気になったIT関連記事(2022年11月Pickup)

個人的に気なった記事を【要約】や【選定理由】付きで紹介します。

気になった記事

 今回は一つの記事だけですが、新たな気付きを得たのでPickupしました。

■Nearly one-third of the world's population does not have access to the internet.

(世界の約3分の1はインターネットへアクセス手段を持っていない。)

https://cybernews.com/tech/women-digital-darkness/

(記事ソース)Internet more affordable and widespread, but world’s poorest still shut off from online opportunities
(インターネットは手ごろになり拡大してきたが、依然として世界の貧しい人々はオンラインの機会から遮断されている)

https://www.itu.int/en/mediacentre/Pages/PR-2022-11-30-Facts-Figures-2022.aspx

【要約】
 国際電気通信連合(ITU)が発表したレポートで、次のことが示されている。
世界の約3分の1に当たる27億人が依然としてインターネットへのアクセス環境を有していない。
 
インターネット価格は手ごろになってきたが、低所得国にとってはまだまだ高価である。高所得国は9割以上が利用しているのに対して、低所得国は3割に満たない。
・低所得国ほど顕著なジェンダーギャップがある。
 
インターネットにアクセスできるのは男性69%に対して女性63%で、人口にして2億人以上の開きがある。特に低所得国はその傾向が顕著であり、男32%、女21%との調査結果であった。これは2019年から改善されていない。
インターネットユーザの数よりスマートフォン所持者の方が多い
 
世界全体でスマホ所持者は増加しており、10歳以上になると4分の3以上が所持している。その一方で、低所得国ではインターネットユーザの方がスマホ所持者より少ない。電話は使えるが、インターネット回線サービスは高価で手が届かないことを示していると思われる。

【選定理由】
 日本ではスマホ&インターネットの使用が当たり前になりつつあり、それを前提としたサービスや仕組みが展開されていく一方で、世界ではその土台にすら立てていない方が3分の1も存在する、この事実に衝撃を受けました。同じ世界でもここまで開きがあるとの認識は、多くの方が持ち合わせていなかったのではないでしょうか。今を知るきっかけにしていただきたいと思い、紹介させていただきました。
 対象とする年齢が見当たらなかったですが、先進国が9割という数字を見ると幼児等はその3分の1に含まれていないようです。



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