📚読書記録 2023年6月《9冊》
今月の読了は9冊。
購入した本:19冊、借りた本3冊。積ん読は+13冊か。
積ん読がなくなる日は来るのだろうか。
今月も過去の本屋大賞ノミネート作いくつか読了。しかも、好きな作家の作品を中心に読んだから、総じて読書満足の高い月だったなと思う。
本屋大賞関連はいつかまとめようと思うから、感想はそれ以外で抜粋。
今月読んだ本の感想抜粋
星くずの殺人(桃野雑派)
あらすじはこちら
気軽に宇宙旅行に行ける時代が来るのかな、というワクワクも感じられる設定。宇宙旅行行ってみたい。
そんな近未来の宇宙ホテルで起こる不可解殺人。いわゆるクローズドサークルである宇宙で首つりという方法はミステリ好きの興味を引くには十分。一応論理的な(技術的な)殺し方の説明はあったけど、正直ちゃんと理解できてないかも。小物も含めた伏線もちょこちょこあって、ミステリとしては楽しめた。
あまりにも脆弱なホテルインフラにツッコミどころはありつつ、一応の説明はつけられているのでぎりぎり許容範囲かな。犯人と動機は人によっては消化不良になりそう。まぁ、でも最後の一文で何もかも許せるくらい、読後感は軽くなった(笑)
独学の地図(荒木博行)
概要はこちら
ラーニングパレットの考え方も参考になったが、それ以上に、知識は属人的とか、事後的に気づく学びとか、「学び」に対するあれこれが非常に刺さる。地図を作るような学び方は、個人だけでなく組織にも当てはめられそうだなと思った。
これまで読んできた本がいくつか参考資料として出てきたりもしたけど、こうやって学びはつながってるんだなということも再確認できた。
学習テーマは時期によって変わる。自分の変遷を見ても面白そう。読書履歴からある程度追えそうな気もする。また、無駄のように見えて、事後的に意味が分かることもある、というのもよくある気がする。マンガからいろんなことが学べるというのはその類型かな。
気付きの多い良書だった。
僕の場所(隈研吾)
概要はこちら
建築の境界性の話から始まり、こだわり、反建築、など、場所にまつわるエピソードを通じて、隈研吾の哲学、原点に触れられる本。最後、隈研吾の建築には境界がない、と評される話に至るまで興味深い。
傘を組み合わせたドームは見てみたいと思った。どんな構造になっているんだろう。建築には詳しくないけど、いろんな建物を見に行ってみたいと思わせる力が隈研吾の作品にはあると思う。アオーレ長岡とか、太宰府のスタバとか、現地で見てみたい。
(おまけ)
角川武蔵野ミュージアムに行ってきた(その時に「僕の場所」を読んだ)。
意外とざわついているから、ゆっくり落ち着いて本を読む、という目的ならブックカフェとかの方が良いと思うけど、本に囲まれる至福な体験をしたい人はおススメ。図書館や本屋とは違う体験ができる。
23年6月に読んだ本まとめ
個別の感想はブクログにも投稿。
7月に読みたい本
宮沢賢治とか、夏目漱石とか、そういった名作もちょっとずつ読んでみようかなと思う今日この頃。カドブンのやつ、飾りたくなる感じで結構好きだから、このシリーズで読み進めようかな。
以上
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