メガベンチャー新卒1年目で「社長」に抜擢。新規事業のスペシャリストが、MOLを選んだ理由——PdM・森正樹が語る、仕事観とMOLのこれから
こんにちは!株式会社Mobile Order Lab広報担当です。
今回はMobile Order Lab(以下、MOL)でプロダクトマネージャーを務める、森正樹のインタビューをお届けします。
京都大学で化学を専攻していた森は「事業を生み出したい」という思いから、新卒でサイバーエージェントに入社しました。そして入社後たった2ヶ月で、なんと同グループのジョイントベンチャーの社長に抜擢されることなります。
その後、AbemaTVの立ち上げなどを経て、新規事業コンサルタントとして活躍していた森がMOLにジョインしたのは、2021年のことでした。新規事業のスペシャリストとも言える森は、なぜMOLを選んだのでしょうか。
今回は、サイバーエージェント時代に森と共に働いた経験を持ち、現在は森と同じくMOLでPdMを務めている桒野元熙にも同席してもらい、「仲間から見た森」についても語ってもらいました(noteには桒野のインタビューも掲載しておりますので、ぜひそちらもご覧ください)。
入社2ヶ月目で「社長就任」。森が歩んで来た「異色のキャリア」
——まずは、森さんのご経歴について教えてください。
森:京都大学工学部を卒業した後、大学院に進んで無機化学の研究をしていました。ですので、大学の同期のほとんどはメーカーなどの研究職に就いていますね。具体的には、自動車メーカーで電気自動車に使用されるリチウムイオン電池の蓄電効率を上げる研究をしたり、化学メーカーでおむつなどに活用される吸水性ポリマーの開発などを手がけていたりといった感じです。
——森さんは新卒でサイバーエージェントに入社しましたよね。多くの方が研究職に進むような環境にいながら、なぜそのような選択をしたのでしょうか?
森:研究よりも事業を作りたいと思ったからです。大学時代から、一人で研究に没頭するだけではなく、他者とコラボレーションしながら、スピード感を持ってサービスをアウトプットし、社会からそのフィードバックを得てみたい、と思っていたんです。
——入社後はどのような業務を担当していましたか?
森:2013年に入社して、最初に配属されたのは社長室でした。そこでは新規事業の立ち上げを任されることになったのですが、入社して2ヶ月ほど経ったタイミングで、実業家の堀江貴文さんが経営する会社とサイバーエージェントがジョイントベンチャーを立ち上げることが決まり、その会社の社長に抜擢してもらいました。
なぜ自分だったのか明確な理由は分かりませんが、もしかしたら採用選考時点から「早い段階から事業に対して責任を負えるような仕事、できれば経営をやってみたい」と伝え続けていたのが要因かもしれません。
事業は伸びていたのですが、着任から2年半ほどが経ったタイミングで事業内容や組織構造を見直すことが決まり、僕も退任することになりました。
その後、2015年頃にテレビ朝日さんとのジョイントベンチャーとして立ち上げられた株式会社AbemaTVジョインし、サービスの立ち上げを担いました。具体的には、まずアプリ開発を担当し、その後映像技術を司る部門として、技術部の立ち上げを担当。テレビ朝日さんが持つ映像制作に関する知見を学ばせていただきながら、インターネット配信の基盤を整えていました。
入社前から独立を考えていたこともあり、2018年に退職したので、桒野さんと一緒に働いていたのは1年くらいですかね。
——サイバーエージェントを退職した後は、どのようなお仕事を手がけられていたのでしょうか?
森:その後はいろんな方に支えていただきながら、フリーランスとして新規事業のコンサルティングや、さまざまな企業の事業立ち上げをサポートをしていました。たとえば、動画・音声に関わる事業や決済プラットフォームなど、ドメイン問わず新規立ち上げや開発ディレクション、オペレーション構築のサポートなどです。MOLと出会ったのは、そういった仕事を始めたばかりの頃ですね。
事業づくりのスペシャリストが、MOLを選んだ理由
——では、2018年頃からMOLに携わっていたのですね。
森:そうですね。社員として入社したのは2021年4月なのですが、サイバーエージェントを退職してから約3年ほどは業務委託として参画していました。最初のうちは週に1〜2回打ち合わせに参加する程度で、あくまでアドバイザーのような立ち位置でしたが、少しずつ稼働量を増やしながら入社に至った、という流れです。
——フリーランスとしてさまざまな企業のコンサルティングを手がけられていたとのことでしたが、MOLへの入社を決めたのはなぜだったのでしょうか?
森:サイバーエージェントでたくさんの経験を積ませていただいたこともあって、コンサルタントとして多くの企業の力になれているという実感はありましたし、大きなやりがいも感じていました。一方で、少し物足りなさも感じていたんです。その物足りなさの裏側にあったのは、「自分自身でプロダクトをつくり、その価値を世に問いたい」という思いでした。
これはあくまでも当時の個人的な感覚なのですが、新規事業コンサルティングというのは、誰かがやりたいと思っていることを実現するためのお手伝いをする仕事で、身の丈以上の仕事ができていないと感じていたんです。「今の自分」では到底成し遂げられないような大きなチャレンジを繰り返し、事業を生み出すことによって社会にインパクトを残したいと思うようになりました。
そんなタイミングで、MOLがコロナ禍の中でも力強く成長し続けてる様子を見て、その成長を加速させることに寄与したいという思いが生まれたんです。それが、MOLに入社することを決めた最大の理由ですね。
それに元々、社長の肥田からはもっと会社に深く関わってほしいと打診されていたんです。当時のMOLにはすでに素晴らしいメンバーが揃っていましたし、飲食という領域には解決すべき課題が山積している。それは言い換えればポテンシャルがあるということですし、MOLでならば素晴らしい仲間と飲食業界を大きく変えるための事業をつくれるのではないかと思ったので、ジョインを決めました。入社してからの3年間で、やはり自分は仲間を集めながら、その仲間と共に事業をドライブし続けたかったのだなと気付きましたね。
——現在、MOLではどのような役割を担っているのでしょうか?
森:プロダクトづくりを円滑に進められるようにするための「潤滑剤」のような役回りですね。営業メンバーと一緒にクライアントを訪問することもありますし、エンジニアと共に開発を担当することもあります。かなり幅広く、組織内を横断しながら事業づくりに取り組んでいる状況ですね。
サイバーエージェントからMOLへ。軌跡を共にする桒野が語る、森正樹
——ここからは森さんのことをもっと深掘りすべく、桒野さんにもお話をうかがってみたいと思います。お二人が出会ったのはサイバーエージェント時代だと聞いていますが、どのタイミングだったのですか?
桒野:森がAbemaTVの技術部にいたときですね。当時、僕は学生アルバイトとしてAbemaTVで働いていたのですが、森が技術部から異動し、経営企画を担当することになったタイミングで引き抜いてもらったんです。そこから1年ほど仕事をさせてもらいました。
——桒野さんから見て、森さんはどんな方でしょうか?
桒野:一言でいうと「バランス感覚に優れている人」ですね。たとえば、ミーティングでは冒頭で場を和ませつつも、最終的には議論を事前に決めた着地点に持っていくことができる。論理と感情、あるいは剛柔をバランスよく使い分けながら、物事を進める力を持った人だなと思っていました。
その力はMOLでも発揮されていて、弊社のPdMはクライアントとMOLの開発チームの間に立ち、情報をスムーズに流通させる役割を担うことが多いのですが、その中でバランスを取りながらクライアントとも開発チームとも質の高いコミュニケーションをしてくれるので、業務が円滑に進みます。
エンジニアと開発手法について話したり、セールスからの要望の受け口になったりと、どのようなポジションのメンバーとも質の高いコミュニケーションが取れるので、みんなからの信頼も厚いです。
——桒野さんはサイバーエージェントとMOLで森さんと一緒にお仕事されているわけですが、森さんから学ぶことも多かったのではないでしょうか。
桒野:そうですね。さまざまなことを教えてもらっていますが、特に「要望や要求をはっきりと示すことの重要性」は、森から得た大きな学びですね。森は各メンバーに「こうしてほしい」という要望をしっかりと口に出すことで、それぞれのメンバーが働きやすい環境をつくっているように思っています。相手の強みを理解した上で、どういう動きを期待しているかを細かく伝えてくれるので、非常に動きやすいんですよね。
また、森自身が難しい課題解決に取り組むモチベーションが高いので、とても刺激を受けています。困難な課題に直面しても、それ自体を楽しみながら働いている先輩が身近にいることはとても刺激になりますし、自分も頑張らないとと思えますから。
——森さんは他者と協働する上で重視していることはありますか?
森:僕自身、苦手なことが多いタイプなんです。だからというわけではありませんが、「仕事は、得意なことを楽しみながらやるもの」という考え方を大切にしていて。苦手を克服することも大事ですが、やはり自分が得意なことで会社やクライアント、社会に貢献できる方が楽しいと思いますし、その方が自分のモチベーションも上がると思うんです。
だからこそ、これから仲間になってくれる人も含め、MOLの全メンバーの得手不得手を詳しく知っておきたいですし、みんなが「得意」を生かしながら経験を積むための後押しができる存在でありたいですね。
MOLが成長し続けるための戦略を描く
——働き方についてもお聞きしたいと思います。森さんはMOLのフルリモート勤務についてどのように考えていますか?
森:フルリモートのメリット/デメリットは、この数年で確実に認知されるようになったと思いますが、「リモートか出社か」という問いに「正解」はないと思います。リモートの方が生産性が上がる仕事もあれば、顔を突き合わせながら進めた方が生産性が上がる仕事もある。それは会社の規模や、仕事内容によって変わりますよね。
今のところMOLでは、リモートの方が成果が出る仕事が多いので、このワークスタイルを維持しつつ、生産性をさらに向上させる方法を模索している段階だと認識しています。
僕自身、出社して先輩たちと対面でコミュニケーションを取る中で育ててもらった感覚はありますし、全員がオフィスで働くことのメリットが存在することもよく知っているつもりです。これから事業が成長し、組織規模が拡大する中で「出社」という選択肢を取る可能性はありますし、「事業成長のためのワークスタイル」は、これからも模索していかなければならないと思っています。
——森さん自身は、今後MOLでどんなことにチャレンジしたいと考えていますか?
森:今はプロダクトの成長にコミットしていますが、今後はそこにとらわれず、「いかに会社を成長させるべきか」というより大きな問いに向き合っていきたいと思っています。事業成長には組織の拡大が不可欠なので、そこにも寄与していきたいと考えていますし、経営視点も包含した、より抽象度の高い課題を解決するために自分の価値を発揮していきたいですね。
以前所属していたサイバーエージェントには、完成された組織と文化がありました。もちろん、かなり自由度の高い会社ではありましたが、「基盤が整っており、ある程度決められた範囲の中で」活躍することが求められていたとも言えます。
一方でMOLは、昨年に3つのバリューや9つの行動指針こそ決まったものの、事業も組織もゼロベースで「あるべき姿」を描き、つくりあげていく必要があります。今後MOLが成長し続けるためのあらゆることを考えて実行していく難しさがありますが、そこにこそやりがいを感じます。
——それぞれ、MOLへのジョインを考えている人に伝えたいことはありますか?
森:MOLはまだまだ未完成の会社です。今の姿を疑うことを是としていて、「現在のプロダクト戦略は果たして妥当なのか」「組織の規模/体系はどうあるべきか」といったことを議論していますし、メンバーそれぞれが「会社の未来に貢献するためには、どのような価値を発揮すべきなのか」を問い続けています。
それがMOLのカルチャーでもあるし、そういった環境を楽しめる人に、ぜひ仲間になって欲しいですね。みんなで会社を変えながら、最適解を探し続けていきましょう!
桒野:僕は直近はPdMに加えてBizDevやマーケターのようなの役割も担っているのですが、職種にとらわれず事業状況に応じて自分の特性や強みを生かした働き方ができているのは会社に柔軟性があるからこそだと思います。それは裏を返せば「曖昧な部分が多い」ということですが、そういった曖昧さがあるからこそチャレンジできることも多いと思っています。
「こうあるべき」といった決まりがなく、自分の得意や強みを生かして働けるのはMOLの良いところだと感じているので、そういった環境を求めている人にとってはもってこいの会社だと思いますよ!
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