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入職後10ヶ月で転職した話①

今回は私が転職するに至るまでの話です。少し長くなるので、2部構成で書いていきたいと思います。

少し暗くなりますが、お付き合いください。

昨年の4月、大学を卒業し大学病院の看護師として働き始めました。
その頃新型コロナウイルスの流行が始まり、入職者の研修にも大きな影響がありました。

本来であれば看護師が行う手技(採血など)の練習を集合研修として学ぶのですが、大人数で集まることを避けるため、私の仕事は動画を見ることから始まりました。
職場に行っては、1日中大学の授業のような動画を見ていました。

その後はあれよあれよと仕事が始まり、十分な研修を受けないまま直接患者さんと関わるようになっていきました。(もちろん初めは先輩がついていてくれました。)

5月には夜勤が始まり、8月には日勤、夜勤共に独り立ちしていました。

十分な研修を受けないまま、その場その場で教わったことを実施していくという方法で学んでいったため、かなり不安がありました。

特に夜勤では看護師の人数が少ないため、ほとんどの業務を自分ひとりで行わなければなりません。
入職してまだ数ヶ月の自分が本当にちゃんとできているのか心配でしたし、自分のミスで人を殺してしまうのではないかとどんどん不安が大きくなっていきました。

そして悪夢のような秋が来ます。

8月終わり頃からイライラすることが増え、彼に当たることも多くなりました。自分でもコントロールできないイライラ感に本当に悩みました。楽しいデートなはずなのにモヤモヤが消えず、もしかして彼のことが好きじゃなくなったのかとも思っていました。

9月、2週間ほど夜勤が続き日勤がないというシフトがあり、徐々にいつ眠ったらいいのか分からなくなり、どんどん眠れなくなりました。

熱があってもカツ丼が食べたいというような私ですが、ご飯も食べたくなくなりました。とりあえず、サラダだけでも食べようと思い本当にちぎっただけのレタスをよく食べていました。なんとなく野菜を食べてれば大丈夫だと思っていたんですよね(笑)

そんな生活が続いて、人から痩せたと言われることが多くなりました。
久しぶりに体重を測ると、春と比較して8キロ程度体重が落ちていました。(痩せたことは嬉しい気もしたけれど、決して健康的ではなかったです)

この頃になると、よく仕事に行きたくないと彼にぼやき、泣くことも増えました。

10月中旬、駅を歩いていると息をするのがだんだん苦しくなって、自分で過呼吸だと認識した時にはどうすることもできなくなっていました。泣きながら彼に電話をして一緒に呼吸を落ち着けてもらいました。しばらくしても手足の震えが収まらず、仕事を休みました。
休んでしまった申し訳なさももちろんありましたが、「ああ、やっと休める」とすごく安心しました。

その日のうちに、病院行かなきゃ。と思い、心療内科に行きました。
ついた診断は主に夜勤に対する適応障害でした。そのまましばらく仕事を休職することが決まりました。

母に連絡すると、父と共に車で迎えにきてくれて、そこでやっと安心して久しぶりにぐっすり眠りました。


ここまでが、仕事を休職するまでの話です。
この後色々あって転職を決めるのですが、その話はまた今度。


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