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汚くて臭い台拭きなんてもう使わない未来

こうして一人暮らしの男の家の台拭きは汚くて臭くなるのであった。

男の一人暮らしというのは部屋が汚くなる。世間で言われている通説だと思ういますが、まさしくその通りだと思う。
例に漏れることなく私の家も汚かった。僕の家に泊まりに来た友達たちは「俺の家も汚いけど、お前の家ほどは汚くないわ」と毎回ドン引きされる始末。

そんな家事をほとんどしていなかった私の家なので、もちろん食事用のローテーブルも汚かった。
ただ、あまりにも汚かったので流石に綺麗にしようと思い、台拭きをコンビニで購入。そしてそれ水に濡らしてテーブルを拭いた。そしたら長いことテーブルを拭いていなかったのでごっそり汚れが取れた。

この体験が気持ちよかったので、翌日もテーブルを拭こうと思って台拭きを手に取った。しかし、その前の日に洗っ後、流しのところに放置していたので雑菌が繁殖していて臭くなっていた。

シンプルに臭くて触りたくなかったし、そもそも雑菌が繁殖した台拭きでテーブルを拭いても雑菌を広げるだけだなと思い結局その日はキッチンペーパーで汚れを取り、ティッシュを若干濡らしてテーブルを拭いた。

ここで思ったのは、

台拭きってずっと台拭きのままだな

ということ。

「台拭き 歴史」と調べても台拭きがいつ頃から使われているかわよくわからなかった。ただ、おそらくはずっと同じ材料、同じ用途で、そして令和を生きている僕と同じように平安時代の人も「この台拭き、いと臭し」と言っていたのだろう。

なのでこの「臭くて汚い台拭きを使ってテーブルを拭きたくない問題」の歴史を終わらせるアイディアを考えてみたいと思う。

現状の解決策

「台拭き 臭くならない」で調べて見るとこんな記事が出てきた。この人曰く下の台拭きを1ヶ月間毎日使ってみて、匂いをチェックしても本当に臭くならないという。

さらに実際にAmazonのレビューを見てみても、300件弱も評価されていて、しかも星も4.3以上と高評価。コメント欄を読んで
10数年使い続けている人がいる。どうやら銀イオンが雑菌が育つのを抑えていることが臭くならない要因らしい。

ただ、この台拭きはもちろん素晴らしいと思うが、あくまで台拭きである。
次は台拭きすらもう使わずにテーブルをきれいにする新たな方法を考えたい。

レベル1:もはや台拭きを使わない

そもそもなぜ台拭きを使うのかというと、テーブルをきれいにするため。逆に言えばテーブルさえきれいになればなんだっていいと言える。これを踏まえて以下が私のアイデア。

1つ目のアイデアはレーザー照射で汚れを取るというもの。昨今、立体的な芸術品、例えば彫刻や建築物などを洗浄する手法の一つとしてレーザー照射というものが使われるらしい。このレーザー照射でテーブル一面を照射して汚れを取る方法。
これは「汚れ きれいにする方法」で調べたときにさっきのレーザー照射の記事が出てきた時に思いついた。

2つ目にガソリンスタンドの洗車機みたいに自分でテーブルが表面を洗ってくれて、自動で表面を乾燥させてくれるというもの。意外と将来的にケルヒャーとかがこのアイデアを叶えてそうだなとは個人的に思う。
このアイデアはそのまま近くのガソリンスタンドで洗車されてる車から着想を得た。

3つ目は私達がご飯を食べるようにテーブルが汚れを食べてくれないかというもの。例えば人間にはなんの害もない菌を机の上に繁殖させておいて、机に汚れがついたらすぐさま菌がその汚れを食べてしまうというアイデア。机の上の汚れがどんどん消えていく様は面白そうだなと個人的に思う。
このアイデアはテレビでドクターフィッシュが足の垢を食べてる映像から着想を得た。

他にも台拭きを使わずにテーブルをきれいにするアイデアはいくらでもあると思う。
しかし、アイデアを考えてるうちに「そもそもテーブルを使う必要があるのか」という疑問が湧いてきた。なので、この疑問について考えていきたいと思う。

レベル2:もはやテーブルを使わない

そもそもなぜテーブルを使うのか。当たり前だが物を置くためである。逆に言えば物を置けたら何でもいいのである。これを踏まえて私はテーブルを風にしてしまえないかと思った。具体的には以下のようなもの。
まず、床にでっかい扇風機のような物を用意する。
次に、ものを置きたいときにその扇風機のスイッチをオンにする。そうすると、指定した高さ地点でテーブルぐらいの硬さになるような風圧の風が下から均一に吹いてきて、そこの風の上にものが置けるようになるというアイデア。
スイッチをオフにしたら、汚れをゴミ箱に、そして食器を指定した場所に自動で風が届けてくれる。
このアイデアは下から風が吹いてきて人が上へ飛んでいくアトラクションから着想を得た。

ここまで考えてみて、別の疑問が湧いてきた。

「そもそもテーブルに食事を置く必要があるのか?」

と言う疑問である。

レベル3:もはやどこにも置かない

そもそもなぜ食事をテーブルに置いておく必要があるのか。それは色々な食事を取りやすいようにするためである。逆に言えば色々な食事を取りやすくしておけば何でもいいということである。
では、食事をどこにも置かないとなるとどうなるのだろうか?
それを考えるためにそもそも置くというのはどのような行為なのかを調べてみた。そうすると以下のように定義されていた。

人や物をある位置・場所にとどめる。

Weblio 辞書

つまり、置くという行為はどこかに何かをとどめておくことである。逆に言えば、動いていれば置いてることにはならない。
これを踏まえると、一口大の食事が空中にふわふわと漂いながら浮いていて、スマホとかで次に何を食べたいかの司令を出したら自動で口元まで来て、口を開けたらそのまま口の中に入り込む。
こういうアイデアが食事をどこにも置かないとアイデアとして考えられる。
このアイデアはそもそも置くという定義を明確にした後、その逆ってなんだろうと考えたいことから思いついた。

もう一つは、これは厳密に言うと置いていることにはなるのだが、料理が置かれている皿と口がホースでつながっていて、司令を出すとその皿から直接口まで一口大の食事が届けられるというもの。
これは星新一のボッコちゃんという短編集の「行き届いた生活」というストーリーから着想を得た。


締め

以上が私の考えた汚くて臭い台拭きを使わない未来像である。
もしよければ皆さんのアイデアも聞かせていただければこれ幸い。

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