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日記:子供の嘘3 嘘の理由

前回の続きです。

翌朝、息子が私を起こしにきました。

子「昨日、正直に言うまで待っているって言われたから(、きた)。」

落ち着かない様子でした。

私「うん。言ったね。なあに。」

そう言うと、息子が話し始めました。

子「実は友達と一緒にゲームやる約束をして。」

子「その子と初めて一緒にゲームができると思って」

子「普通の時間だとオンラインで会えないかもしれないからって話になって、夜の時間にやろうよってなったんだ。」

子「パパに言ったら絶対ダメだって言われるから。」

私「言えなかったんだ?」

子「うん。」

 だからか。深夜1時にゲームをしてしまった理由を理解しました。どうやらそのお友達が土日に夜までゲームをすることがあるらしくて、その子と相談して、木曜の深夜1時に決行したということです。バカヤロウですよ。怒鳴ってしまいたくなる。でもこの自白した子を怒ってしまうと、また嘘をつくループに堕ちてしまう気がしました。頭を回転させ、言葉を絞り出しました。

私「ゲームは楽しいんだよ。どんどんやりたくなるようにできてる。大人もそう思う。」

子「うん。」

私「あなたはゲームが大好きだけどさ、朝まで遊んだら次の日何もできなくなるでしょう。」

子「うん。」

私「少し先の話をしようか。」

子「え?先って何?」

私「この先ね、あなたのゲームを禁止したいわけじゃないんだよ。約束した時間で自分で我慢できるようになって欲しいんだよ。」

子「うん。」

私「あと、パパのブロック設定をこっそり解除したよね。あれはダメだよ。」

子「もうしないよ。」目を擦って泣きました。

私「これから、どうしたら我慢できるようになるか、一緒に考えようよ。」

子「うん。」

そう言って終わりにしました。

私も必死でした。甘かったようにも思うし、それでもこわい顔をしていたかもしれない。この対応が合っているのか、分かりませんでした。

話を聞く前は、息子が深夜にゲームするくらいの依存症になってしまったのだろうか。私に平気で嘘をつくようになってしまったのだろうか。まだ可愛い小学生と見ていたので、ショックを受けてしまいました。

今はというと、この子の中にはお友達と遊びたいという理由があって、やってはいけないという罪悪感があって、まだ正直に謝れることが分かりました。ツッコミどころばかりだけど、話の筋は繋がっています。

 だから、私が昭和的にぶっ飛ばさなかったことは結果的に良かったのでしょうね。

 思春期の始まりかしら?大人になるにつれ、子はもっともっと思い通りにならなくなっていく。この先も精神を鍛えられるなあと思う今日この頃でした。






宿題をやったり、勉強をして、最後のご褒美で時間を決めてやれるようになれるといいよね。」






私「」



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