見た目スッキリ!住宅設備の隠し方
注文住宅・別荘、どうせつくるなら、自分でも「わぁ」、お客さんが来た時にも「わぁ」と言ってもらえる家になるといいですよね。
今回ご紹介するのは、この住宅に必ず出てくる下記の3つの住宅機器について、うまい隠し方を可能にする方法をご紹介します。
この見た目、どうにかしたい
キッチンのレンジフード、、、冷蔵庫、、、洗濯機、、、もう少し工夫したら見た目もよくなるのに、と思いませんか?そんな悩みに応えるアイテム・ひと工夫をご紹介します。
上記の他、エアコンも隠したい設備No.1だと思いますが、エアコンについてはこちらの記事を参照ください!
① レンジフード item-A
レンジフードのおすすめアイテムを2つご紹介します。
ひとつ目は「天井スリットファン」というtoolboxさんの商品です。
名前の通り、レンジフードがなくなり、天井にあるスリット状のスキマからだけで排気をするという商品。実は、私も最近知りました。
下記ホームページに、実際の使用感、排気の程度感などもレポートがあって、実際に使えそうだという信ぴょう性がある商品と思いますので、下記ホームページも是非ご確認ください。
ただ、こちらの商品の課題は、戸建て住宅以外、例えばマンション等では使えない可能性が高いです。IHであれば地域によっては使用可能かもしれませんが、基本的にはガスコンロでは使用できないので注意が必要です。
戸建て住宅においても、所轄の消防と事前に相談が必要になりますので、担当の建築士に必ずご相談ください!
② レンジフード item-B
レンジフードの代替アイテムの2つ目は、壁付け排気ファンです。
いくつかのメーカーで出していますが、見た目的にすっきりなのは、協立エアテックさんの「スリムハイキⅡ」という商品です。
下図は、mocAで設計した住宅の検討中のパースイメージです。
この住宅の例では、天井高さが3.8mと高く、天井のスリット排気も使えません。壁付け以外に選択肢がないため、壁付けレンジフードをつけなければいけないのか・・・という中で、スリムハイキⅡの出番です。
冷蔵庫の高さにも合わず、壁付け棚の高さにもあわず、レンジフードは通常天井に収まることを想定されたデザインなので、壁付けにするとどうしても納まりが悪いです。スリムハイキⅡであれば、排気口だけ壁につければよいので見た目スッキリとなります。
対応するのはIHのみとなりますが、その排気量は、紙を近くに近づけると「弱」でもぎゅっと吸い込まれてしまうほど。
こちらの商品の課題・注意点としては、壁の裏側が外壁である必要があることと、外壁側に500x500xD250程度の排気ファンボックスが出てしまうので、外観上支障のない場所、且つメンテナンスが容易にできる場所にレイアウトができるかどうかがポイントになります。
③ 冷蔵庫
冷蔵庫をうまく魅せるための方法は大きく、2つあると思っています。ひとつは冷蔵庫の苦手な部分、側面を隠す方法。
もうひとつは、冷蔵庫自体がデザインされたものを置く方法の2つです。
写真の例にあるようなSMEGの冷蔵庫であれば、比較的置き家具のようなデザインになっているので、単独であっても他のインテリア要素との調和次第では、きれいにみせることができると思います。
深澤直人さんがデザインした冷蔵庫はとてもスタイリッシュでそれだけでも美しいですが、サイズが家庭用サイズになると、やはり収納と一体化したほうが、さらにスタイリッシュになることを考えると、冷蔵庫は家具と一体化を考えたいところです。
注意点としては、冷蔵庫を収める収納棚を作る場合、奥行をD600~D700にする必要があるため、通常よりも大きめの収納をつくることになるため、若干その分の費用が掛かってきますが、収納スペースも増えるため利便性もUPと考えると、コストをかけてもいい部分なのではないか、とオススメする部分です。
④ 洗濯機
最後に洗濯機です。洗濯機は、冷蔵庫やレンジフードとは違い、LDK等のメインの場所にあるケースは少ないため、正直、そこまで見た目にこだわらなくても良いポイントです。ただ、最近は民泊なども増えてきて、家庭臭がしない民泊づくりのポイントとしては、ビルトイン型の洗濯機を使うという選択肢があります。
基本ビルトイン洗濯機は、日本メーカーでは販売していないため、海外メーカーを採用することになり、コストアップは必須です。設置条件等も厳しく条件があるため、どうしてもこだわりたい場合には、新築計画時から検討することをオススメします。
JPHERATSという代理店が、海外メーカーを取り扱っていますので、下記HPも参考にしてみてください。AEG(アーエーゲー)、Miele(ミーレ)、MAYTAG(メイタッグ)等のメーカー商品を見てみると良いと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
「見た目スッキリ!住宅設備の隠し方」は、いかがでしたでしょうか?
レンジフード・冷蔵庫・洗濯機、それぞれ一工夫は必要になりますが、どれかひとつでも取り入れるだけでも、今までとは違う空間づくりにつながっていきます。是非お試しください!
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