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万年D判定の108回薬剤師国家試験体験記⑫(最終回)

薬剤師国家試験を終えてみなさんに伝えたいこと

言葉足らずな点、至らない点あったかと思いますがここまでご覧頂き、誠にありがとうございました。

薬剤師国家試験を終えて感じたことを最後に伝えさせて下さい。

・勉強開始時期
早く始めるに越したことはないです。
遅くとも10月までには始めたほうが良いと思います。

・やること
戦う相手は試験委員が作成した問題です。
私のように漫然と青問を解き始めるのではなく、回数別で出題されやすい所をおさえてから青問などを解いていくと時間がない場合は効率的です。
また、難しい問題や奇をてらった問題はみんな解けません。
周りが確実にとってくる問題を解けるよう基本問題をしっかりおさえましょう

問題集は自分が使いやすいものを使うと良いと思います。
私は青問をメインに回数別を解いてきましたが、虹本でも、オレンジブックでも何でもいいです。それよりも何度も問題を解くことが大事だと考えます。

・模試
あくまで自分の理解度、成長度合いをはかるためのものなので、模試を受けまくる必要はないのかなと思います。
模試が良くても悪くても、奢らず、諦めずに国家試験2日目まで全力を尽くすことの方が大切です。
何度も言いますが、我々が戦う相手は予備校の先生の問題ではなく、国が作った問題なのです。

・予備校
国家試験のプロなので頼れる所はどんどん頼ったら良いと思います。
ただ授業受けっぱなしではなく、理解し復習し何度も何度もプリントを見直したり、問題を解き直すことで予備校を利用した甲斐があると考えます。

予備校はあくまでインプットの場です。
必死こいてどれだけ自分でアウトプットをしたかが合否の分け目だと考えます。

・自己採点
1日目の後自己採点するかは決めておいた方がいいです。
私はしないと決めていましたが、結局してしまいました。結果的には良い方向に転んだので良かったですが、決しておすすめしません。

・何点取ればいいのか
108回では合格点がこれまでの目安を大きく超える235点でした。
正直今後何点なら受かるという目安はないと思っておいた方がいいと思います。ただ、どれだけ悪くても模試で8000番以内ぐらいでないと厳しいと思うので模試で自分の立ち位置を確認する必要があると思います。
あとは当日とれる問題をとれるだけとっておくことです。

・国試受験まで必要なもの
体力精神力最後まで諦めない心)です。
2日間の試験はとても疲れるので普段から試験時間より2時間ほど多めに勉強すると本番でも疲労を抑えられると思います。
心も折れていいのです。ポッキーみたいに一度折れて元には戻れなくなるハートではなく、道路わきの柔らかいポールのように折れても起き上がってくるようなハートを持って下さい。

国試までの時間は長いようであっという間です。
中々点数が上がらない方もいらっしゃるかと思います。
途中立ち止まることはあるかもしれませんが、最後まで諦めないで走りぬいていってほしいと心から願っています

この記事をご覧頂いた皆様に幸あらんことを
もちこ


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