受け秘密裏にそれらを遂行し世界を救う話である。

ネタバレじゃない定説の部分だから語るのだが、映画のエンディングはだいたい「すんでのところで世界が救われ」、まるで何事もなかったような顔をしているシアトルのハーバーや、街の雑踏に彼らが戻ってくるシーンがあって「みんな呑気なもんだぜ、街ごと吹っ飛んでたかもしれないのになぁ」みたいたセリフがあったりする。

ここのところ毎日、ミッションシリーズを1本づつ観ているわたしは、
昨日家に帰って、ふと「そういうことなのかもな」と思った。

                           
地球の深〜いところで、本当にミッションインポッシブルみたいな物語が進行していて、世界に大きな戦争なんかを起こしてやろうと企んでいる奴らがいるのかもしれないし、
こういった具体的な意味合いじゃなくても、
“世界”という大きな想念の集合体の中で、光のエネルギーと闇のエネルギーが衝突したり、吞み込み呑み込まれながら(イメージとしてはSPECの映画版のような感じだろうか)、かろうじて8.11という最大のブラックポイントをクリアして、こうして今、9日後の8.20を迎えているのかもしれない。インポッシブルなミッションを完了していてくれるライトワーカーたちのおかげで。

                           
突拍子もないセリフだけども、もしかしたら真実なのかも。

                          
「本当は世界は、8/11に終わるんだったのよ」
昨日、イスラエル師匠は言った。

―暗転―

♪ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャ、ジャ、ラー
(Miのテーマ曲)

与えられた暗号は ”999” 今日から新たなミッションが始まる。

♪チャララ〜、チャララー、ジャラッ!

         (モチーフvol.178「ミッション」/イラスト=Mihokingo)

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☆モチーフとは動機、理由、主題という意味のフランス語の単語です。

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