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山手線を "徒歩で" 一周した話

たぶん二度とやらない貴重な経験だから、noteに記録しておこうと思う。

今年最初のnote(『#今年やりたい10のこと』)で、山手線一周ウォークをやってみたいと書いていたんだけど、昨日2/10は「3連休初日、天気&気温、自分の予定」などいろんな好条件が重なったので、思い切って実行してみた!

あまりにも準備不足。でも、やってみないとわからないし、辛かったら途中でやめるのもありということにして、決行した。


準備(出発前)

実際にやろうと決めたのは木曜日(2/8)くらい。天候も大丈夫そうと判断。

格好はほぼ普段着。靴は歩きやすいけど普通のスニーカー。
持ち物はスマホ、財布、休憩時に読む本、モバイルバッテリー&充電器。
長距離ウォークに慣れてる人からすると、無謀且つ舐めてると思われてもしょうがないくらい軽装で実行した。

同じような格好で昨年山手線半周は達成してて、その時は21キロ、4時間くらい(途中休憩除く)のウォーキングだった。その時は筋肉痛にもならず、意外といけるなという感触を得てたので、今回の一周も同じような感覚だった。
一応、月間100km(10km×10回)程度はジムで走ってて、週に一度は2万歩以上歩いているくらいには運動しているから、体力は大丈夫かなと思ってた。

実施当日

当日の話は時系列で記録していく。

08:15 秋葉原駅(0km地点)

出発。
たぶん気温は10度を下回るくらい。日陰に立ってるとちょい寒く、歩くとちょうどいいくらいの気温。風もほぼなく、快晴。ウォーキング日和だなと思った。

途中までは昨年半周した時と同じコースを辿ることにした。
秋葉原駅から反時計回りに歩き始める。朝イチは人も少なく歩きやすい。

前回歩いた時はもう少し遅い時間のスタートだったので、アメ横がめちゃめちゃ混んでたけど、今回はまだお店も準備中。

上野を抜けると、日暮里とか西日暮里とか下町感のあるエリアに入る。このあたりを歩くのは結構楽しい。まだお店は空いてないけど、隠れ家感もあって、いつか普通に遊びに来たい。

駒込あたりから少し内側に入って、六義園の横を通過。
巣鴨も通過して、大塚駅あたりで一度目の休憩。

10:10 大塚駅(約10km地点)

順調に四分の一を通過。
電源も確保できるコメダ珈琲で休憩。まだモーニングの時間だったので、飲み物+トースト&あんペーストで自分も充電。
30分くらい休んで、ウォーキング再開。ここまでは順調。

ここから副都心ゾーン。街中に入り、人が増えて歩きにくくなる。

まずは池袋。サンシャイン側から駅前に抜けるようなコースを辿ることにある。インバウンドも多いし、買い物客もたくさん。年代も幅広い。

池袋を抜けると、目白、高田馬場と大学生っぽい人が多くなってくる。土曜だからサークルとかかな。
新大久保あたりに来ると、韓国料理の店が増えてきて、年齢層がさらに若くなる。自分が興味ないからこの方面にアンテナ張ってないけど、流行ってるんだろうなと思う。こういうのに気付くのも街歩きの良さであり、目的でもある。

12:00 新宿駅(約18km地点)

お昼休憩。
このあたりで12時頃だったので、お昼を取ることにする。
今回は「ずんどう屋 新宿歌舞伎町店」。トンコツが食べたかった。
長い距離を歩くときは、お昼にラーメンを食べることが多い。塩分補給にもなるし、短い時間でさっと食べられるのも良い。
ホストらしき人がラーメン食べながらお客さんに営業電話をしているのもまた歌舞伎町らしい感じ。

昼食をとったらウォーキング再開。
新宿駅は東口から南口にかけて抜けていくことになるけど、ここも人が多いエリア。インバウンドなのか、スーツケースを持っている人や大量の紙袋を抱えている人もチラホラ。日本でいっぱい消費していって。

新宿を抜けるとそこからは明治通りを南下していく形で大通り沿いを歩く。代々木付近はちょっと人が落ち着くが、その先にある原宿から渋谷にかけては一番歩きにくいところだと思う。ここは前回も同じ感じで混みまくってた。裏道で歩きやすいところがあると良いんだけど。

13:00 渋谷駅(約22km地点)

ここから未体験ゾーンに突入。
前回は渋谷までだったので、ここから先は自分の限界もわからない未知の世界。とりあえずこの時点ではまだ大丈夫そうだなという感覚だった。
まずは山手線最南端(?)の大崎を目指して引き続きウォーキング。

恵比寿の手前までは明治通りをひたすら歩く。
駅の手前から大通りをそれていったけど、歩くのは初めてだったので、このあたりからスマホの地図を多用し始める。
恵比寿~目黒~五反田あたりはほぼ線路沿いの道があったので、ほぼ迷わずに歩けた。恵比寿ガーデンプレイスも端っこを歩いて通過。

五反田を過ぎたあたりで、内側から外側へ。川があるので、たぶん外側のほうが線路沿いに歩きやすい。それにこだわらなければ内側のまま大崎に向かっても良かったかもしれない。

14:15 大崎駅(約29km地点)

体が悲鳴をあげ始める予感。
大崎駅近くのタリーズで休憩。充電も確保。休憩前はまだ大丈夫だなと思っていたけど、一旦座って、立ち上がった後あたりから足と腰にちょっと痛みを感じ始めた。
終わってから思うのは、ここで止めておくという選択肢もあったかもしれないということだった。

そして痛恨のミス。
線路沿いに歩いていたんだけど、JRの車両基地があって山手線ルートに戻るにはかなり遠回りしないといけないことに気づき、結局元来た道を少し引き返すことにした。たぶん往復1kmくらいのロス。

百反歩道橋を使って山手線ルートへ。
厳密にはまだ山手線の外側にいて、そこからしばらく歩き、第一京浜に出ることにした(ちょうど京急・新馬場駅あたり)。

そこから新橋あたりまでは第一京浜に沿って歩く。歩道もちゃんとあって、人もそんなに多くなく、歩きやすい。高輪ゲートウェイ駅付近は工事中だらけで、ここに新しい街ができるんだなとちょっとワクワクする気持ちも感じた。

新橋からは、大通りから線路沿いに戻って歩く。飲み屋街を抜け、残り数キロというところでゴールが見えつつあった。一方で、体は結構限界に近くて、特に左ひざと腰に結構ダメージを感じていた。

17:00 東京駅(約41km地点)

行くか退くか。
残り2キロほどであったが、大崎から休憩せずに歩き、足腰に限界を感じていたので再度東京駅のタリーズで休憩。この休憩を経て、体がかなりのダメージを自覚してしまう。休まずに一気に行った方がよかったかも。

かなり悩んだが、ここまで来て中断するのも悔しかったので、半分意地で歩き通すことにした。やってもやらなくても体のダメージが抜けるわけでもないし、止めることの後悔の方が大きい気がした。

外に出てみると、日が暮れていて少し肌寒い感じに。
最後は気力を振り絞りながら、神田を通過し、秋葉原駅の朝出発した地点に到着。トータル 7時間46分、43.5kmのウォークとなった。時速は約5.6km/hでかかった時間は想像していたよりも短かった。休憩や昼食も入れると約10時間。

振り返り

正直、満身創痍。
秋葉原から家にたどり着くのもしんどかったし、家に帰ってからは立つのもしんどいくらい体全体がバキバキだった。丸一日たった今も、左ひざと腰は痛い。幸いなことに足の裏にマメができたりはしなかったので、動くのに支障はないけど、今日は家でおとなしくしておくことにした。

意外と凸凹。
歩いてみてわかったのは、結構上り下りがあるということ。渋谷とか名前に"谷"が入ってるしね。序盤は良いけど、後半で上り坂や階段があるとなかなかしんどい。

多様性を感じた。
山手線内だけでも、下町も副都心も、住宅地も商業地も観光地も、いろんな面がある。街それぞれに特徴があり、そこにいる人たちも様々で非常に面白かった。行列の出来ている店を見て流行りを感じたり、有名な場所なのにあまり人いないのを感じたり、自分の目で見るって大事。

今回は一周することが目的だったから、ただひたすらに歩き続けたけど、次回はもう少し観光要素とか食べ歩き要素を加えて街歩きをしようかな。

距離的・体力的限界はある程度把握できた気がするので、そのうえで、次はどこを歩こうか考えたい。大宮駅-東京駅間や横浜駅-東京駅間が約30km、千葉駅-東京駅間が40km弱みたいなので、次はこういうところにチャレンジしてもいいかもしれない。

おまけ

Relieveというアプリで今回のウォーキングを記録していた。途中撮った写真と一緒に動画も作れて、面白い。


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