マガジンのカバー画像

#本のある生活

49
主にビジネス書、小説(ミステリ多め)の書評📚 読書の幅を広げたいので、おススメあったら教えてほしいです♪
運営しているクリエイター

#読書感想文

《23年上半期》過去の本屋大賞ノミネート作品の読書記録

去年の秋くらいから、小説に対する読書熱が高まってきていて、いろんな作品を読んできた。その中でも過去の本屋大賞ノミネート作品は、自分では普段選ばない作家と出会う良いきっかけになっている。 この半年、読んできた本屋大賞ノミネート作品について振り返ってみる。 ちなみに、第20回(2023年)は全作品読んで感想も別記事にアップしているので、この記事の中では省略する。興味ある方は以下をご覧ください。 2023年1月から6月に読んだノミネート作品※掲載順は読んだ順番。ネタバレなし。

📚読書記録 2023年11月《8冊》

今月の読了は8冊。 購入した本:1冊、借りた本2冊。積ん読は▲5冊。本屋にあまり行けなかったことが奏功し、積読を少し減らせた。 今月読んだ本の感想抜粋逆転泥棒(藤崎翔) あらすじはこちら 前作「逆転美人」が話題になったから改題して「逆転」をタイトルに付けたのかと思ったけど、このタイトルでも問題ないストーリ展開だった。 物語は現代パートと回想パートに分かれて展開される。現代パートは刑務所から出てきたところから始まるが、終始なんとなく不穏な空気、違和感が付きまとう展開。一

📚読書記録 2023年10月《10冊》

今月の読了は10冊。 購入した本:13冊、借りた本2冊。積ん読は+5冊。ビジネス書をまとめて語りしたので、また積読が増えてしまった。 今月読んだ本の感想抜粋ロジカ・ドラマチカ(古野まほろ) 概要はこちら 個人的には結構好きな作品。「九マイルは遠すぎる」に代表される特定の言葉から推論を組み立てていくスタイルの小説。ほぼ会話で展開される構成のため、読む人を選ぶ気がする。好きな人は好きだし、苦手な人にはとっつきにくいと思う。 1つのワード、フレーズをそこまで突き詰めるのか、

📚読書記録 2023年9月《11冊》

今月の読了は11冊(うちKindle1冊)。 購入した本:2冊、借りた本3冊。積ん読は▲5冊。ついに積ん読を減らせた!本屋に行かなかったことが奏功したかな。 今月読んだ本の感想抜粋世界でいちばん透きとおった物語(杉井光) 概要はこちら 話題の一冊。紙でしか販売されてないことに意味がある物語。 ひとつひとつの章構成も、全体も短めで読みやすい作品だった。紙の本ならではの仕掛けがあるんだろうなと思いながら読み進めたけど、そういうことか!、と膝を打つアイデアだった。 伏線っ

📚読書記録 2023年8月《10冊》

今月の読了は10冊。 購入した本:6冊、借りた本5冊。積ん読は+1冊。 購入を減らそうと試みたけど、つい本屋に立ち寄ると買っちゃうんだよね。 本屋に行くことからやめなければダメな気がする。 今月読んだ本の感想抜粋瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。(荒木俊哉) 先月からのマイテーマの一つ「言語化」に関する一冊。 マザー・テレサの有名な言葉である「思考に気をつけなさい、それは言葉になるから」で始まるものに通じるところがあると思った。普段考えていることを意識して言語化し

📚読書記録 2023年7月《8冊》

今月の読了は8冊。 購入した本:10冊、借りた本4冊。積ん読は+6冊か。 減らないし、減らす気がないな(笑) 上半期(2023年1月~6月)に読んだ本屋大賞ノミネート作品の感想はべつでまとめました。ご興味あればご覧ください。やはり良い作品多い。 今月読んだ本の感想抜粋言語化力(三浦崇宏) いろんなヒントが詰まった本で、良い仕事のアウトプットは何か新しい始まりに繋がるもの、という考え方を得られた。大きなプロジェクトだろうと、日々の会議だろうと、少なくとも自分の中に何か残る

📚読書記録 2023年6月《9冊》

今月の読了は9冊。 購入した本:19冊、借りた本3冊。積ん読は+13冊か。 積ん読がなくなる日は来るのだろうか。 今月も過去の本屋大賞ノミネート作いくつか読了。しかも、好きな作家の作品を中心に読んだから、総じて読書満足の高い月だったなと思う。 本屋大賞関連はいつかまとめようと思うから、感想はそれ以外で抜粋。 今月読んだ本の感想抜粋星くずの殺人(桃野雑派) あらすじはこちら 気軽に宇宙旅行に行ける時代が来るのかな、というワクワクも感じられる設定。宇宙旅行行ってみたい。

📚読書記録 2023年5月《8冊》

今月の読了は8冊。 先月までの流れでの中で、過去の本屋大賞ノミネート作をちょっとずつ読み始めた。その年の代表作とも言える作品群だけあって、総じて平均点は高いなと思うし、自分の好みだけだと読まない作品にも出会えて有意義だと思う。 あと、思ったより積ん読は消化できなかったな。 今月読んだ本の感想抜粋傲慢と善良(辻村深月) あらすじはこちら 結婚という人生の大事に悩まされる心情をここまで言語化できるのかと驚かされた。いわゆる「ピンとくる」というのも言語化されてる。相手を思い

📚読書記録 2023年4月《8冊》

今月の読了は8冊。 上旬に2作品読んで、なんとか本屋大賞ノミネート作を全作品読めた。そのおかげで事前予想もできたし、大賞の発表をいつもよりわくわくしながら待てたと思う。毎年やるのはしんどいけど、読みやすそうな作品はなるべく読んでから発表を待とうかな。 今月読んだ本の感想抜粋前月同様に本屋大賞ノミネート作品以外の本から選定してみた。 クスノキの番人(東野圭吾) あらすじはこちら 大好きな東野圭吾作品の文庫最新作。クスノキを通じた想いの継承の物語。設定や人間関係の描き方

【ネタバレあり】2023年本屋大賞ノミネート 全作《本音》感想

4月12日の大賞発表前に、ノミネート10作品を読了したので、全作品について感想を書いて、順位予想をしてみた。 ただ、順位付けをしていく中でネタバレを書かずに、順位を出すということの難しさを感じたので、思い切ってネタバレしまくって本音で感想を書いてみた。これで順位の理由も遠慮なく書けるはず。 この記事はネタバレありです。個別の作品の感想だけ見たい方は、下の見出しから個別作品に飛んでください。感想の掲載順は読んだ順です。 【ネタバレあり】ノミネート全10作感想方舟/夕木春央

2023年本屋大賞ノミネート 全作感想

4月12日の大賞発表前に、ノミネート10作品を読了! 全作品について感想を書きつつ、最後に順位予想もしてみようと思う。 ネタバレはないけど、先入観を持ちたくない方は読了後に見るか、下の見出しから個別の感想に飛んでください。感想の掲載順は読んだ順です。 ノミネート全10作感想方舟/夕木春央 あらすじはこちら 爆弾/呉勝浩 あらすじはこちら #真相をお話しします/結城真一郎 あらすじはこちら <

📚読書記録 2023年3月《8冊》

3月は本屋大賞ノミネート作を中心に読もうかと思ったけど、読み慣れない分野だからか、立て続けだと読む気が起きず、合間に他の本も読みつつ消化。残り2作になったから、本屋大賞発表前に全作読み終わりたい。できれば予想もしてみたい。 今月読んだ本の感想抜粋前月同様に本屋大賞ノミネート作品以外の本から選定してみた。 新規事業の実践論(麻生要一) 仕事の関係で読んでみた本。新規事業に関わる前に読むのではなく、一度実際に新規事業に携わってから読んだ方が理解が深まる1冊。 社内起業はハ

📚読書記録 2023年2月《9冊》

今月は本屋大賞ノミネート作を読もうと思いつつ、他の本にも寄り道した感じ。ノミネート作は既読含めて5冊読み終わったから、3月中に残り5冊にも着手したい。 今月読んだ本の感想抜粋本屋大賞ノミネート作は別途まとめて感想書こうと思うので、それ以外の本を選定してみた。 ソーシャルX(伊藤大貴/伊佐治幸泰/梛野憲克) 本と同名企業の創業者らによる著書。いわゆる官民連携/公民連携による社会課題解決の新しい在り方について書かれていて、新しい時代の官民連携についてたくさんの気づきを与えて

📚読書記録 2023年1月《14冊》

今月は普段あまり読まないようなジャンルの本も結構読んでみていて、なかなかいろんな本を読めた気がする。 今月読んだ本の感想抜粋それぜんぶ企画になる。(長﨑周成) フワちゃんYou Toubeを創設した放送作家のエッセイ&仕事術。 放送作家が企画を考えるときの考え方や発想がメインテーマではあるが、「いい感じで」を言語化することが企画の採用率を高める話など、他の仕事や普段の生活においてヒントになる考え方もたくさんあって面白かった。 フワちゃんとの出会いはお互いにとって重要な出